| OAK TREE RECORDS 対談ページ 4
T:五十嵐 正 A:荒田 光一(敬称略) 第1回:男性シンガー/ソングライターは何故売れない? 第2回:ポール・ブレイディとアイルランドの男性シンガー/ソングライター 第3回:パブ・ロックとは何か〜スクイーズ〜途中ロビン・ヒッチコック〜その他 第4回:ロビン・ヒッチコック 第5回:ロビン・ヒッチコック〜グレン・ティルブルック来日レビュー 第6回:ブー・ヒュワディーン「ハーモノグラフ」 第7回:ロビン・ヒッチコックの来日を振り返る 第8回:ロビン・ヒッチコック&ザ・ヴィーナス・3「オーレイ!タランチュラ」 第5回:ロビン・ヒッチコック/グレン・ティルブルック来日秘話 今回はゲストに名小路浩志郎さんをお迎えして対談をお送りすることになりました。 T:(「デイリー・アン」に掲載された記事をみて)このロビンの取材の時は編集部にい
名小路さん(以下N):そうですね。僕の上に駒形四郎さんがいて、2人で勝手なことをやっていたという。サブウェイ・セクトのヴィック・ゴダードが表紙になった号とかもあったりして、音楽にしろ映画にしろ、たぶん日本で一番マニアックなアルバイト雑誌だったと思います(笑)。 MP:同じころグレッグソン&コリスターを駒形さんが載せてくれたんだよなー。 N:そうそう! 出てましたねー。 T:そういやさ、ロビンの来日の10月初めは同じ週に来日がいっぱい重なっているんだよ
MP:ヤバいよ、ロビン、動員負けるよー。 T:そういや、ロビンってさ、エイミーと友達でしょ? ロビンが東京にいる日に、エイ
A:4日だよね? ロビンの来日。 MP:そうそう、4日。4日の夕方。でもエイミーと仲いいのかな? グレンは間違いな
T:面識はあるはずよ。ラルゴ仲間でしょ。とりあえず連絡とってみたら? MP:そうですね。エイミーがいるよ、ってロビンに言っておけば。で、もしも仲が良い
T:まぁ、ミュージシャン同士で連絡とりあうのが一番いいよな。間にいろいろ入るより。しかしさ、ロビンの来日スケジュール見てみたら、あんまり時間ないね。鎌倉なんて行く余裕ないんじゃないの? MP:そう、結局なかったですね。そんな時間は(笑) T:のんびりと日本の心を・・って感じじゃないのかね。 MP:明治神宮で終わりだわ、明治神宮で。1日空く日がないんだもん。無理矢理作ろう
A:まぁ、NHK-FMの収録が入ったからなぁ。 MP:鎌倉は1日フリーにならないと、行くのは勇気がいりますよねー。しかし、あいか
T:今日はなんといっても名小路さんのロビン取材体験の話を聞かないとね。当時の事と
N:ちょうど3枚ポニーキャニオンで出て、その後ポリドールにA&Mが移った時期でしたね。だから担当の人がロビンの事を全然知らなくって。 T:誰だよ、それ。名前出していいですよー(笑) N:とにかく担当者は音も知らないような状態で。僕たちは無理矢理、時間とってもらっ
T:こっちから話を持っていったんだ。 N:そうなんですよ。こっちからお願いしたんですよ。そうじゃないと、全然、話とか来
MP:あの時は何かの帰りについでに日本に寄った、って言ってなかった? T:うん、どっかの帰りに寄ったんだよ。でさ、やっと思い出したんだけど、・・・こな
A:そうそう。いったん客を出して、やったんだよ。 T:・・・ということをこの前、人に言われてやっと思い出してさ。ほんと最近頭悪くっ
N:それはなんとなく覚えてますねー。しかしずいぶん前のことで、取材の事もほんとう
A:この取材は、ライヴを見てからやったの? N:いや、ライヴのね、前だったと思います。確か。ライヴ前で。来日の予定はだいたい
T:でも、この記事によると「まったくヘンなインタビューだった」って書いてあります
全員:はははははは。 N:その方が読者も喜ぶんで(笑) MP:そりゃー、ロビン・ヒッチコックのインタビューだもんね(笑) N:『クイーン・エルビス』の高橋健太郎さんのライナーを読んでたんで、そんなに驚き
MP:あら、お腹すいちゃったのかしら、ロビン。 N:それをパクパク食べながら、って感じでしたね(笑)。質問してもサンドイッチ食べ
MP:ロビンは、まったくひとりで来てたんですか? N:えーっとね、その場には、一人しかいなかったですねー。だからたぶん一人だったん
