ルナサ 2000年3月JAPAN TOURレポート

実はルナサを来日させよう、という動きはこのツアーの実現にいたるまでに今まで2回ありました。1回めはオーストラリアへ行くツアーの途中、日本によれるかも、という話が持ち上がりました。それがちょうどファーストアルバム「ルナサ」が発売された直後、98年の前半の話です。その後、実は昨年もそういった動きがあったものの、結局は実現にいたりませんでした。そしてやっと今回の来日実現にこぎつけたストーリーは、本当に涙あり笑いありの超ロング・ドキュメンタリーになるわけですが、そういった話はさておき、なにはともあれ実際のツアーレポートを書きたいと思います。また後日思い出したエピソードなどがあれば順次掲載していきたいと思いますし、また皆さんからのライヴレポートなどもお待ちしていますので、ぜひこちらまでメールください。

まずは別途掲載のミュージックプラント出張レポートではお話できなかったのですが、昨年11月ロンドンに彼等のライブを見に行った時、すでに彼等の来日は決定していたのです。ちなみにこの写真はビザ申請の書類を書くメンバー。


Lunasa writing visa applications in London/Nov 1999/photo by YN

まるで皆で宿題をやっている中学生のようです。ケヴィンは、とっとと手際よく申請書に書き込むショーンの書類をのぞきこみながら「どれどれ、最初の答えは“ショーン”だな!」(最初の欄はファーストネームを書く枠になっている)などとジョークを飛ばしながら大変な騒ぎ。一方のドナは「あ、間違えた」「あ、まただ」と何度も訂正するので用紙がグチャグチャになってしまいこれまた大騒ぎ。本当に申請書一つを書くのも、ヤイのヤイのとなぜか大騒ぎになってしまうのが男の子バンドというか、なんというか・・・。そんなこんなで怒濤の3月ツアーが決定したのでした。



3月12日(日)
まずは表参道でのセント・パトリック・デイのパレードでツアーのちらしをまいた後、いよいよ香港からJAL732便で到着するルナサを出迎えに成田空港へ。トレヴァーの妹さんで日本で仕事をなさっているローナさんと一緒に到着出口で待っていると、飛行機が到着してから約1時間後、まず出てきたのがフィドルのショーン。続いてパイプのキリアン、ギターのドナ、フルートのケヴィン、ベースのトレヴァー、それにエンジニアのエドが加わって一行到着となりました。よかったぁ〜! 分かっていることとはいえ、皆の無事な顔をみると本当に安心します。彼等はルナサの本国のホームページにあるように5週間におよぶアメリカツアーを終えて西海岸から香港へ。香港で決っている2公演の間に日本という移動でした。そんな大変なハードスケジュールの中、それでも一行はとても元気で、みんなでギャイギャイ騒ぎながら用意されたヴァンに乗り込み都内のホテルに到着。プランクトンの皆さんと合流しホテルの近くの居酒屋で乾杯。夜遅い時間にもかかわらずライターの白石和良さんが駆け付けてくださり、また全員にプレゼントまでご用意していただき、メンバー一行すごく喜んでいました。明日も早いということで、この日は早々に切り上げましたが、最初の夜から盛り上がって、みんな日本に来れてとてもうれしそうでした。

そうそう、実はずいぶん前からショーンに「ドナは魚介類が苦手で、匂いをかぐと気持ち悪くなっちゃうから」ということを聞かされており(またその後追い討ちをかけるように香港でルナサの仕事をしているスタッフからも同じ内容のメールが入った)、居酒屋は大丈夫かなーとちょっと心配でした。ところが居酒屋に入る階段のところにいきなり、いきなり魚の頭がガーンと生々しくディスプレイされたお刺身の盛り合わせの巨大なポスターが貼ってあったので、思わずポスターを背中でかくしながら焦ってしまいましたが、ドナはとくに気にせず、居酒屋のいろんなメニューを試してみながら「香港では何も食べれなかったけど日本の食べ物はすごくおいしい」といってよろこんでいました。皆、日本の居酒屋は始めてらしかったのですが、全員楽しそうに食事をしていました。
 

