ヴェーセン「ライヴ・イン・ジャパン」CD+ボーナスDVD
MPKM024 KORUNA MUSIC
定価 ¥2,730/税抜定価 ¥2,600
ヴェーセンの新作が届けられました!
なんと、なんと、なんと、今年1月の東京でのライヴを収録した「ライヴ・イン・ジャパン」の登場です。
東京の3日間のライヴをすべて収録し、ベストな録音を集めました。
ほとんど一晩分を忠実に再現。64分収録、17曲のロング時間収録。そして2曲の映像を収録したDVD付です。
はっきりいって、これは自分が理想とする音楽の最高峰だと思っています。
いや、ほんとに、この世で一番すごいアルバムを作ってしまいました!!! かなりやばいです。
異常なまでに高い演奏技術と、鉄壁のアンサンブル、そしてロックのスピリットを持った私の理想のバンド、
それがヴェーセンです。
私がもし楽器がすごく上手で音楽の才能があったら、まさにこれと同じバンドを作ります。彼等はそのくらいかっこいい!
でも、ヴェーセンのスタジオ盤は、どうもどれもライヴでの彼等の良さを伝えていないような気がして、不満だったんですよ。
今まで出ているライヴアルバムは2枚あるんですけど、1枚はラジオの公録で演奏もまだまだだし、もう1枚はカルテッドの演奏で、
かつアメリカツアーの赤字補填のためにやっつけレコーディングのような感じで、パーカッションはよく録れているけど、
弦類の立ちが今いちだったし。全然、彼らの魅力を充分に収録していなかったのでした。
が、今回は違います。ライヴでの彼等のすごさを収録することに成功しました。
どのトラックも息をのむ演奏。特にギターのカッコよさは、今までの録音の中では最高です。
特に今回は高音部をクリアに捕らえることに成功しました。
「へえー、野崎って、こういう音楽が好きなんだ」と思ってもらってかまいませーん。
これがわからない人は、もうわからなくて結構!
とにかくすごいアルバムなんです!
THE MUSIC PLANT 野崎
1. Bjorkbergspolskan
前作キードアップの1曲目だが、スタジオ盤より100倍かっこいい。ギターがヒートアップするところなど感涙もの! この音の厚みはなんだ!!?
2. Hasse A's 完璧!!!
3. Appalachen (Appalachian) ウルトラC!!
4. Pedalpolska ヴェーセン初期の代表曲。これまた涙がでるほどカッコよい。
5. Fallandepolskan (The Falling Polska) なんて美しいメロディ。
6. Calles vals なんて泣けるメロディ。とってもスイートなワルツ
7. Glada Polkan (The Happy Polska)
これぞ驚異の変型ポルスカ。超変拍子+拍子がイーヴンじゃないから絶対に数えられないウルトラX!
8. Flippen (The Flip) 速いーーーーー。めちゃ速い。
9. Slangpolska efter Byss-Calle 楽しい。めちゃ楽しい。
10. Polska pa oervaningen (Polska Upstairs)
これもまたスタジオ盤よりかっこよし。
11. Bromanders 100-ars polska (Bromander's 100-Year Polska)
再びスタジオ盤よりかっこよい。
12. Vilse i Betlandet (Lost in the Sugar Beet Field)
これ、すごいよー、すごいよー、すごいよー。ギターが入ってくるところなど鳥肌もの!
13. Nipponpolka すごすぎ!
14. Spelmansfallan (Fiddler's Trap)
ライターの茂木さんが自分のお葬式に使ってほしいといっていた。
15. Lille Vilgot (Little Vilgot) めっちゃ和みの極地。可愛い曲。
16. Byggnan (The Building)
これもヴェーセン初期の代表作。まるでオーケストラを聞いているような重厚度!
17. Kapten Kapsyl (Captain Bottle Top)
カルテッド時代の代表曲をトリオで演奏。はっきり言ってすごいです。あまりにすご過ぎて声もでません!!