T:じゃあ聞く方は、中味聞いてない状態で、取材したんだ? N:いや、一応テープでもらってたような気がしますけど、盤は後からもらったような気
T:アーサー・リーとかについて、聞かなかった?(*アーサー・リーは60年代のLAを
N:アーサー・リーは聞かなかったなぁ。印象に残っているのは・・・僕も自分の書いた
MP:いや、そりゃーそうですよねぇ。ずいぶん前ですもんね。 T:じゃあ原稿読もうか(笑)。「俺がやっているのはシュールレアリズムでもなんでも
N:当時って、今みたいなアコースティックな感じではなくて、やっぱりカレッジ・チャートの流れとか、あと和久井さんがXTCの文脈で紹介してたりとか、割とポップ、ロックなアーティストとして認識されてたと思うんですよ。僕も完全にそれだったんで。だから彼の不思議な詞とかヒネったメロディとか、楽曲をどっちの方向に仕上げようとしてるのか興味あったんですよね。 A:起用したプロデューサーがポール・フォックス、ジョン・レッキーとかでXTCとの共
T:つまりXTCと同じようなヒネったブリティッシュ・ポップとして聴いていたって事な
N:ポール・フォックスとかジョン・レッキーなんて、まさにそれでしたから。ちょうど
T:(でも当のロビンは)「俺はXTCよりも60年代だ」って言って、威張っているよ!
全員:はははははははは。 N:僕はそういう流れから聞き出していたから、そのヘンのポップなところを、(インタ
T:でも、それも変な話で、イギリスの音楽業界の重要なところを握っている連中とか、
N:本当はそうなんですけどね。書かれ方の問題じゃないでしょうかね。そのヘンが僕自
MP:ここでも「ジャーナリストがこうあってほしいと思うようなタイプじゃないから
T:まぁロックのステレオ・タイプの・・いわゆるワーキング・クラスの・・っていうの
MP:そうなんだ! それ、ずるーい(笑) T:まぁ、アッパ−・ミドルじゃないけどね。 N:まぁ、ちょうどパンク一辺倒だった頃に、ロビンはソフトボーイズとしてサイケで出
T:カフェ・ジャックスとかわかんないよ、絶対に(笑)名前すらわかんなかっただろ。 N:コーギスはわかるって言ってましたよ。 T:コーギスはヒット曲あるもの。あとピンク・フロイドは、ケンブリッジだからさ。 N:そうですねー。でもほんとその質問したらね、ロビンは「コーギスだって!?」って
T:もちろんね。コレクターズのインタビューでは、ポップっていうものの例を出させた
A:『アヴァロン』とか。ほんと好きだよね。偏愛しているよね。 T:ロビンは、ブライアン・フェリーはすごく好きなんだよね。だからあれがロビンの考
MP:なるほどー。深い。 T:日本人は高等な教育を受けさせるための寄宿舎学校とか、そんなにないでしょ。しか
N:そうですねー。それはあるし、それが知的な創造性につながっている人っていうのは、面白いものを作りますよね。 MP:極めてイギリス的だってのは、あるかもしれないなぁ。 T:あとさ、「Herald Tribune」のウェインのインタビュー! 彼の質問で面白かったのが、アメリカ人だからさ、やっぱりモンティ・パイソンを引き合いに出すんだよな。アメリカ人にとって、イギリス人のひねったユーモアで、エキセントリックといえば、やっぱりモンティ・パイソンになるんだよ。まぁ、ロビンも自覚してて、僕がインタヴューしたときも「アメリカ人はすぐモンティ・パイソンって言う」と言ってたね。でも、気分は悪くない、って言ってたよ。パイソンは非常にイギリス的であると同時に60年代的であるから、と。やっぱり60年代世代が産んだものだ、と。特にテリー・ギリアムの感覚やイメージ、あのサイケデリックな、ドリーミーな感じがね。ほら、コンサートのチラシで洋子ちゃんが使っている「僕は60年代に孵化した最後のヒナ・・」っていうロビンの発言。それは実はそのヘンの話をしている時に出たんだよ。「僕はモンティ・パイソンの連中より年代が10才若いけれども、あの時代の最後のヒナだ」と・・。だから、非常にイギリス的で、かつ60年代的ということで、ロビンは比較されてもいいかなと思っているみたいだよ。 MP:モンティ・パイソンは私は理解不能ですわ。まったく分らんないんだけど、あの世
T:いや、我々はこうしてさ、日本のロビン・ヒッチコックの人気の無さに悩んでいるわ