3月13日(月)Nagoya TOKUZO

朝9時の新幹線に乗りこの日の公演が行われる名古屋へ。

Lunasa at TOKYO Station/Photo by YN

新幹線は停車時間が少ないので荷物が多いと途中の停車駅で荷物を降ろす時に本当に大変です。でもみんな協力的で事情を話すと名古屋に到着する前に全員荷物をもって、サッとドアの前に待機してくれていたし、電車がホームにすべりこむとホームには今井さんをはじめとする現地のスタッフの方が5人も待っていてくださり、本当に助かりました。ルナサのメンバーは、皆がそろってスタッフに気をつかってくれるのです。メンバー全員が楽器とツアー2ケ月分の荷物を持っている状態の中で荷物を持つのを手伝おうとするのが女性だったとすると「誰々が女の子に荷物をもたせている!」と全員で大クレーム。

そんなこんなで、まずは今井さんのヴァンで生出演が決っていたFM愛知の特設スタジオに移動。多少楽器の演奏もまじえつつ、ケヴィンの爆笑トークも手伝って、終止なごやかな雰囲気でした。ライブの告知もたくさんしてくれたDJの美樹さん、どうもありがとうございました。


ラジオ公開録音レポート

FM愛知で楽器などの紹介もまじえながら1時間ルナサの皆さんがしゃべってくれました。放送中、やたらめったらKevinさんがハイテンションに、ちょこまか愉快に動き回っていたので、これがTV放送でなかったのが惜しまれるところです。
「もともとアイルランド音楽はダンスのために作られた曲が多いんです」というお話のところでKevinさんだったかSeanさんだったかどちらか忘れましたがダンスはこういう感じ・・とばかりにさりげなく立って机の後ろでステップを踏んでらしたので、ああっ前に来てよく見せて〜!!と思ったり。メンバーの皆さんの出身地や住んでらっしゃる地名を聞いてクレアやゴールウェイなど、アイルランド音楽ファンなら一度は訪れたい地方名がてんこもりで、いいなーと思ったり。本当に良い環境で音楽活動をしていらしたんだなあ、と。実際に放送の模様を生でみることが出来た私達ギャラリーは Kevinさんの絶え間ないお茶目な動きに笑いがとまりませんでした。その様子を隣でおにいちゃんみたいに温かく見守りながら?語るSeanさん、おっとりしていてDJの方に水を向けられてもマイクを持たない(笑)Cillianさん、少し離れたところに座っていたためか、半分おやすみモードに入っていた(笑)DonoghさんとTrevorさん。スタジオ入り直後は「うわー彼等がルナサの皆さんなんだなぁ」と緊張しながら見守ってるだけだったのですが、なんだか番組を見学させていただいてほっとしたというのか、メンバーの皆さんに親近感を感じてしまった、微笑ましくなるような一時間でした。
 

名古屋 SUBARRU



Lunasa with DJ MIKI at FM Aichi Lunch time Radio / Photo by Imai-san

その後ランチを皆で食べたのですが、これが皆相当お腹がすいていたらしく再び大騒ぎのハイエナ状態。ランチ一つ食べるのにもワイのワイのととにかく大変な騒ぎです。ランチの後はホテルにチェックイン、夕方からTOKUZOさんにてサウンドチェック&リハーサルを行いました。

ケヴィンは名古屋公演のMCのために今井さんに地元の名古屋弁のフレーズを教えてもらい一生懸命練習していました。どうもアクセントとか難しくて、ローマ字で書いたものを見ながら何度も何度も練習するのですが、なかなか覚えられません。ショーンは「万が一これがお客に通じなかったら“これは伝統的なアイルランドの表現だ”と言うんだ」と言っていました。


Lunasa on stage in Nagoya / Photo by Imai-san

そんなわけでケヴィンの「ヨウキテチョーダタナモ!(Welcome!)」という一言で幕をあけたルナサ、日本での初公演です。本当にメンバー全員楽しくてたまらない、といった様子で演奏していました。お客さんもたくさん入り、本当にうれしかったようです。2部は2部で「〜〜〜〜ナモ!(Long time no seeの意味らしい。なんでしたっけ>今井さん)と始まりまたもや爆笑。公演終了後は買ってくださったCDにサインをしたりお世話になったスタッフの皆さんと乾杯したりで盛り上がったのでした。


