| 5月17日(木)
早朝始発の電車で羽田空港へ。羽田といえど、やっぱり空港は遠い。6:40の飛行機で関西空港に8時ちょい前に到着。到着後、国際線の到着ロビーへ。小巌さんと合流。20分ほど待っているとやってきました。彼ら。ちゃんとヒルパを連れているのが感動! どうでもいいけど、本当に荷物が少ない。ハーモニカバンドなので楽器が少ないのはそうとしても、すごすぎる。 実は私はこのバンドについてはここで初対面なのであった。通常これだけプッシュするバンドは事前に調査で見に行ったりするのが普通なんだけど、忙しくて全然行くことができず、けっきょく今日始めましてになってしまった。もっともそこここから素晴らしい評判を聞いていたので、ぜんぜん心配してなかったけどね。前にそんな風な展開だったのが実はハウホイ。ハウホイも成田で初めましてだった。でもって通常の業務連絡はマネージャーを通じているので事前にやりとりがあったのはベースのパシだけだけど、とってもいい感じだったので全く心配はしてなかった。思ったとおりのすごくいい人。 さてこんなに早く関空に到着し、このまま大阪に移動すると早くつきすぎてしまってホテルにチェックインできないということから、小巌さんがちょっとだけでも奈良の大仏でもみにいきませんかと提案してくれる。メンバーに疲れてないか、大丈夫かと聞いたらナイスアイディアだということになり、さっそく大仏へ。しかし到着してすぐこれだもの、ちょっと刺激が強すぎるかも? 到着するなりゲェーロの方はずっと写真を撮りっぱなし。
みんなすごく喜んで感激してくれる。
実は食事の場所は7:30に予約していた。私の作戦は彼らを7時に集合させておいて先にセットリスト(20日の武蔵野、21日の三井タワー)を作ってもらうことだ。伝統音楽系のミュージシャンにとってこの作業はけっこう大変な事が多い。アイリッシュなんて我が儘言い出して、絶対にセットリストを直前まで出してくれないのだけど、彼らはおりてくるなり自分からセットリストを書き出してくれた。なんていい人たち! ありがとう。このまじめ度はヴェーセンやハウホイに匹敵するかも。 その後近くの居酒屋さんへ。食事が運ばれるたびに撮影がはいって大変な騒ぎ。ハーモニーフィールズの寺田さんも合流し楽しい夜となりました。
5月18日(金) そんなわけで今日は大阪の本番日。しかし本当にこうやって大阪に来て思うのは、外周りや全体のしきりをハーモニーフィールズさんがやってくれるので私は本当に助かっている。私はアーティストの面倒だけみればいいだけなので、ある意味すごく楽だ。東京では優秀なアシスタントがいるといえど、すべてをやらないといけない。そういう意味では初日は東京以外であけるに限る。 昼12時集合ね、ということで、本当はおそばを打っているところを見せてあげたのだけど、ホテルの近くでは見つけられず、最終的にヨドバシの上の更科に行く。麻布十番にも店があるが、あそこのお蕎麦はおいしい。そこで天ぷら蕎麦と、おかめ蕎麦と、鴨南蕎麦を食べる。パシが「すぐ食べたい場合はゲェーロと同じ物を頼むといいんだよ」という。ゲェーロと違うものを頼むと撮影が終わるまで食べさせてもらえないからだ。
そしてさっそくサウンドチェック。会場はホテルから歩いて10分ほど。しかし一人ずつの音をチェックしたあと、せーのでみんな全員が一斉に演奏を始めるときのあのスリリングな感じが、ツアー中、一番すきだ。あのゾクゾクする感じ。あ〜やっと来てくれたんだな、という感じ。いや〜CDで聞くより素晴らしい! かつオフステージでは、ちょっとお宅っぽいヨウコ先生が、テキパキしているのには本当に感動。バンドの音楽的要はやっぱりヨーコ先生みたい。ラックをてきぱきと組み立てセッティングをし、時々先生っぽく上物メンバーに指示も飛ぶ。が、ご本人は「もうこの二人には教える事は何もないよ」と言うのだけど。 そして楽器を持つと人が変わっちゃうのがゲェーロ。真剣なまなざしでエーロの方を見つめる表情がすっごくいい。だいたいはエーロがメインメロディ、ゲェーロがセカンドメロディを行くんだけど、曲を覚えた後にゲェーロの音を聞いているのもなかなか面白い。(ヴェーセンにおけるミッケみたいなものか?) しかしゲェーロが面白いのは、バーとかで飲んでいて、みんなが真剣な話をし始めると、彼はカメラを取り出して撮影が始まるところ。撮影をすると意識がはっきりするような気がするのかも。あときっと真剣な話をしているみんなの表情もいいんだろうな、きっと。一度、私などは新幹線でひどい格好で寝ているところを撮影されてしまった。あの写真がスヴェングのホームページに載ったら結構笑える(笑)。シャッター音が聞こえていたのは気づいていたんだけど、あまりに疲れて起きれなかったのだ(笑)。 それはさておき、スヴェングのサウンドチェックが終わった後、さっそくみんなでオープニングの練習。しかしさすがハーモニーフィールズさん。今日は笙まで登場し、オープニングも2つある豪華な設定。普通この規模のライウハウス公演でここまで作りこまないよなぁ。ほんと何事にも手をぬかない小巌さんはすごいなぁ、と思う。
