FLOOK JAPAN TOUR 2006

いや〜、ほんと楽しかったフルック。実はこの来日公演は12月頭、ケルティック・クリスマスの前に計画されていたのでした。ところが予算の問題で話が流れてしまい、その後もう来日は諦めていたのですが、新作の音をきいて、いてもたってもいられず、急遽来日を決定しちゃいました。

ほんとこのクラスの来日ものは経済的にこちらも辛いけど、あれだけの演奏を聞けたと思えば、なんのその。ミュージシャンにもかなり無理をさせちゃうんですが、悪条件の中、来日してくれた彼等には本当に大感謝です。ほんとにほんとに素晴しかった! また来てね、フルック!

というわけでレポートです。



1月5日(木)

フルック、4年ぶりの来日。今回は全員エアーフランスでパリ経由。セーラとエドがロンドンから、ブライアンがダブリンから、ジョン・ジョーがマンチェスターからやってきました。エールフランスは2時間以上遅れて到着。みんな元気そうです。しっかしジョン、先日成田で見送ったばっかりなのに、なぜまた来る!?(笑)

到着するとさっそく車で都内へ。

ホテルに到着したのは、ちょうど昼の11時。部屋はあったんだけど、ここでチェックインすると宿泊費用にエクストラがかかるからと気をつかってくれるメンバー。私はいいよ、って言ったんですけど・・ほんと、フルックって皆なんて優しい人たち! 近所のベーカリーに朝ご飯を食べに行こうということになり、朝ご飯を食べにアンデルセンに。

ご飯をしたあと、一回部屋に戻って休み、午後3:30に集合。みんなでカメラ屋へ行こうという事に。集合すると、ブライアンは疲れたのでこのまま休みたいとのこと。エドはものすごく張り切っていたのにもかかわらずやはり疲れて挫折し、けっきょくセーラとジョン・ジョーをつれてまずはスターバックスでコーヒー。その後渋谷へ。渋谷で「前に滞在したエリアだ!」と大興奮の二人。写真を撮ってくれ、と言われて、はいポーズ。

ビックカメラでお買い物。二人はエンジニアのマークの分もふくめて三台のカメラを購入。

カメラを買ったあとは、ロフトが見たい、という事になり二人をつれてロフトへ。30分ほど解散し、また集合。ジョン・ジョーは、お友達に頼まれたビーズを買いたいと言う。セーラは靴が買いたい、というので、セーラにはシャロン・シャノンご用達の公演通りブーツ屋さんを紹介。私はジョンをつれて東急ハンズへ。こういう時、それぞれにプリペイド携帯を持たせてあるのが便利なんだよなー。

その後ふたたび東急ハンズに集合。セーラは「なんか良い靴がなかったわ。シャロンがなんであの店が好きかは分かるんだけど」とのこと。残念! 一方のジョンはご所望のビーズをみつけ、けっこう買い込んでました。その後、公演通りのワンコインショップをちょっとのぞき、2人をつれてタクシーでホテルに戻り、ジョン・ジョーだけをおろして、セーラと二人で外苑前のKinko'sへ。二人でメールチェック。私はブログをアップデート。ほんとはツアー中も毎日アップデートしたかったんだけど、なんだかんだで、結局ツアー中にアップデートする余裕はまったくなし。誰かラップトップを買ってくれー(涙)。

この日はみんなでインド料理を食べ、そのあと、マイクご用達のシャンペン・バーになだれこみ、なんだかんだで12時くらいにはお開きになりました。
 
 


1月6日(金)

行きたいところがあったらつれていってあげるよ、と言っていたのですが、皆は、私に遠慮したのかこの日は別行動でした。会場に早めに行くと、ギターを持ってウロウロするエドにばったり。エドはスターバックスに行く、といって、楽屋にギターをおいてスターバックスに行きました。私は会場の準備。そうこうしているうちにロビーピックアップの時間になったので皆を迎えにいくとセーラとブライアン。ジョン・ジョーは出遅れたというので、先にセーラとブライアンに会場にいってもらい、ジョンをつれて(でも15分遅れくらいかな)会場へ。サウンドチェックです。