ルナサ名古屋ライヴレポート

ルナサ名古屋レポートだぎゃー

いやールナサ凄かったですネー 終わっちゃいましたねーで だいたいのところは野崎さんのレポートで充分だと思いますので、自分なりのレポートを書いてみましょー  初めて名古屋駅で会ったメンバーはとても元気で気さくで でもトレヴァーとドナーは区別がつかんかったぞ。

とても楽しかったラジオ生放送後でのランチの間にケヴィンが今夜のライブ 名古屋の言葉で挨拶をしたいというのでイングリッシュはだめだけど名古屋弁なら「まかしときゃー」というわけで「ヨー来てちょーでぃぁーたナモ!」(ちょっと野崎さん違っとるぎゃー)(Thanks for coming)と2ndステージ用に「やっとかめだナモ!」(longtime no see)の2つを教えると ケヴィンさんメモに取り一生懸命フレーズを大声で繰り返すもんで周りのお客さんの注目となりました。オモロイやっちゃー

ところで僕がルナサに興味を持ったひとつに彼らの1st.2nd.でアメリカのハンマーダルシマー・プレイヤーMalcolm Dalglishの1982年のアルバム“THUNDERHEAD”からの曲を多く取り上げている事で(1st.の2曲目のThunderhead[これはMalcolmの相方のGrey Larsen作のはずだけどルナサではTrad表記となっている?]と5曲目のBoys of ballisdare[まーこれはIrishだけど]それに2nd.のStolen Apple)で ちなみにこの“THUNDERHEAD”僕がMagical Stringsと並んでハンマーダルシマーを知るきっかけとなったアルバムで 単に作品としても自分が聞いたトラッド系のアルバムベスト10にも入れているぐらい個人的に深い思い入れが(参考までに1位はFairportのLiege and...2位はSteeieyeのNow we are six3位Chimeraの1st.です すんません横道にそれてしまって)あるだけに その事を尋ねてみると、やはり彼らもあのアルバムは気に入ってたみたいで、僕がダルシマーを演奏してることにも驚いていた。で やはりアイルランドではハンマーダルシマーはプレイヤーも少なくマイナーな存在である らしいことをケヴィンが言ってた と思う(ホント語学力なくてダメだねー)

その後ホテルでちょっと休憩したあと会場のTOKUZOに向かったんだけど なんだかメンバーかなり疲れてる様子で そりゃかなりハードスケジュールで無理ないよね。 でも会場入りしてのサウンドチェックは真剣そのもので開場時間の6時を回ってもまだ終わらない状態で(もっとも入りがちょっと遅れたし)ハラハラしたぞー 早くから開場を待って並んでたお客さん 特に一番乗りで大阪から来てくれた原口君長い間待たせてゴメンネ 開演予定時間にはTOKUZO内は満員状態で多くの方が立ち見となってしまい うれしいような申し訳ないような・・・ で 結局開演も15分遅れでついにルナサ本邦初ライブがスタート!でも名古屋の人ばっかりじゃないので例の名古屋弁のMC わからん人も多かったかも?

ライブの内容は もーこれはコメントの必要ないでしょ 壮絶の一言! プログラムは野崎さんのレポートにある東京のセットとほぼ同じで ほとんど彼らの1st.と2nd.から選曲されていて でも考えてみれば1st.ではケヴィンはゲスト扱いでキリアンにいたってはツアーメンバーで(でも他のメンバーは彼を正式なルナサの一員と扱ってるようだ)若干のアレンジがされているものの2人共ほぼ忠実にオリジナルのパートを再現してるとこが えらいよねー でもやはりケヴィンが正式参加した2nd.のレパートリーの方が遙かにノリがいいのは当然です。個人的には2nd.のトップの”Goodbye Miss Goodavich”をやってほしかったけど(ラジオのオンエアーでもセレクトしてたから彼らも気に入ってると思うけど)まだキリアンがマイクのパート憶えてなかったかな? まーベースもCDではエレキだしね。 ほんでもってプログラムはどんどん進行してって後半に入り例の"Stolen Apple"をやってくれました。MCで「IMAIーSAN Great HammmerDulcimer Player」なんて言われて もーケヴィン正直?なやっちゃー(オイオイオイオイ・・・) この曲オリジナルに比べるとやたらレイドバックしたアレンジのルナサヴァージョンあんまり好きじゃなかったんだけど一挙に お気に入りになりました。おまけに「Special for you・・・」とか言ってひょっとして私のため特別にやってくれたの?と喜んでいましたが、東京でもやってたのね でも思い出の1曲になりました。 