MP:えーーっ。そうですか? T:あれをさ、まぁ、広川太一朗とかの日本語吹き替えで楽しんでいるんなら、そればそ
MP:あれ、ものすごい難しいと思う。英語もそうだけど、いろんなことの背景とか・・一度、茂木さん宅で、ビデオみたんだけど、茂木さんとかギャッハギャッハ笑っているのに、私はもう全然わかんなくって。 T:茂木さんは英語力も高いけど、すごい博識の人だからさ(笑)。でも、本当にモン
MP:わかった! モンティ・パイソンのホームページとか捜して、そこにロビンの事を
A:あるよ、あるよ(笑)。 MP:でも、イギリス的なものが好きだって言う人のツボは、がっちり押さえられますも
N:当時から売れてなかったですからね。日本盤が出てるのに、全然駄目でしたからね。
MP:当時の帯キャッチから何から、すべてカレッジ・チャートのロビンだったみたいで
T:そうなんだよ。日本ではカレッジ・チャートって・・。R.E.M.自体がたいして売れな
MP:ヨ・ラ・テンゴは、キャラ勝ちじゃないのー。(←ひどい発言!
ヨ・ラ・テン ・
T:でもカレッジ・チャートとか盛り上がった時に、ラジオの制作会社がからんで、それ
N:だから(ロビンを)売る場所がなくなってしまったって感じでしたよね。当時はね。 T:名小路さんってロビンとの出会いはなんだったんですか? N:やっぱり和久井さんが書いてたのを読んだんですよ。『クイーン・エルヴィス』がい
T:おぉ。和久井の文章で! (テレコに向かって)和久井クン、おぃ、影響与えてるなぁ! N:当時「ポップ・インズ」(「ストレンジ・デイズ」の岩本さんの昔の雑誌)ですよ。
A:えー、そうだったけか。ポップ・インズは、ウチにほとんど全部あるよ。今度よく見
N:たくさん載ってましたよ。 T:そうだ! 「ストレンジ・デイズ」の監修で紙ジャケ、どうよ。 MP:いや、それマジでね、来年、旧譜を再発する時にね、紙ジャケでやったら多少売れ
T:いや、今は、紙ジャケにすることは(再発を売るときの)最低条件だからね。 MP:日本で紙ジャケで出して外に輸出するとか? しかし「オブリテレイション・パイ」は売れてますよ。輸出で。もうン百枚もロビンのホームページ用に輸出しちゃった! T:それ、いいじゃない! MP:まぁウチは製造費だけだから、儲からないんだけど、でもそれでもスケールメリッ
A:「Robyn Sings」はどうするの? MP:9月の半ばに、インディ流通でサクっと出すつもり。 A:ところで、ロビンのホーム・ページといえば、これ(ロビンのホームページを運営し
MP:あ、すごい! A:創刊号のMAP。2000年だけど、これがDavid Greenberger氏。NRBQのテリー・アダムズ
MP:あ、この人がいつも私がメールしている人? A:そうだよ。アメリカでロビンのホームページを運営している人。 T:この人とメールしてんだ。 A:そう。Deplex Planetは、この人が、すべて運営しているんだよ。 MP:でね、ロビンのCDを買う時に、この人のレーベルのを、なんだかヘンなCD、10枚 くらい買わされた。 全員:はははははは MP:なんだかちょうどCD送るのに、大きなボックスに収まりがいいっていうんで。で、
T:彼はウェブサイトのデザインだけじゃなくって、商品の管理もやってんだ? MP:そうですよ。メールのやり取りとか、すっごいしっかりした優しい人。ロビンのホームページで通販をやると、この人が相手をしてくれる。 A:この記事を読むと彼のことがよくわかるよ。すごい人だよ。ロビンのホームページに
T:(レコード・コレクターズのディスコグラフィーを見て)そういや『Star
For Bram』
A:あれは自分のとこ。 T:あれ、CD化したら売れるんじゃないの? A&MP:CDになってますよ。 T:あ、ごめん、違うわ。これの話じゃなかった。『Mossy Liquor』の方だわ。 A:「Alright, Yeah」をスウェーデン語で歌ってるやつね。 T:これワーナーだっけ? 自分で出したんじゃないか。あれアナログ・オンリーでCDに
A:ところで、バングルズが最初のアルバムでソフト・ボーイズのカバーやってたじゃな
T:キンバリーの「GOING DOWN TO LIVERPOOL」の初出ってソフト・ボーイズだった?