そんなわけで、さっそくオープニグ。まずは笙の演奏、つづいてはじめにきよしのピアニカ、そしてかなこちゃんのアコーディオンと重なりヨーコ先生とゲェーロが入って楽しい感じになりました。
いや〜すごかった。本当にすごかった。期待してたより全然良いので、本当にびっくりした。CDで聞くよりダイナミクスがあって本当に素晴らしかった。そしてなんといっても楽しい! 途中エーロとパシの二人でやるロシアン民謡の素晴らしい事!(エーロがハーモニカをひっくりかえして演奏するのが面白い)そしてヨーコ先生とゲェーロの二人も素晴らしい。そうそうあの曲でゲェーロがワンワン吠えるんだけど、あれゲェーロの特徴というか、時々本当に犬になっちゃう。例えばご飯を取り分けてあげると「ワン」とか言って喜んだり、パシがゲェーロの何かを取ろうとしたら「ダメ」というかわりに「ガルルルルル」と唸ったり。しかしゲェーロはご飯を食べるのも一番のろくって、いつも忘れ物とかしていて行動も遅いし、なんか生命力が弱い感じで、普段だったらあぁいう男の子って絶対に好きじゃないんだけど(私の好みは男らしくってかっこ良くって、なんでもはっきりしているエーロ)ゲェーロの場合は演奏がうまいからなんでも許せちゃう。本当に天才型のミュージシャンなんだよなぁ。 今度皆さんあの曲でゲェーロが吠えたら、笑ってやってください。あれは笑うところです。もっともテクニック的には相当難しいとは思うけど。
5月19日(土) さーて、いよいよ今日は東京です。朝、小巌さんが迎えに来てくれて、さっそく新大阪の駅へ。新大阪の駅には大学の後輩が住んでいるので奴を呼び出し荷物持ちをさせました。手伝ってくれてありがとう。助かりました。
会場ではいつも手伝ってくれるハンナが楽屋を作ってくれていて、私はステージをチェック。4時からサウンドチェックだよ、と伝えておいたら彼らは4:04ごろ到着。4分遅れて、ごめん、とパシが言ってくれる。あぁ、この感じが北欧だよなーーーっ。この前の週にきていた某バンドなんて無連絡15分遅れだもの。ま、それはそれで可愛いんだけどね。 サウンドチェックもテキパキと、この日はかなりスムーズ。いや〜、良かった。っていうか、ほんと仕事って段取りとキャスティングの勝負なんだよな。それが間違えなければ、ほとんど成功したといって間違いないんだけど。 そんなこんなで開場となり、この日はオープニングもなしで本番スタート。いやーーーっっ、前日よりさらによかった! お客さんのノリも良かったし、最高でした。
5月20日(日) 武蔵野スイングホール公演の日。すみません、この日はカメラを忘れてほとんど撮影してません。 この日の公演はとっくの昔にソールドアウト。昼くらいにホテルを出て電車で武蔵境へ。到着後、サウンドチェック。ここでもものすごくスムーズ。公演は45分の2セット。ここでも素晴らしい演奏を聴かせてくれました! 終了後、ホテルに戻りがてら「今日の夕飯はまだ何も予約してないけど、何か違うものが食べたくない?」ということで、韓国料理へ。実は彼ら辛いものが大好き。その韓国料理屋ははじめていった所だったのですが、まぁまぁ。最初韓国のへんなポップスが大音量で流れていて、どうかなーと思ったんだけどね。彼らはこんなうまいもんは食べたことがない、とえらい感動してくれたのだけど、私が普段行くところはもっとうまいということで次回は職安通りに挑戦することに。しかし焼き肉とかをやいてあげていると、彼らが自分のお皿の上にサンキュを広げて待っているのがとっても可愛い(笑)。ほんと、いいよなぁ! ご飯を食べ終わってもさすがに昼の公演だったので、まだ夜は早い。もっと飲もうということになりバーへ。今日は5軒はしごするぞーと息まくも、けっきょく3軒で挫折。でも楽しかったなぁ。それでもちゃんと私は電車に乗って帰宅。
5月21日(月) この日は三井タワーのロビーコンサート。無料コンサートは告知の仕方が非常に難しい。あまり先に発表すると本公演のチケットが売れなくなってしまう。そうなると本末転倒だから。 もっともここのコンサートはレギュラーのお客でいつもいっぱいになっちゃうんだけどね。いずれにしても彼らはこの日は夕方4時までオフ。なので、お昼はお寿司を食べにつれていってあげるよ、ということになり、お寿司を食べに表参道へ。パシだけは疲れたそうで部屋で休憩。しかしみんなよく食べる!そしてもちろんオリエンタルバザールとキディランドにも行きましたよ。オリエンタルバザールでヨウコ先生は料理の本を、キディランドでエーロは子供にミニカーを、そしてゲェーロはジブリのコーナーに釘付け。トトロのぬいぐるみとそれに付随する小さい白いキャラクター(名前はなんとかって言ってましたが、私はわかりませんでした)のぬいぐるみを2体買ってました。