さてアンコールはキリアンのパイプソロから続いて1曲だけだったけど もーすでに9時半を過ぎてて、遠くから来てる人のこと考えると 又アンコールされたら どーしよーかと内心思ってました。関西方面から来ていただいた皆さんちゃんと帰れましたか?

さて こういったコンサートを企画すると楽しみのひとつに普段は会ったことのないよく知ってる人に?会えることで、ライブ終了後、去年企画したマジカルストリングス同様 多くのひとに会えて 更に皆から「最高でした!」と言われると それだけで本当に企画して良かった と思います。

そしてもうひとつの楽しみにライブ終了後メンバーを交えての「打ち上げ」があるわけですけど 今回ルナサの連中やはり相当疲れてたらしく「早く休みたーい」とか言ってまー心残りではありましたが みんなで乾杯しただけでお開きとしました。まーこの「打ち上げ」ってのも 日本人の(決して悪いとは言わないが)慣例みたいになってるけど最終日ならともかく、翌日の予定も東京公演も待っているというスケジュールの中ではやはり早く休ませてあげて良かったと思ってます。なにしろあんなにエネルギッシュなステージを繰り広げてくれたんだから。 でもルナサのみんなに”手羽先”やら”味噌煮込み”やら”みそかつ”やら、ごちそうしたかったよー それに名古屋で初めて出来たアイリッシュパブにも連れてってあげたかったし(しかしアイリッシュパブなんか連中なーんにも珍しくないっツーノ)まーこれは もてなす側の勝手なんですけどね・・・ほんでもって翌朝、野崎さんのレポート通り無事ルナサの面々は東京に向かいまた。
野崎さん来年 又チャンスがあればぜひ名古屋でも再度ルナサやりましょーおそらく3rd.アルバムも出とるだろうし? 

最後に名古屋公演に来ていただいた方々、支援してくれた仲間達、プランクトンさん、皆さんに感謝いたします。そしてミュージクプラントさん野崎さん本当にありがとうございました。お疲れさま。
 
今井日出男


以上、今回名古屋公演を制作していただいた今井さんからのレポートでした。本当にお世話になりました! 今井さん。また絶対にやりましょうね!
 

3月14日(火)Interviews,  HMV Shibuya

さて余談ですが、バンドと一緒にツアーしていると、いろいろな事が起こります。スタッフの行う重要な仕事にメンバーをピックアップ、そして正確な時間/決められた場所に移動させるということがあげられるのですが、これがまたバンドによって様々。

人によってはその時間の1時間、また30分前に電話したり部屋にいったりして必ず起きているか確認する作業が必要なこともあります。今まで仕事をしたいくつかのバンドの場合、たとえば「明日は9:30には絶対に出発するからね(つまり9:30になってロビーにおりてきてチェックアウトの作業をしてたら間に合わないんだよ、という事)」と言っておくと、だいたいのバンドが9:35にロビーに降りてきて、9:40に出発できる状態になります。

ちなみにこのホームページでもおなじみのメアリー・ブラック・バンドは優秀なほうで、この場合においては9:30ジャストにロビーに降りてくるくらいです(でもそれではダメなんです。9:30にはホテルを出発しないといけないわけですから)。また極端な例では10:30になっても一人では絶対に起きられない人(誰なのかは絶対に言えない)や、反対に9:10には皆集合していてスタッフや移動の車がそれより遅くなるとヤバイことになる(死んでも誰だか言えない)、みたいなバンドもあります。スタッフとしては、このへんのアーティストのペース、というか、加減を読みながら進めるのが、アーティストの皆さんにツアーを楽しんでもらうコツでもあります。