すっかり忘れてるなぁ。僕はバングルズのコレクターなんだよ(笑)。
MP:スザンナ・ホフスですか? 好きですねー、五十嵐さんは、あのタイプが! A:一番最初のシングルとかも、持ってるんですか? T:あぁ、あれのオリジナルだけは高くて、さすがに持ってないけどねぇ。他はいろいろ
A:あの頃のバングルズも、ようするにペイズリー・アンダグラウンドの片隅みたいな感
T:あぁ、そりゃーそうだろうね。 A:バングルズに限らずね。R.E.M.も、多少ひっかかっている。 N:ドリーム・シンジケートとか。バーズっぽいところでもロビンとつながる。 A:「GOING DOWN TO LIVERPOOL」はキンバリーの曲なんだけど、なぜかロビン、最近ライヴで歌っているらしいんだよね。 MP:好きなんだろうね。 T:完全にビートルズって感じの曲だもん。 MP:ところでキンバリーと言えば! これ。この前ブーからもらったCDの入っている棚
全員:見た事ない! MP:そしたらFeaturing Robyn Hitchcockとか書いてあるし! お客さん手にいれられないから申し訳ないけど。このCD、98年ごろブーから売り込まれたんですよ。 T:(ジャケを見て)おぉ〜ファミリー・トゥリーですよ。それにCDRだね、これ。
A:へぇ〜貴重だね。 MP:あと話はそれるけど、同じブーから売り込まれたものの棚の中から(グレンのレコードレーベル、Quixotic Recordsから出ている)ニック・ハーパーが出てきたの。 ひぇーーーっ、世間狭すぎ、恐いっ!って思って。 T:例えば、キンバリー・リュー、一人で来たら、ラ・カーニャとかでライヴやれるかなぁ? MP:いや〜来るなら、ロビンと一緒でしょう。なんだか私ソフト・ボーイズで呼びたく
A:いいねぇ。 MP:森田(義信)さんが言ってたんだけど、最初のエジプシャンズの来日の時って3人
T:難しいのはさ、ほんとにいいものを出そうとするとさ、ソニーとか見ていると、ほん
MP:ひーーーーっ。色校高い! 絶対にウチなんか色校なんか何度も出せないもん。だ
A:ははははは。 T:今は最低でも再発は紙ジャケなわけなんだけど、うるさいんだよ、お客さんが。色が
全員:ははははははは T:微妙な色合いを出すのに、あのインクとこのインクを絶妙にまぜました、みたいなさ。そのくらいやらないと売れないんだよ。 MP:でも、ほんとロビンのこういう作品だったら、そのくらいこだわって出したいです
N:最近はネットで色校とかあるみたいですよ。エプソンだかなんだかの最新技術で。色
MP:そうなんだ。いろいろ研究しないとなぁ。そっかー、うーん、紙ジャケかぁ。頭痛
N:『Train』もいいですけど、このライヴ盤もいいですよね。(『Gotta
Let This Hen
MP:あーーー、これも好き。かっこいいですよねー。ビデモもあるし、DVDとセットと
T:でもさー、理屈としてはDVDとCDってプレス代は、同じじゃないの? どうして高いんだろうね。 MP:さぁー? T:海外プレスとかしたことある? MP:いや。ないんですよ。韓国でプレスすると安いとかいろいろあるみたいなんですけ
T:・・・しかし、対談の話が全然それたな。荒田くん、なんか話題振ってよ。 A:(笑)ロビン、前回来た時は、ずっとギターの弾き語りだったじゃないですか。でも、ほら、今度はピアノ使うって言ってたでしょ。で、ロビンは、また最近ピアノの練習を始めたみたいで(笑)。スタジオ・ライヴをビデオ・ストリーミングで見たんだけど、まぁ、うまくはないんだけど、結構いいんだよ。新曲でたぶんピアノ使うんじゃないかな。すごくいい感じなんだよね。 T:へぇー。それってどういうところで見れるの? そんなのホームページであったっけ? A:いや、ホームページじゃなくって・・・。(註:ロビンのページにリンク上の「Archived Radio Interviews」を参照のこと) T:ほんと荒田くん、詳しいよね。 A:ヒマなときに情報だけ取りあえず集めておいて、決めた時間にまとめてチェックする
<Monday, November 4, 2002 The Soft Boys>
