MICHAEL MCGOLDRICK JAPAN TOUR REPORT  2005

12月9日

さーて、いよいよ、いよいよマイクが来日です。この日を何度夢みたことか。2000年、ゴールウェイで彼のソロライヴを初めてみた時から、いつか、いつか、絶対に呼びたいと思ってた、マイク。あの時、トリオでの演奏がすごく良かった事もあり、トリオ編成での来日。もっともバンドを呼ぶ予算など、どこにもありゃーしませんが(笑)。

前日の夜、オランダ経由で来日のマイクの携帯に電話をいれると「今、どこにいると思う? バーに決ってるだろ!」だって。とってもご機嫌の様子。「ジョンによると日本は雪が降っているそうだけど、寒いの?」とのこと。どうやらジョン・ジョーは雪の北海道の事しか覚えてないらしい(笑)。 マンチェスターからマイクとジョン、そしてダブリンからポール、オランダで合流してKLMで東京へ。

しかしほんとに今回のツアーはよく決りましたよ。実はこの来日が決ったのは9月後半。普通は本番の8ケ月から1年くらいまえから準備するのですから、これは超ウルトラC(笑)企画でした。もっともいつも超忙しいマイク。12月でもなければ、スケジュール的にも無理だったでしょうけど。

ちょうど私が無印のレコーディングでストックホルムにいっていたとき、プランクトンさんから国際電話が入り、スウェーデンからマイクに電話して、何度かやり取りしたあと、無事1週間で交渉成立。よく決りましたよ、ホント。しかも今回はあまりに時間がなくって、2本のライヴしか設定できなかった。普通ヨーロッパからなんて最低4本ないとわざわざ来てくれないんですけど。本当にありがとう! マイク! しかも、あまりに急に決ったため、普段一緒にやっているギタリストのエド・ボイドは、すでにエチオピアにバカ・ビヨンドの連中の手伝いにいくことが決定しており、急遽ポールで決定。普通、ギタリストがNGの段階で諦めちゃうだろうに、ほんとよく決めてくれました。

そんなわけで、ほんとに念願あっての来日でした。今まで、何度、プランクトンさんとの間で企画が浮かんでは消えたことでしょう。あぁ、その苦労も、今、やっとうかばれる?!

さて、到着するとマイク一行、めっちゃくちゃ元気。同じ時間に到着するソーラスの連中と合流し、バスで都内へ。いや、その前に、到着の一服。どうでもいいけど、今回の3人、ものすごいヘビー・スモーカー。実際フルート吹きはタバコは止めた方がいいと思うんですけどねー。マイクいわく、ずっと止めてたんだけど、ここ3週間くらい復活しちゃったんだって。

マイクはソーラスの連中の中では、新入りギターのイーモンが一番仲良しみたい。そういや、イーモンの書いた曲、やってるもんなぁ。で、都内に到着すると、ランチ。ランチの後は、ホテルで休憩し、夕方、スタッフも交えて楽しく飲んだのでした。最後の最後はホテルのバーで、追い出されるまで飲み、とにかく飲む、飲む、飲む、飲む(笑)。到着日だというのに、よく飲む! 私がバイバイしたあとも、みんな黙って部屋へ帰ったと思ったら、部屋でセッションをしていたらしいです(笑)。
 



12月10日

翌朝は、昼から、さっそくケルティック・クリスマスのリハーサルで、12時から集合だったのに、さっそく飲み過ぎで大遅刻のマイク一行。こういうビック・プロダクションの時は、ひとり遅れると、皆に迷惑かけるからダメなんだって!! と、私に怒られながらも、会場へ。

会場に到着するとさっそくハウゴー&ホイロップの二人と一緒に共演する曲の練習。あとでマイクは「ハラールは曲を覚えるのがすごく早い!」とめっちゃ感動してました。

その後、シェイマスと二人でやる曲も決めたりしました。シェイマスとのダブル・フルートは、右と左にフルートが分かれるので、ビジュアル的にも面白かった!