前日の集合/移動の雰囲気から察するに、ルナサは割と優秀な様子。この日はまず東京までの新幹線に乗るために朝ホテルのロビーに集合したのですが、本当に、彼等はすごく協力的でした。ちゃんとこちらの言うことをわかってくれて9:25には皆がロビーにおりてきて順番にチェックアウトをすませ、9:30に皆がヴァンの中に座っている、という大変な優秀ぶり。これには本当〜に感激してしまいました。

でも「さぁ出発」と思った時に、ドナが「あ、ホテルにギターをあずけてあるのを忘れた!!」と言ってあわててロビーに飛んでいったのには笑えましたが。それでもすぐ出発し、無事に名古屋から東京へ移動することができました。
親切にもホームまで送ってくださった名古屋の今井さんをはじめとするスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。ルナサのメンバーにとって名古屋は特別の場所になったようです。またぜひ次の公演を行いたいですね。


Lunasa with people in Nagoya / Photo by YN

帰りの新幹線の中。実は行きの時はほとんど寝てしまって皆の様子を観察することができなかったのですが、今回はちょっと観察できたので様子を説明します。ひと言で言って彼等の電車の中での様子はまるで修学旅行の中学生のようです。それから本当に音楽が好きでアレンジのアイディアがうかぶと、あーでもない、こーでもないとずっと話をしています。またあのCDがどうだったとか、こうだったとか、そういう話もよくしていました。たまたま隣に座っていたキリアンのCDケースをチラッとのぞかせてもらったのですが、28才という年令をごまかしているのではないかと思われるくらい、えらいシブくてジジくさいセレクション!を彼は持ち歩いていました。新しい作品ではマイケル・マックゴールドリックの最新作とかも入ってましたが、マット・モロイのふる〜いアルバムとか、ケープ・ブレトンのマニアックなもの、あとコルノグだったけ、も、ありましたね。それらをこの旅の道連れにしているわけです。シブい。シブすぎる。そして聞きながら棒状のもの(スプーンだったりペンだったり)で自然にパイピングしてしまうところが可愛い! 一方ケヴィンも静かだなと思うってふと振り返るとこれまたMDウォークマンを聞きながらずっとボールペンをホイッスルにして演奏をしています。これが大真面目な顔で眉間にシワをよせて目をつぶりながらノリノリの様子でやっているので、本当に爆笑してしまいました。トレヴァーとショーンはそれぞれ二人ともモバイルギアをひろげてメールの確認。ちなみに二人ともWINDOWSユーザーです。とくにショーンはファンの人からのメールを始終確認しているようです。結構マメに返事を書いていましたから、皆さんもがんばって英語で書いて、ぜひこちらまでメールを送ってください。ショーンあてに転送します。彼等がもらったメールの中にはアメリカのファンの人からで「どこからどこまでいくフライトの中で君たちをみかけたよ!」なんていうのもあって「あぁ、この新幹線の中と同じ修学旅行状態をファンの人に見られてたのかなー」なんて想像しているだけでも笑いがこみあげてきます。さてエンジニアのエドは実は元学校の先生で、すごく落ち着いた人です。彼は最近映画化された「アンジェラの灰」の原作本を真剣に読み、ドナは・・・何をしていたか忘れてしまいましたが(笑)、ただしゃべっていただけかもしりません。また思い出したらここに書きたいと思います。


Kevin and Trevor in Train to Tokyo / Photo by YN

そうして東京に到着すると休む間もなく、取材タイム。のちほど掲載される雑誌名等こちらのページで御紹介していきますが、まず一つめのメンバー全員のインタビューでは、はじめての日本のインタビューということで、メンバー全員はじゃぎまくりみんなでギャイギャイ大騒ぎでスタートしたのですが、インタビュアーの方の興味深い質問にインタビューの後半にはみんなシーンと顔つきまで変わってしまうほど集中していました。その後、行われたもうひとつの取材はケヴィンが代表して取材を行い、無事にインタビューは終了。