右はブライアンのフルートの音をチェックしているセーラとジョン・ジョー。



サウンドチェックは念入りに90分くらいやってました。フルックとしては、6週間くらいまったくお互いの顔を見てなかったそうです。その間、ブライアンはキャリコのダーモットたちとレッド・ハット・バンドやってオーストリアにいたし、エドはバカ・ビヨンドの連中とエチオピアに行ってたし、その前にはルナサのオランダツアーにもギタリストとして同行してたし、ジョン・ジョーはご存じのとおりマイクと日本に来てたし、セーラはヨガのレッスンしてたし(笑)ってなわけで、それぞれバラバラたったんです。

そうそう、エドが他のメンバーに「ルナサのツアーであぁだった、こうだった」と話すのを聞いているのは、なかなか興味深かったです。ケヴィンがどんなにおもしろいか、とか、今、バンドで流行っているジョークとか。

バンドで流行っているジョークといえば、実は彼等は2001年に来日したとき、「ジョージとクリス」というジョークをやっていたのですが、これがくだらなくって、なぜかお互いを「ジョージ」「クリス」と呼び合うのです。その理由はあまりにも下らないんですけど、さかのぼること数年前にとある夫婦とフェスティバルで仲良くなったんですって。その夫婦が何かというとお互いの名前を呼び合うのを聞いていて、それがおもしろいと思ったメンバーは、その夫婦を真似しているうちに、身についちゃったみたい。何かというと「ジョージ、早くしなさい!」とか、「それは素晴しいよ、クリス」とか。そのジョークを2006年の今になっても、まだ続けているのには、爆笑しちゃいました。「まだ、そのジョージやってんの?」と言ったら、セーラは数日前にジョン・ジョーから電話もらって、電話で「セーラ」と呼び掛けられた時、もう5年以上、ジョージ、クリスと呼び合っているんで、ジョンが何かで怒っちゃったんじゃないかとびっくりしたわ、と言ってました。そのくらいバンド内では、ジョージとクリスが定着しているのです。

と、まぁ、くだらないといっちゃーくだらないんですが、ほんとにそういうくだらない事が楽しいというか。やっぱり私はバンドが圧倒的に好きだなぁ、と思いました。

ってなわけで、初日のコンサートです。サウンドチェックが終わり、会場が開場してコンサートが始まる前にエドが日本語の勉強をしたいというので、二人でハーゲンダッツにいって、日本語を練習しました。エドは私にケーキと紅茶をご馳走してくれました。あの日、かなりエドは日本語をステージでしゃべってましたけど、あれはこの数分の間にならったことです! ほんとエドって語学の天才。ブライアンがエドは3時間で日本語をならったんだ、って言ってましたけど、ほんとはもっとうんと短いんです! 20分くらいですよ、ホント。「次の曲は新しいアルバム、ヘイヴンからです。一曲目は〜の事です、2曲目はセーラが書きました」とか、スラスラ言えるんだから、すごいです。しばしの日本語レッスンのあと、エドはKinko'sにメールチェックに行きました。

そしてお客さんがたくさん入場してくださって、いよいよスタートです。

1st Set
Wrong Foot Forward
Mouse Jigs
Souther Creek
Gone Fishing
Asturian Way
Road to Errogie

2nd Set
Flutopia 
Padraig's
On one beautiful Day
Beehive
The Tortoise and the Hare
G D's

Encore
Granny
Trip to Herves



この日はバンドの10周年ということで、ケーキをあげちゃいました。バンドのウェッブサイトで見られる素晴しい手作りケーキに比べたら、私にはただ買ったもんですけど(笑)一応写真ケーキというやつで、オーダーメイドです。

しっかしこの日の演奏は素晴しかったです。特にジョン・ジョー。もう彼をみているだけで、楽しいの、なんの。ブライアンをじっと見つめる真剣な顔から、ブライアンの演奏に反応してニコっとわらって演奏にギアが入る様子とか。うれしそうにするのとか。もー、見ててあきません。そしてブライアン。もう天才ですね! あとやっぱりほんとバンドはいいな、って思います。みんながお互いの顔をニコニコ見合わせながら演奏しているところを見ているだけで、幸せな気持になります。