MP:いやーん。きゃーーーっ。 A:でも歌詞が全部頭に入ってないらしくて、老眼鏡をかけて見ながら歌っているのがな
全員:はははははは(笑) MP:でもけっこうロビン、眼鏡、似合いますよね(笑)。 A:うーん、似合うけど、ライヴの時は、どうなんだろう(笑)。 T:そういや、タムボリンの船津さんのフェスティヴァル・レポートで、エイモス・ギャ
MP:ロック・ミュージシャンはダメですかねぇ、老眼鏡(笑)。 A:野崎さんが自宅に言った時ってピアノあった? MP:あった、あった。1階に。アップライトのピアノが。おばあちゃんのピアノとか言ってなかったっけ。なんかの文章に・・・・イタリアン・ブックかな?・・ロビンが子供の頃は「怒ったペンギンのようにピアノを弾いていた」って記述があって、笑ったんだけど。マンダラのピアノ、素敵だから。期待してくださいよ。 T:グランド・ピアノじゃなかったっけ? MP:そう! でも、そうか、ステージで老眼鏡禁止令だしておかないとね。で、「Mind
T:大阪もピアノある? MP:あるある。 A:あとハーモニカね。 MP:もちろん! T:チケット売れるといいよね。 MP:東京の2日目はだいぶ埋まってきた。なんだかんだでチケットぴあもいったんバツ
T:しかし、ロビンはMCでボソボソっとわけわからない事を言うのが、日本では辛いよ
A:MCでも、曲名言ってBy Robyn Hitchcockとか、よく言うよね(笑)By〜とか、なんと
T:なんかよくいろんな事言うよね。By meとかね。 MP:MCって難しいですよね。グレンとかしゃべりだすとすごく面白いんだけど、やっぱり英語だと限界あるよなー。どうしても日本に来るとMCは少なくなるし。 T:まぁ、グレンの場合、身体でね、もうコミュニケーションとれる感じだけどね。 そういや名小路さんは、グレンはいつご覧になりました? N:最終日ですね。最終日だけ観れて。 MP:チケット買ってくださったんですよねー。本当にありがとうございました。最終日
N:セッションも良かったし。 MP:(ギターの)古橋さん、よくやってくれたよねー。 T:古橋さんも「いや〜ミュージシャンやってて良かった!と思える夜でした」って言っ
MP:あぁ、それは良かった! ほんと心意気って感じ。 A:リハーサルとかなかったんですよね? T:ミシェルとは(当日会場で)リハーサルやったけどね。ミシェルについては、古橋さ
N:なんとなくそういうの、分りましたよね。 T:だからそのあたりのフレーズが出たよね。 MP:しかし嵐のような来日でしたよね、グレンはね。 T:(グレンが帰った後)多少、元気になった? MP:相当落ち込みましたけどねー。アーティストに帰られちゃうと、ホント駄目ですね。でも、もう大丈夫! もう入った、ロビンに(笑)。っていうか、昨日も某雑誌の
T:そこの雑誌はやってくれそう? MP:ほぼオッケー。あと絲山さんが応援してくれて、対談が某誌で決った。これは大き
T:それはやっぱり絲山さんだからだろうなぁ。例えば村上春樹とジョン・ウェズリー・
MP:はははは。それはすごい。でもロビンはマスコミ受けはいいですよ。なんか、売れ
T:いや、ないだろー(笑)・・・いやいや! 確かにそういう風にしてメディアには売
MP:そうそう、最初から私が負けちゃダメですよね。でも絲山さんの出現は、ほんとに
T:有名作家さんがファンになってくれるといいよねぇ。 A:ロビン、作家さんとか好きな人、多そうだけどね。 T:日本のミュージシャンで、ロビン・ヒッチコック命って人いないのかね。 A:まぁ、 カーネーションの直枝さんとか? MP:ソフト・ボーイズに思い入れのある人は多いと思う。 A:うん。ロビン、っていうよりかは、ソフト・ボーイズって感じかもね。 T:そうかなぁ。 N:でも、みんなリアル・タイムじゃないでしょ。 T:名小路さんは、日本のミュージシャンにも、よく取材されてますよね? いないです
N:うーん、どうかなぁ。あとロビンについては、ワーナー時代とA&M時代に違いを感じる人は多いですよね。僕は意外と、それを感じてた方だったんで。ワーナー時代だと聞