その後のマイクたちは、いずれにしても、この日ポールと初顔合わせだったので、とにかくひたすら、ひたすらリハーサルしてました。セットリストは下記のとおり。

マイクのフルート。

ジョン・ジョーのスティック3種。

1.  Branohm/Trip to Herve's
2.  Knockname Jig/John Brady's/Trip to Brittany
3.  Mist Covered Mountain/JJ solo/Bass Rock
4.  Watermans
5.  Histry man
6.  with Seamus Eagan - The Shores of Lough Gowna/The Connaught Man's Rambles

とにかく、かっこよいステージでした。

最後はみんなのアンコール。マイク〜、一番かっこいいよーん。

この日の打ち上げは、相当盛り上がりました。

最後の最後はジョン・ジョーの部屋で、シェイマスとディーと、マイクとジョン・ジョーと、私とプランクトンのNさんと飲み会。でもって、くったくたの我々はとっとと自分の部屋へ。彼等はまだまだ飲んでいたようです。
 



12月11日

さてこの日からケルティック・クリスマスを離れて、MUSIC PLANT仕切りになります。まずはホテルを明日の会場近くのホテルに移動。本当はこの移動時間は11:30だったわけですが、マイクたちは前科があるので11:00だよと言っておいたら(どーせ彼等はあげたアイテナリーなんか見ちゃーいないのです!)、11:15におりてきました。11:30と言っておいても、11:15におりてくるハウホイの二人を見習わせたい、ホント(笑)。

ってなわけで、ホテルを移動すると、部屋について少し休憩。マイクは、さっそくインタビューを2本。

最初は「インタビュー2本ってどのくらいかかるの?」と言うので「1時間ずつ。合計2時間よ」と言ったら「えっ、そんなに長いの? インタビューなんて20分でいいじゃん!」とわがままを言うマイク。でもいざ始まってみたら、皆さんの質問がとても良いので、ノリノリになってきて、ご機嫌でインタビューにのぞんでくれました。

なんというか、マイクは、ほんとに頭の回転の早い人です。ちなみにマイクが左にフルートを吹く理由も分かりましたので、記事の掲載を楽しみにしててください。

雑誌の取材を2本終えると、さっそくジョン・ジョーとポールをつれてピーターさんのラジオへ。インターFMに到着し、サウンドチェックを終えて、演奏も三曲くらいやったかな。管楽器のブラインドホールドテストみたいな企画をピーターさんが考えて下さって、楽しい時間となりました。

ラジオが終わると、今度は恵比須のパブに移動して、セッション。

パブが終わると、さすがのマイクも疲れたらしく、ソーラスのホテルに合流する?と言うも、今夜は静かに飲もうということになり、近所のバーへ。ここで2時くらいまで飲んでいたでしょうか?

翌日は買い物にいくんだ、と張りきりジョン。翌朝10時30分にロビー集合で、朝ご飯を食べにいこう、ということになり、この日は解散。
 



12月12日

翌朝、マイクは疲れがでたんだか「朝はパスする〜」ということになり、ジョン・ジョーとポールを連れてまずは朝ご飯。

その後、お買い物へ。まずは表参道名物、オリエンタル・バザール。ここでそれぞれガール・フレンドにお買い物。しかしそれぞれ女の子に買うお土産ってセンスが出ると思うんだけど・・。私が意見をするのもなんだけど、もっと気のきいたもの買った方が・・みたいなプレゼントでした。ジョン・ジョーなんて、富士山がデッカくフィーチャーされたジュエリー・ボックス。漆塗りで、外人の目には綺麗にみえるんだろうけど・・ちょっと?? でもそんな不器用な男の子の買い物ぶりは、見てて楽しかったです。

その後、ポールは甥っ子たちにお土産を買いたいというので、キディーランドへ。ここで、私はいろいろやることもあるので、彼等といったんバイバイ。帰る道はこっちだよ、と言い、二人とは4時集合となりました。