そしてHMV渋谷のインストア会場へ。インストアイベントで快く司会をひきうけてくれた五十嵐正さん、お忙しい中、いつも無理を聞いていただいて本当にありがとうございました。そしてたくさん集まってくださったお客さん、本当にありがとうございました。メンバーも皆さんとお話をする時間が持ててとても喜んでいました。その後はお世話になった評論家の皆さんやCDをたくさん売ってくださったお店の皆さんたちとローナさん推薦のレストランで食事会。というわけで楽しい夜となりました。
ルナサのインストアイベントの様子はHMVのホームページで御覧いただくことができます。
 

3月15日(水) TOKYO / CAY

この日の午前中やっと(!)取れたわずかな自由時間に、原宿のオリエンタルバザールにやってきたメンバーはそれぞれ買い物熱爆発!!で大買い物を楽しみ、その後ショーンとドナは渋谷のビックカメラにてピッチコントロールのついたテープ・レコーダーをゲット。二人によるとこれは日本でしか手にはいらないそうです。本当かな。その後ルナサの日本の出版を管理してくださっているプライム・ディレクションさんにてテレビ関連の取材があり(こちらものちほど放送日等御案内いたします)終了後いよいよ会場へ。メンバーもこの日が最終日ということではりきってサウンドチェックをしていました。そしていよいよコンサート。

2部構成のルナサのコンサートは、前半最初リールで飛ばし、後半は起伏のある選曲でグッと聞かせました。とくにファーストにはいっているラスト・パイントは、とても感動的だったし、アンコール前のAsh Plantのセットではお客さんが総立ちになり、大変なもりあがりになりました。一応セットリストは下記の通りです。(一部まちがいがあるかもしれません。指摘してくれる方のメールをお待ちします。またショーン・スミスの名ソロアルバム「ブルーフィドル」に収録のスティーブ・クーニーとの名曲「ジャマイカ・ジャム」をトリオでやったりもしていました。あとフィル・カニンガムの作品でLaura Lynn Cunnighamもやっていたような気がするのですが)


 
 




<1部>
1. Waterbed set(Nobody's Feast/Waterbed/Sully's No.6)
2. O'Carrolans Welcome/Rolling in the Barrel
3. Tommy Peoples Set(Dr.Gilbert/Devils of Dublin/Plack Pat's)
4. 1st August + Windbroke
5. Time Dance
6. Galician Set
7. Sporting Paddy
8. Killarney Boys of Pleasure
9. Lizzy Kelly + Razor

<2部>
1.  Lord Mayo(Lord Mayo/Gavotte/Maid of Cisco)
2. 2 Jigs + Polka
3. Oichie Ceoil
4. Almost Reel
5. Dub Set
6. Merry Sisters
7. Stolen Apples
8. Punch in the day
9. The Last Pint
10. Fluer De Mandragore/Ash Plant/Siobhn O'Donnell's

<アンコール>
1.   ?
2. Lafferty's/Crock of Gold/Lady Birr/Abbey Reel

そんなこんなで圧倒的なライブが終了し、その後CDを買ってくれたお客さんにサイン会を行うことにしました。いつも考えることなのですが、終演後のサイン会ではいつも長い列ができるので、並んでいるお客さん皆さんの協力は本当に必要です。会場の都合や撤収のスケジュール、その後の移動の手配などもあるしで、なかなかゆっくりCDを買ってくださった全員の方にお話をしてもらうまでにはいたらないのですが、メンバーはそれでも少しでも皆さんと直接お話をすることができてとても楽しかったみたいです。よかった。とくに今回は女性の方が多く並んでくださったので、メンバー全員すごくうれしかったみたいですね。