1. En Timme i Ungern (One Hour in Hungary)
こんな叙情的な曲を演奏してもカッコいいのがヴェーセンの魅力の一つ。涙がちょちょギレます。私が一番ヴェーセンで好きな曲です。
2. Hejsmanspolketter (Hejsman Polkas)
もう何も言うことありません。超カッコいい。
Recorded live at Minami Aoyama Mandala, Tokyo, Japan on
28th, 29th and 30th January 2005
Engineered by Tameharu Endo, Akira Hiranaka, Hiroshi Sudo
Mixed and Mastered by Martin Igelstrom, Olov Johansson and Roger Tallroth
at Studio Strandgatan in May 2005
DVD
1. En Timme i Ungern (One Hour in Hungary) Marin/Tallroth
2. Hejsmanspolketter (Hejsman Polkas) Traditional
Recorded live at Minami Aoyama Mandala, Tokyo, Japan on
30th January 2005
Video Shooting by Cine Work
Cameras by Yoshimasa Matsuo, Yasuyuki Tezuka, Takahisa
Kobayashi, Eiji Takaki
Video Editing & Direction by Eiji Takaki, assisted
by Lari Shintaro Nakayama
Produced by Vasen
Photographs by Shigeru Suzuki
Design and Art work by Sonomi Shibazama
Thanks to Maggan, Monica, Stina, and Robert Simonds
Executive Producer : Yoko Nozaki
ミカエル・マリーン(ヴィオラ、フィドル)
ローゲル・タルロート(ギター)
とはいえ、これまでにもヴェーセンは2枚のライヴ盤を発表してきた。96年の『Levande
Vasen』、そして00年の『Live at the Nordic Roots Festival』である。ただし、後者はパーカッションを加えたカルテットとしての演奏であり、本作との直接的な比較はあまり意味をなさない。それでは、トリオでの演奏が収められた前者を本作の魁(さきがけ)として位置づけるのかと問われれば、それにもぼくは抵抗がある。九年まえに録音された『Levande』は、伝統音楽をユニークな編曲で聴かせるバンドから自作曲中心のバンドへと変容しはじめたころのヴェーセンを記録した作品にほかならず、音楽的内容は充実しまくっているにせよ、過渡的な印象を禁じ得ないからだ。実際、『Levande』に収録された〈Pedalpolska〉を本作の[4]と聴き比べると、ヴィオラとギターの動きが激変しているのに誰もが驚愕するだろう。
以前から、ヴェーセンのライヴは同じ曲を演奏しても常に微妙な変化が加わることで有名だった。今回の来日公演では、当然のことながら最新作『キード・アップ』からの曲が主力となったのだが、本作を聴けばおわかりのとおり、発表して数カ月しか経っていない『キード・アップ』の各曲ですら、すでに編曲の細部が微妙に変えられている。[1]のギターとヴィオラの動きや、スタジオ盤より速度の増した[3]などを例として挙げておこう。もっと古い曲に至ってはやりたい放題。たとえば、カルテット時代の看板曲といっても過言ではない[17]を、本作でのかれらはもちろん三人だけで処理しているのだが、このトラック、カルテット時代よりもいっそう過激さを増していないだろうか。フィンランドのJPPが『String
Tease』でカバーした[9]のエンディングも、ここまでやるかい、と突っ込みたくなるほどの遊びぶりだ。
ライヴは一期一会。つい忘れられがちなこの真実を、ヴェーセンは強烈に体現しているし、そんなかれらを本作は余すところなく捉えた。ファンに媚びず、自分たちの過去にも拘泥せず、ヴェーセンの三名はひとつの有機体と化し、泰然と前進をつづけている。
最後に、録音のよさも特筆しておく。ローゲルの超特殊な12弦ギターの高音側3コースをここまでクリアに捉えたのは、恐らく今回が初めてだろうし、ウーロフのニッケルハルパとミッケのヴィオラがどっしり重なっても、滲みや濁りは一切感じられない。そして、文字どおり息を詰め、ヴェーセンの音楽に没入している観客たちから立ち昇る緊張と静寂――。
この空気を自分も呼吸していたことを、ぼくは心から嬉しく思う。
2005年6月 茂木 健
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