T:ワーナー時代は、やっぱりアコースティックなフォーキーな路線ですしね。 MP:それよりもソフト・ボーイズのゴリゴリしてた部分に共感する人が多いような気が
A:確かに。 T:そっかー、それを考えると、僕はやっぱり根がフォーキーだなぁ! しかし、まとま
MP:あ、そうそう、グレンの話してくださいよ。グレンのコンサート・レビューもフォ
T:よし! じゃあ、グレンの来日公演を振り返る、ってことで。じゃあ振り返ろう! MP:私はもう充分振り返りましたから、もう後ろはみない、って事で(笑) あ、五十嵐さん、ほんとうに金沢ありがとうございました。金沢で出来たのは、本当に五十嵐さんのお陰です。 T:金沢といえば、「She Doesn't Have To Shave」は金沢でやりはじめたんだよね。で、誰かリクエストしたんだよ。 MP:そうそうお客さんがリクエストしたし、私も最前列で叫んだ(笑) T:そしたらグレンは、もう10年はやってない、と。 N:はははははは。 T:10年はやってないといいながら、歌ったよねー。あの時は歌詞カードはあったの? MP:あった、あった。私、事前にリクエストしてたし。でも、あの日は誰かお客さんが
T:で、結局ほぼ毎日じゃないけど、3回くらいやったよね? それが金沢の思い出。あ
MP:あぁ、あったねー、あったね。 T:で、あの時は12弦ギターを弾いていたんで「Ticket To Ride」をやったんだよね。で、「Ticket To Ride」をやったら、お客さんからリクエストが来て 「Can't Buy Me Love」をやったんだよ。あのお客さん、誕生日とか言ってたよな。 だから結果的にビートルズ2曲連続だったんだよ。 MP:金沢は雰囲気が抜群によかったですよね。あの日からグレンの調子は、ものすごく
T:もっきりやにはカウンターがあって厨房からステージに回れるんだけどさ(そこを「Good
Bye Girl」と「Black Coffee in Bed」を歌いながら回った)、そのことで後でグレンにギャグ飛ばしたら受けたんだよ。よく50年代のイギリスのリアリズムの映画や小説を「キッチン・シンク」って言うんだけどさ、例のスクイーズ本でもクリスがそういう家庭の事とか歌っている曲を「キッチン・シンク的だって」使っていたんだ。で、それこそ今日のグレンはカウンターの洗い場とかの前で歌って「これがほんとのキッチ
あと、あの日は何やったったけ。あ、そうそう、あの日はステージで何か落とした時にグレンが
「Ooops Daisy」って言ったんだよ。普通は「Oops」ってだけ言うんだけど、
A:みずから? MP:そう。優しいの、グレンは。だけど折り込み、めっちゃ下手くそなの。チラシが
全員:はははははははは。 MP:っていうか、あの時、寿司屋があくのを、もっきりやで待ってたんだよね。そもそも、あの日、グレンに準備はこっちでやるから少し寝てていいよ、後から来なさいって言ったのに、グレンったら、私たちと一緒に来ちゃったんだよね。 T:そうそう。で、あの時サウンドチェックで開口一番に「Always On My Mind」歌ったんだよね。その後、どっかでも歌ったよな。 MP:そうだったけ? タッド、よく覚えてるなー。 T:そうそう、スター・パインズ(の2日目で)やったんだよね。 MP:あれ、グレンの声とあいますよね。去年は大阪でやったんだよな。私、去年の大阪
T:あれ、もともとはエルヴィス・プレスリーだけど、ウイリー・ネルソン版も有名だね。 A:ウィリー・ネルソンのヴァージョンを聞いて感動した、ってグレンは言ってたな。 T:そういや、ドキュメンタリー映画でグレンが発言してた「ウイリー・ネルソンとデュ
A:去年、やっぱり大阪でやってたらしいよ。 T:ファウンテンズ・オブ・ウェインとは、去年だかに彼等がロンドン公演に来た時にグ