さてその後、打ち上げのあるTHE PINT(いつもお世話になっております)に移動したのですが、移動するヴァンの中で、ルナサのホームページによせられたドーナル・ラニーのコメントを訳してくれと日本に到着した時からずっと言れていたので、この移動時間にやってしまおうとヴァンの中でドーナルのコメントを対訳しはじめました。いつもは一時として本当〜に静かにならないメンバーなのですが、この時は水をうったようにピタッと静かになり、みんな一語一語ドーナルのコメントを聞き逃さないように真剣に聞いていました。こちらも真剣にドーナルが関西空港で言っていた言葉を一語一句思い出しながら一所懸命、訳しました。途中、ヴァンの運転手さんにTHE PINTの位置を案内しなくてはならなくて「あ、そこ左にお願いします」とか日本語で言うと、全員から「早く訳せ〜!」と超ブーイングの嵐。また、思ったよりすぐにPINTの前に到着してしまったので「残りは後で訳そうか」と言うと、待切れないメンバーは「いや、今ここで訳してくれ」ということになり、結局寒い風のふく明治通り沿いで私の訳すドーナルのコメントを皆で輪になって本当に真剣に聞いていました。こういった事からも本当にドーナルがいかに多くのミュージシャンに尊敬されているかが伺えるというものです。さて訳も無事に終わり皆ドーナルに感謝しながら、打ち上げの場所へ。皆さんに温かく迎えられて本当に彼等も感激した様子でした。さてみんな何を飲むかというと、一番飲みそうなケヴィンは実はまったく飲みません。だいたいコーヒー(カフェオレが好き)かオレンジジュース。トレヴァー、ドナ、ショーンはラガー系のビールが好きなようです。でもだいたいショーンもすぐジュース系に走ります。キリアンはもっぱらハイネケンですが、他のアイリッシュのバンドからくらべるとお酒の量は少ない方かもしれません。まぁこれだけのツアーの量をやっているとライブが終わるたびに飲んでいるだけで体を壊しそうですからねー。そういう意味ではルナサは体育会系のバンドなのかもしれませんね。
 


 

3月16日(木)
朝からビタビタ雨がふる中、早朝6時だというのに、あいかわらず(なんて元気な連中なんだ!)盛り上がりながら成田へ移動。無事に次の公演の場所、香港へと飛び立っていきました。皆また早く日本に来たい、と言ってくれました。本当にまた早く彼等が元気な姿で日本に戻ってきてくれるのが楽しみですね。



さて最後になってしまいましたが、THE MUSIC PLANTから感謝のメッセージです。

まず感謝を申し上げたいのは、もちろん、チケットを買ってライヴに来て下さったルナサのファンの皆さん、CDをかってくださった皆さんです。ルナサを応援してくださって本当にありがとうございました。早ければ次のアルバムは来年の前半にはご紹介できるかもしれません。そして次の日本ツアーが一刻も早く実現できるようにスタッフ一同がんばります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

そしてこの厳しい各国争奪戦激しいスケジュールの中で快く来日を承諾し、本当に素晴らしい音楽を届けてくれたメンバーに最大級の感謝を送りたいと思います。本当にありがとう。いつも協力的で真面目なショーン。楽しく場をなごませてくれるケヴィン。実は超天然ボケで楽しいドナ。ほっんとぉーに優しい包容力のかたまりみたいなトレヴァー。そしてとっても可愛いキリアン。がんばってくれたエンジニアのエド。皆すばらしい音楽をどうもありがとう。

今回の来日では数えきれないくらい多くの方にいろいろな面でヘルプしていただきましたが、その中でも特に3人の方にお礼を申し上げたいと思います。

「自分の本当に好きな音楽を信じつづけることの大切さ」を教えてくださったプランクトンの川島恵子さん。今回も本当に多くの事でお世話になりました。そしてたくさんの面で協力してくれた、お兄ちゃんのトレヴァーに輪をかけて優しい、親切な妹のローナさん(彼女なしでは今回の来日は実現しませんでした)。それから今回は残念ながらメンバーと一緒に来日できなかったけれど、このバンドのすばらしさを一番最初に、何ヶ月にもわたって熱心に教えてくれたベッキー・モリス。この3人の、すばらしい、大尊敬する方々へ感謝の気持ちをささげたいと思います。

Special thanks from The Music Plant to Keiko Kawashima,  Lorna Capriz,  Becky Morris

Photo by Takao Hatakeyama unless stated

2000.3.16 THE MUSIC PLANT



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2000年来日時のフルインタビュー

2000年来日決定特別企画連載:ルナサ応援メッセージ / TOUR REPORT 2000 / TOUR REPORT 2001
 

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