アイリッシュ・ミュージック/ケルト音楽初心者の皆様へのガイドライン

●アイルランドの文化全般に興味があるが、音楽については詳しくない。

●アイルランドの伝統音楽に興味がある。

●ポップス、ロックの方が、聴きやすいなー。

●ジャズをよく聴く。楽器がうまいのが好き。自分でも楽器を演奏する。

●癒し系?!希望

●北欧の音楽

●最後に


●アイルランドの文化全般に興味があるが、音楽は詳しくない。

アイルランドを旅行されたり、都内のアイリッシュパブなどで、その文化にふれたりして、アイリッシュ・ミュージックに興味を持った方は、多いと思います。かつ、普段はあまり音楽は聴いたことがない、という方も。そんな方におすすめは、値段も安く、わかりやすいメロディを中心にアレンジされたアラン・コレクション。「ヒーリング・ミュージック」では、庭の千草やダニー・ボーイなどの安心できる音楽が聞けます。そしてアイルランドの文化にふれたい方には「愛国歌集」や、ダブリンの街にちなんだ歌がたくさん集められた「ダブリンは素敵な街」もおすすめ。
ただしこのヘンの音源は、あくまで初心者向けであり、非常に聴きやすいのですが、お土産物屋のCD的な部分もありますのでご了承ください。

さてアイリッシュ・ミュージックとは、もともとアイルランドの農家のおじいさんやおばあさんたちが歌ったり、演奏したりしていた音楽ですが、それらを自分たちなりにアレンジして演奏している若いミュージシャンもたくさんいます。日本でも現在、奄美で育った歌手がチャートを賑わしたり、津軽三味線がロックバンドをバックに聴けるなど、多くの「新たな伝統」が生まれています。伝統とは生き続けるものであり、続いていかないと意味がありません。

そういった新しいプレイヤーの中でも、初心者にもわかりやすいのは、アコーディオンのシャロン・シャノン。農場で育ち、馬にのるのが大好き、という彼女の明るい性格そのままの音楽です。彼女がアイリッシュ・ミュージックにあたえた新しいイメージは、本当に絶大なものです。地元でもすごい人気のアーティストです。

もちろんアイルランドにも、ユーミンや中島みゆきに匹敵するようなポピュラー歌手もたくさんいます。メアリー・ブラックもその一人。日本ではエンヤが人気がありますが、彼女はあくまでワールドワイドなアーティストです。実際日本に入ってきているアイルランドの音楽は、UKや、アメリカのレコード会社の強力なマーケティングのもとに制作された作品がほとんどです。アイルランド自体は、人口400万たらずの小さな国ですから無理もありません。そんな中、メアリー・ブラックは、もう20年以上前から自分のレコード会社で自分のレコードを発表し地道に音楽活動を続けています。地元で人気のあるアーティストというのは、やはりTVをつければTVに出ていたり、コンサートをやっているようなアーティストが多いのは日本も同じだと思います。

その他にも基本的にレコードショップは楽器別に並べてみました。目的の楽器があれば、ここからセレクトしてみてください。
 

●アイルランドの伝統音楽に興味がある。

伝統音楽のコアな部分を知るためには、なんといっても、初期のクラナド、アルタンがおすすめ。アイルランド音楽の古い名盤は、トレジャーレコードのセクションで購入できます。ここで紹介する作品は、誰もがみとめる超名盤。ぜひ聴いてみてください。ただし録音は古いです。

マニアなアナログファンの皆様には、アナログのページもご用意しました。

新しいアーティストで一番聴きやすいのは、なんといってもシャロン・シャノンでしょうね。あとはホイッスルのギャーヴィン・ウェランも人気があります。

ガイドブックとしては、音楽の友社が発行しているディスクガイド本がお勧めです。このホームページでも販売しておりますので、どうぞご利用ください。
 

●ポップス、ロックの方が、聴きやすいなぁ。

という方には、まずはポピュラー系、女性アーティスト連がおすすめ。メアリー・ブラックは、優しい歌声で、あなたをつつんでくれるでしょう。大地の歌声系ではドロレス・ケーンがおすすめ。ナンシー・グリフィスが「ドロレスが地上にいる限り、私は自分を歌手とは呼べない」と絶賛した歌声です。ぜひ聴いてみてください。

ロックファンに、おすすめは、クオリティの高さでは、おそらく全ジャンルに存在する現在の女性アーティストの頂点といっても過言ではない、ロリーナ・マッケニット。カナダのアーティストで、かなりプログレチック。声に好き嫌いが分かれるところだと思いますが、ほんと、すばらしいです。

男性アーティストでは、ポール・ブレイディ。ソングライターとして、ボニー・レイットやフィル・コリンズもカバーしている、というすごい人。あのボブ・ディランも絶賛!という素晴らしいアーティスト。真のアイリッシュ魂を聞かせてくれます。ほんと、歌い回しから、歌詞からメロディから、どれをとっても超一流。ギターも超うまい。ほんとうにすごいアーティストです。