終了後は「おだいどこやなぎ」が近所なのでそこで打ち上げを企画していました。タクシー2台で移動し、八重洲へ。そこで本当においしいご飯を食べました。いや〜やなぎのマスター、おかみさん、本当にありがとうございました。彼らもこのホスピタリティが分かったらしく、とっても感動してくれて、なんとハーモニカを取り出し1曲吹いてくれました。なんてなんて素敵な人たち。本当に私はこんな素晴らしいミュージシャンと出会えてラッキーだったと思います。
さてこのバーで一杯目を飲んでいたらすでに終電の時間が。まだ走れば間に合ったんだけど、怠慢してタクシー乗っちゃった。彼らはといえば、私が支払いだけをすませていった2杯めを終えたあと、なんとピアノバーに行ってピアノを弾き、歌ったそうです?! 詳細はまた明日。
5月22日(火) 今日はメンバーは基本的にオフです。本当は観光とか手伝ってあげたかったのですが、私も仕事がたまりまくっているのと、ブーがすでに来日しているのもあって彼らにつきあうことができませんでした。 でもここ数日の訓練あって、彼らは電車に自分で乗れるようなった様子。エーロは、マッサージを受けたといってました。そしてエーロとヨーコ先生でお茶の水のハーモニカ専門店に行き、スズキのハーモニカを山ほど購入した様子です。パシは渋谷をうろうろしているところを、ライターの五十嵐さんに発見されたようで、どうやら1日それぞれのフリータイムを楽しんだ様子。 彼らになんとか夕飯だけでもご馳走してあげたかったので、遅くなっちゃうけど9時半ごろ彼らのホテルにいけると思う、と言っておいたのですが、エディのコンサートは結構延びて、アンコール前に9時半に。タイ料理に行こうと言っていたので、レストランに電話してテーブルを予約。さらに彼らに貸してある携帯に電話してレストランへ誘導。なんとか彼らだけで先にご飯を食べてくれるように言いました。こんなことなら、早くからそんなアレンジにしておいて上げれば良かったんだけど。 最終的に私が駆けつけた時は10:30すぎていたのですが、なんとか到着して再びオーダーを追加してデザートまで食べておいしかったです。 その後、昨晩私が帰ったあとにおこった話を彼らから聞き、「えーーー、いいなぁ、いいなぁ、そこへ行こう!」と私が熱心に言うと彼らは相当疲れていたにもかかわらず、そのピアノバーへ連れて行ってくれました。そこでゲェーロがめちゃくちゃ独創的なビートルズの「ヘルプ」をピアノで弾き、その後、そのままゲェーロのピアノ演奏でヨーコ先生がハーモニカを吹きました。あのトランペットライクな音が聞こえる静かな曲です。そして最後にエーロがフィンランドのジプシーの子守り歌だという歌をゲェーロのピアノで歌ってくれました。なぜかフィンランドの歌がホーメイに変化していくのが面白かった。ほんとうに幸せな空間でした。このままこの幸せの中で死にたい〜っと思いましたが、まぁそういうわけにもいかず、また彼らも私も明日の戦いのためにがんばらねばいけません。実は彼らはすでに来年の来日が決定しています。今回こんな風に来てくれた彼らに感謝するためにも、次の来日こそ、もう少しなんとかしないといけません。
5月23日(水) ![]()
というわけで朝7:30にホテル集合です。早いよー。で、渋谷駅までタクシーで出て、そこでコーヒーを買って成田エクスプレスに乗り込みました。 90分ほどで成田に到着。 ![]() ![]()
ターミナルへ到着し、チェックインし(チェックインも、まー、スムーズ。荷物も少ないからなぁ)、その後彼らはなごりおしそうに搭乗口に向かいましたが(あんな風になごりおしそうだったのは初来日のブーに匹敵するかも。ちょっと可愛かったですよ)、「帰ってこないでよね」と冗談で私が言ったにもかかわらずゲェーロがセキュリティのところから血相を変えて戻ってきました。で、言うには、プラスティックバックを忘れた、と。今、飛行機は液体類はプラスティックバックに入れないといけないのですが、それを忘れたらしいのです。さすが、ゲェーロ。永遠の天然ちゃんだと思いました。で、今、プラスティックバックは無料じゃ配っていないそうで、仕方ないので私は近くの薬局に買いに走りました(笑)。で、やっと無事にみんなゲイトに消えていきました。 スヴェング、お疲れさん! またすぐ会おうね! Thanks to Harmony Fields, Musashino Cultural Foundation,
Arion Edo Foundation , Mitsui Tower.
Special Thanks to Eero, Geero, Jouko and Pasi. And their wonderful manager Katja. |