セットですが、完璧に新作「ヘイヴン」のセットで、収録曲は全部演奏。えらい、フルック。先月きたマイクなんか、新作から一曲もやらないどころか、新作の話すら出なかった、という(笑)。まぁ、そこがマイクらっしっちゃーマイクらしいんだけど、ほんと毎日のように一緒に演奏している仲良しフルックは違うなぁと思いました。

とはいえ、こういっちゃーなんですが、ファーストの「Flutopia」や、セカンド収録の「Granny」「Beehive」そして「Trip to Herves」の練られ具合は、ほんと最高でした。やっぱり長くやっている曲はちょっと違う。

というわけで、この日の打ち上げはベトナム料理屋さん。その後バーへなだれこみ、その後、エドとジョン・ジョーだけをつれてさらにバーになだれこみ(笑)、最終的には3時ごろお開きになりました。


上は楽しそうにお互いの写真を撮るメンバー。



1月7日(土)

この日は、みんなで朝ご飯を一緒に食べようということになっていて、11:00に再びアンデルセンに行きました。あそこのパンはほんとにおいしい。

上は楽しそうにホテルのロビーでお互いの写真を撮るメンバー。実はこのブライアンのカメラ、ハーフ&ハーフが出来ることになっていて、人の顔と同体を半分ずつ撮影しくっつけることができるんです。というわけで、ホテルのウェディングモデルとセーラとブライアンの顔、そしてテディベアとエド&ジョン・ジョーという異色の組み合わせが。この完成品の素晴しい爆笑写真はおそらくフルックのホームページに近いうちに掲載されることでしょう。しっかし、ほんと、みんな楽しい連中というか、ほんと仲良しですよねぇ。

さて、朝食の後は渋谷にいきたいというエドとブライアンをつれて渋谷へ。二人はビックカメラでカメラを物色。ブライアンはiPodグッズをしこたま買ってました。エドは2つのカメラに絞り込んだものの、どちらを買うか結論が出ず、最終的に今日はカタログをもらうだけもらって、明日名古屋にいったら、駅前のビックカメラでまた見てみようよ、という事になり、そうすることにしました。(しかし皆さん、東京より名古屋のビックカメラの方が安い、って知ってました?)

その後、ブライアンとエドをつれて、ロフトに行き、エドはここですっごく素敵な手作りウォッチを買ってました。この日は、ステージでもその時計をしていて、すっごくうれしそうでした。そうそう、ブライアンとエドは、めっちゃくちゃロマンチックな薔薇の絵のついたピンクのカードを買っているので、「あ、女の子に送るんだ! あ、もしかして私用? もーしわけないわね!」とからかうと、「おばあちゃんに買うんだよ」とエドは苦しい言い訳をしてました。実際エドは筆マメで、またもやポストカードを沢山だしてましたが、その中にほんとにおばあちゃんあてのポストカードもありました。

さてそんなこんなで、買い物をダッシュで終わらせるとインタビューへ。インタビューは、ジョンをぬかす3名全員でやります。私はセーラとエドだけかな、と思っていたので、ブライアンも来てくれてうれしかった。ジョンは、途中、私に電話してきたので「コーヒーだけでも飲みいく」と言ってたんですが、けっきょく取材には表れませんでした(笑)。インタビューをここで2本。そのうち1つはこのホームページ用のもので、白石和良さんが書いてくださいます。かなり詳細なインタビューになりましたので、お楽しみに。

取材が終わって、彼等はホテルに戻りましたが、エドがメールをチェックしたいというので、私もメールチェック。そしてお腹がすいたので、お蕎麦でもたべない?ということになり、お蕎麦屋さんで天ぷら蕎麦を食べたら、エドは「こんなにうまいものは始めてだ!」とめちゃくちゃ感動して、その後は何をいっても「天ぷら蕎麦が食べたい」というのでまいりました。