A:彼らはスクイーズはすごく好きらしいし。 MP:あ、そうそう、荒田さん、インタビュー(CDジャーナルに掲載予定)ありがとう ございました。あの時、なんかグレン、面白い事言ってなかった? A:エイミー・マンの「オブザーヴァトリー」の話が出た。エイミーとグレンのヴァージョンが歌詞が微妙に違うでしょ。で、そのわけを聞いたんだけど。 T:あ、僕もその話をしたなぁ、グレンと。なんて言ってた? A:エイミーからあの歌詞をもらった時は、実はエイミーがまだ自分で歌詞の内容や並べ
MP:五十嵐さんが聞いた時は、グレン、なんて言ってた? T:いや、僕がなんでその話をグレンに聞いたか、っていうと、ほら、オブザーヴァトリーって天文台じゃない? で、実のところ僕は、あの曲が天文台を舞台に使ったイメージと、恋愛の終わりという話の組み合わせがどういう効果を出しているのかがはっきりつかめないんだ、って話をしたんだよ。エイミーがなんらかのイメージを持って書いているんだとは思うからね。で、グレンに聞いたのよ。イメージがうまく結びつかなくってね、なんで舞台が天文台なのかいまひとつわからないんだけど、って言ったら、グレンも「僕もわからない」 だって(笑)。で、それで、グレンが言ってたのは、ストーリーとして今ひとつグレンも分らないかったんで、自分で歌詞を並べかえたって言ってたね。グレンなりに、ストーリーがわかるようにね。 MP:へぇー、面白いですねー。 A:エイミー自身も、だから相当迷ってたんだよね。 T:エイミーが、今度来た時に、またこの話は聞きたいと思ってて。 A:実際、主語の人称を変えたり・・WeをIとしたりしているよね。 MP:まぁ、この曲はわかりにくいですよね。その点、ロン(・セクスミス)ちゃんの歌
T:ロンちゃんの新譜は買った? 僕はカナダに注文したんだ。アメリカは9月らしいよ。日本盤はどうなるんだろうね。 N:いや〜、聞いてないですねー。(註:Sexsmith &Kerr 「Destination Unknown」の日本盤はV2レコードから10月19日に発売予定) A:そういや、グレン、またロンと曲書いているみたいだしね。 T:「By The Light of Cash Machine」って毎日やってたよね。 MP:やってた、やってた。まぁ、あれは日本盤の「インコンプリート〜」のボーナスだ
T:本人にも訊いたんだよ。なんでオリジナル・アルバムに入ってない曲を毎日歌ってい
MP:あれが、また12弦ギターでやるといいんだわ。 A:そういや、けっこう東京公演は必ずクリスの事を話してましたけど、あれは毎晩? T:あれは「Naptune」を歌う時に、必ずクリスの話が出るんだよ。 MP:あの歌詞はひどいもん、やっぱり。自分でもフォローしたくなったんじゃないかなぁ。 T:そう、だから一時は(関係が)ひどかったけど、それでも愛してるんだよ、と言うわ
A:それで何年もやってたわけだもんね。だから、本当に男女の恋愛みたいなもんだよね。 MP:私もそのヘンは理解不能。なんだか立ち入っちゃいけない部分のような気がする。そういや、今回のグレンのMCで面白かったのは、グレンの行った学校って、イギリスで
T:何の曲のとき? MP:肝心のそれを覚えてないなぁ! でも、デパートでも店員さんに言葉通じなかった
そういや、ほら、覚えてます? 最後の日の打ち上げで皆におごってやる、って言うの
T:イギリス人はパブにいくとラウンドで奢るからね。でも日本だと一杯あたりの値段が
MP:まぁ、でもあぁやって関係者とかに毎回必ずご馳走してくれる。すごい気持のあったかい人ですよね。でもあの日は夜もすごく遅かったし、私は疲労最大。だから最後まで皆さんがいてくれてグレンもうれしかったんだと思う。私と二人だけで打ち上がってたら、めっちゃ地味じゃーん(笑) A:でも初日は最後二人だったんでしょ? ローナたち帰っちゃって。 MP:そうそう。でもその時は、真面目な話ができてよかったですけどね。 T:あの時はローナたちとカラオケかダンスにでも行くかと思ったよ。吉祥寺じゃなかっ
MP:吉祥寺ってのがガンでしたよね。 A:でも、Star Pinesで聞けたのは良かったなぁ。音響的にも申し分なかった。 T:Star Pinesだと奥にも階段があって、ぐるっと回れるからね。2部の頭では便利だよね。 A:外に出れないから、よかったんじゃない? MP:外に出ていいよ、とは言ったんだけどね。言ってあったんだけど、外が暑いから結