さて、キディランドの前からタクシーにのり、マイクが前日インタビュー中に忘れたカメラを外苑前でピックアップ。マイクったら、けっこう忘れ物がちかも。行く先ざきで何かしら忘れてくる、忘れ物の王者、シャロン・シャノンといい勝負。もっとも、シャロンはもっとひどくて、ツアー中は、いつもスタッフの誰かがシャロンの何かを捜している、みたいな感じなんだけど。

マイクのカメラをピックアップし、そろそろかなーと思い、マイクに電話して「今からホテルにいくから何か買っていってあげようか?」というと、クロワッサンが食べたい、というので、クロワッサンを買って、ホテルへ。ホテルのロビーで、3人と遭遇。ジョン・ジョーとポールは、買い物の戦利品をマイクに自慢しているところ。

私は「ちょうどこの後、ハウホイの取材でプランクトンさんのオフィスにタクシーで行くから、マイク、キディランドに行くんだったら、キディランドの前でおろしてあげようか?」というと喜ぶマイク。マイクをのせて、キディランドの前でおろし、バイバイ。マイクの買い物、手伝いたかったなー。買い物って絶対に性格が出るから面白いんだもの。

で、ハウホイの取材の1本目の頭にチラっと顔を出し、その後、またホテルに戻り、3人をピックアップして会場へ。

会場でも念入りにリハーサル。二時間たっぷりリハーサルをしてました。


セットリストは下記のとおり。

Terry Teehan's / Her Long Black hair
Knocknamoe Jig / J Brady's / Trip to Brittany
Rathlin Island / Mama's Pet / Sailor on the Rock
Histroy Man
Branohm / Trip to Herve's
New Jigs / Keene's farwell to OT
Watermans
Hip + Hop / Roaring Barmaid
Gaelic Gavotte / Spike Island
Mistcovered Mountain / JJ solo / Bass Rock

Encore
Jenny's Picking Cockles / The Earl's Chair
Rhythm and Ryme / Sligo Reel with Eamon McElholm

1st of August / Windbroke / The log


ソーラスのイーモンもかけつけてくれて、楽しい夜になりました。ありがとう、イーモン。

まー、ほんと、この日のライヴは、かっこよかったの、なんの。もう合格点!というか、合格以上! 特にマイクとジョン・ジョーの息のあいかたは尋常じゃなかったですね。

しかし最初うんとスローではじめて、最初から無理やり盛り上げる事なく、自分の気持が入るまでジワジワといく感じが、ちょっとマーティン・ヘイズの演出法を思い出させましたねー。実際、マイクは相当マーティン・ヘイズ好きみたい。

最後の最後にもうやる曲がないよ、ってんで、もう止める、と言ってたんですが、お客さんの鳴りやまないアンコールに再び出てきて、ルナサでも有名なWindbrokeをやってくれたのは嬉しかったですね。

というわけで、あまりに盛り上がったこの日は、もちろん!(笑)朝まで宴会となったのでした。宴会中、マイクったら、ストローに穴をあけてホイッスルを手作りし、吹いてくれたりしました。ほんと天才かも!
 


12月13日

というわけで、最初チャイニーズで打ち上げをし、その後、ジャンペンバーに流れ、そこは4時で追い出されたのに、今度は6時までやっているバーをみつけ、6時までそこで飲み(笑)、一旦部屋に戻ってシャワーをあびてから7時にホテルをチェックアウトして、成田へ。

元気に帰っていきました。

マイク、ジョン・ジョー、そして今回急遽来てくれたポール、ほんとにありがとう! また来てね!(ってジョンはすぐフルックでまた来日しますけどね。フルックの来日情報はこちら


Thanks to Donald Shaw,  Keiko Kawashima and all at Plankton, 
Special thanks to Mike, John Joe,  Paul .... I love you all!!  You are the best!

Photo by Yoko Nozaki

 



下記の素敵なライヴ写真は石田昌隆さんの撮影です〜、マイクかっこいいーーー

 
 
 


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