お蕎麦の後、エドはホテルに戻り、私は会場に入り、2日目がスタートです。2日目は、本当に満員のお客さんでうれしかったです。毎回このくらい入ってくれるとツアーもだいぶ楽なんだけど、マンダラのスライドパーセンテージ方式はほんとつらい! それは置いておいて(笑)この日のセットリストは、前日とほぼ同じしたが、アンコールでお客さんを歌わせようとして、失敗したGrannyは削除され、Sligo Reelをアンコールの一曲目に演奏しました。


しっかし、この日の演奏はほんとによかった。特にブライアン。神がかってました。ほんと「Trip to Herves」聞いてたら、泣きそうになっちゃった。

終演後は、今度はメキシカンに行こうということになり(つくづく日本食がダメな彼等)メキシカンに行きました。エドはひとりで天ぷら蕎麦を主張してましたが、ここはバンド。完全民主主義方式です。メキシカンの後は、もう一杯くらい飲むかなーと思ってたら、そのままお開きになり、翌日の名古屋に備えようということになりました。



1月8日(日)

というわけで、名古屋です。朝タクシー2台に便乗して東京駅へ。しかし荷物を持つのも何をするのも、ほんとに協力的な彼ら。特にブライアン。めっちゃ男らしい!! ほんとしみじみといい人です。

でもマイクとブライアンって同じフルート&ホイッスル吹きでも全然性格が違う。特にフルートの扱い方。ブライアンは赤いDJケース(そう、彼はマンチェスター・ユナイテッド・ファン/笑)のスポンジ部分を丁寧にフルート型にくりぬいたオーダーメイドのフルートケースに丁寧にフルートを並べて収納。

一方のマイクは、家の台所で盗んできたというティータオル(本人弁)にぐるぐるとフルートをまきこみ、それをリュックの中に投げ込むというパターン(笑)。当然、バックの中でフルート同志がぶつかりあう状態で、インタビューでは、そのフルートをおもむろにティータオルから出し、左ききフルートを見せてくれと言うクラシックのフルート雑誌の記者さんを青ざめさせてました。フルートをあんな風にあつかったら、クラッシックの世界では怒られるのだそうです。

新幹線の中では、エドとずっと話をしました。エドは北欧の音楽に興味がある、って言ってました。ヴェーセンのCD送ってあげよっと! フルックもけっこうフィンランドの曲やってますしね。ちなみに新作のOn one beautiful dayは、フィンランドのバンド、Friggの作品です。

名古屋につくと、毎度のごとく、今井さんがホームまで迎えにきてくださり、その後まずはエドご所望のビック・カメラへ。良かったね、エド。

そしてホテルにチェックイン。お腹がすいたね、ということになり、隣のカフェに、セーラ、ジョン・ジョーとエドと一緒に入る。どうでもいいけどこのツアー中、私は食欲爆発しまくり。食べても食べても、お腹がすく(笑)。その後サウンドチェック。今日はNHKの名古屋でのレクチャー付公演。サウンドチェックの後は、例によって例のごとく地下にあるバーへなだれこみ、ビールで景気づけ。

そして井川先生の簡単なレクチャーのあと、フルックの演奏。この日の演奏曲目は1部は東京と同じ。2部は、頭に簡単なインタビューコーナーがあり、その後再び演奏。Beehiveをアンコールに持ってきた他は東京と同じセットでした。

アンコールのとき、エドは自分の買った新しいカメラがためしてみたくなり「写真をとってくれ」ということになり、皆さんと一緒に写真をとることになりました。は〜い、皆さんスマイル! みんな楽しそう。

そして終演後は、NHK近所のイタリアンになだれこみ、食事。この日はもう一軒いこうかと言ってましたが、けっきょく隣のカフェがしまってしまったので、明日も早いし、もう寝ようということになりお開き。



1月9日(月)

朝6:30に全員モーニングコール。そして7:00にホテルを出て、今井さんの車で空港へ。

空港で彼等は親切にも朝ご飯をご馳走してくれました。エドは最後の天ぷら蕎麦(笑)。そして彼等は名古屋発エールフランスで再び帰国していきました。素晴しい音楽をありがとう。フルック、また来てね!!

Big thanks to Sarah,  Brian,  Ed and John Joe....please come back soon.
Thanks to Imai san and the team,  NHK Nagoya,  Ikawa sensei...
Photo by Yoko Nozaki

 


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