フォー・メン・アンド・ア・ドッグベスト盤は、ザ・バンドのリーヴォン・ヘルム・スタジオで制作されたもの。ロックファンにもぜひ聴いてほしい作品です。

また2005年からMUSIC PLANTでは、OAK TREE RECORDSというサブレーベルを始めました。ここではポール・ブレイディの他、グレン・ティルブルックやロビン・ヒッチコックといったアーティストも紹介しています。ぜひ一度ホームページをご覧下さい。
 

ジャズをよく聴く、楽器がうまいのが好き、自分でも楽器を演奏する。

ジャズ・ファンにも楽しんでいただけるプレイヤータイプの音楽は、たくさんあります。各楽器のアンサンブル等を楽しみたければ、このテです。まずはルナサ。フィドル、パイプ、フルート、ギター、それにウッドベースという編成で、一音たりとも聞き逃せないアンサンブルを聞かせてくれます。それからフォー・メン・アンド・ア・ドッグ。ブルーグラスのスピード感にも通じる、ものすごい演奏が楽しめます。あとダブル・フルートバンドのフルック、楽曲がイカすキャリコ、フルート奏者のマイケル・マクゴールドリックなども当ホームページで人気のあるアーティストです。

それからスイング・ジャズが好きな方におすすめは、天才アコーディオン・プレイヤー、デイヴィッド・マネリー。こんなにヴィヴィドで、爽やかでスイングするサウンドは、ほんと滅多にないです!! 天才デイヴ、とにかくおすすめ。

変拍子好きな方には、なんといっても「イーストウインド」がお勧め。リバーダンスの本当の原点がここにあります。これまた超名盤です。
 

●癒し系?!希望

いわゆるヒーリング向けのアイテムとしては、超一流なのが、アリィ・ベイン&フィル・カニンガム。美しいメロディ、多彩なアンレジ。どれをとっても超一流のインストメンタル・アルバムです。まるで映画のサントラのような美しい世界です。アップテンポの曲もコミカルで聴きやすい。

アコースティックなも歌のとしては、メアリー・ブラックの「ノー・フロンティアーズ」。聴いているだけで涙がでます。すごい名作。そして、その「ノー・フロンティアーズ」よりもアコースティックな「暗くなる前に」。ほんと名作です。

あと別の意味での癒し系という意味では、デジー・オハロランのCD。これははっきりいって聴く人、すべてを幸せにします。落ち込んでいる人、このCDを買って、一緒に歌うっきゃない。その他に、元気が出ると言う意味ではデイヴ・マネリーも最高です。
 

●北欧の音楽

THE MUSIC PLANTは、当初、ケルトだけのレーベルでしたが、ここ3年ほど北欧の音楽を紹介しはじめています。なのでよくレコード店、評論家の方ですら間違いますが、北欧はケルト圏ではありません。強いて言えば、スコットランドのシェットランドの文化(ケルト圏)は、かなり北欧に近いですが。でもスカンジナビア半島に残る様々なヴァイキングの遺跡やルーン文字などを見ていると、古代ケルトに通じるものも感じられますから、本当に不思議です。

スウェーデンのヴェーセンは、いろんな意味で、もう無条件でお勧めです。もっとも難しくてよく分らないというコメントもお客様からよくいただきますが(笑)ビデオが観られますので、よかったら、ぜひご覧になってご自分で判断してください。ふーん、このレーベルの担当者は、こういうのが好きなんだ、と思ってもらってかまいませーん。

 ●ジョセフィンズ・ワルツ(スローなワルツ。2コーラス目からのヴィオラに注目)
 ●スラング・ポルスカ(アップテンポのダンス曲。すごいです)
 

●最後に

自分はこんな音楽を捜しているんだという方がいらっしゃたら、ぜひお気軽にメールください。何せこれだけの仕事を一人でこなしておりますので、かなり多忙なレーベルではありますが、メールでのお問い合わせであれば、常時応じております。

あとよく勘違いされますが、あくまで当ホームページは、当レーベルのCDを売ったりコンサートのチケットを売ったりすることが目的で制作されています。個人の趣味のページではありません。ですので御紹介するアイテムには、多少なりともこちらの商売的意図があることをご理解ください。もっとも当レーベルほどレーベルオーナーが自分の好きなものしか紹介していないレーベルも珍しいと思いますが。

また、よく私が行く海外出張につれていってくれ!というメールもいただきますが、出張中はいろいろな商談、ネゴシエーション、駆け引き(笑)等、ございますので、同行は遠慮いただいております。もちろん企業の方のリクエストには、お答えしておりますが、その場合はそれなりのギャランティを頂戴いたしております。単に、アイリッシュ・ミュージックの話がしたいというだけの目的でのメールにはお答えできかねますので、ご了承ください。そういった目的のお客様は、ファンの人が集るコミュニティサイトや掲示板などをご利用するのが良いかと思われます。
 

2006年2月
THE MUSIC PLANT代表 
野崎洋子


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