T:誰か扇風機持って後を追いかける、とかね(笑) MP:あの扇風機もグレン専用だから、次の来日まで封印ですよ。あんなの誰も他に使
A:3日目だけ、服を変えてなかった? MP:あれ、お客さんにもらったTシャツなの。取材の時にも着てたけど、すごく気に入ったみたい。 T:そういや、3日目だけだったよね、半ズボンじゃなかったのは。 MP:あれねー。ステージ見ながら音を聞いている時は別に良かったんだけど、写真になってみると・・あぁ、無理にでもズボンはかせればよかったなぁ、って(笑)。 全員:はははははははは。 T:あと、こぼれ話シリーズっていうと・・・熱心なサッカーファンだって言われている
MP:そうかー。なんか死ぬ程サッカーが好きなのかと思ってた。ほら、去年大阪から戻ってきて新幹線の中で閉じ込められた時、新幹線の中からタッドに電話してさー、どこで試合見られるか、っていうんで、大変でしたよね、あの日。 T:だから、それはほんとに最近の話らしいよ。 MP:あの時のグレンはすごかったもん。品川駅でおりたと思ったら、私たちの前をどん
A:そういや、カースティ・マッコールの話が出たなぁ。 MP:あ、あった、あった! なんで彼女の名前が出たんだっけ? A:コラボレーションを頼んだって話だったよね。クリス以外に共作したい人って事で名
T:そういや、今回さ、アメリカで僕のブログにリンクしているスクイーズ・ファンがい
04年来日時に選んだ「Glenn's Desert Island Disc 10 (+1)」
A:グレンは結構新しいの、聞いているんだよね。子供が聞いているってのもあるんだろ
MP:上の子供二人、写真みせてもらったけど、大きくなりましたよね。二人とも汗っか
全員:はははははは T:名小路さん、最終日を見てどうでした? N:2部の始まりの「Good Bye Girl」は楽しかったですよね。あと「Black Coffee in Bed」あと「Tempted」が良かったよなぁ。 MP:ギターがうまいもんねぇ。「Tempted」のあのリフは、頭の中に残りますよね。 N:12弦であんなに弾けるってのは、ないですよねー。 A:まぁ、リード・ギタリストだったから、っていうのは、あるよね。ちょっと独特で、他の人はまねできない。 N:スクイーズで来た時も、かなり弾いてましたもんね。 T:Star Pinesとか1部はほとんど12弦で通したでしょ? 金沢とかさ、12弦とか6弦とか、取っかえひっかえだったよね? まぁ、弦を切ったってのもあったけど。 MP:あれは金沢だけかもしれない。広島の時すごく印象的だったのは「あれ、1部は全
T:6弦だと、ほら、もっといろいろやるからさ。 MP:そうそう、だから後半に6弦の曲をもってくると、盛り上がるってことなんですよ。でも、どうやら、どっちかにまとめたい、ってのはあるみたい。チューニングのこ
T:「僕のチューニングとの戦いは永遠に終わらないけど」ってステージで言ってたよな。でも、 チューナー使わないよなー。 A:ああいうふうに弾いたら、ぜったいにチューニング狂ってくるって、本人もわかって
T:でも、金沢の休憩のときだと思うんだけどさ、今どき12弦をチューナーなしで弾いて
全員:ははははははははははは。 A:「Jolly Comes Home」って地方でもやったの? MP:やった、やった。良かったよね。 A:「Vanity Fair」も良かったよねー。 MP:「Vanity Fair」は、ほとんど毎晩やったと思う。 N:前回の来日でも毎回やってたと思うし、バンドで来た時もやってたと思う。 T:NHKの佐藤くんが、最終日の後半だけ観れたんだけど、横にいてさ。「Vanity
Fair」
A:そういえば、東京の2日目の夜、グレンと食事したときにケイト・ブッシュがそろそ
T:ところでさ、せっかく名小路さんに来てもらったんで、もう少しロビン・ネタをもら
MP:この名小路さんの持ってきてくれたロビンのCDとサイン、写真に撮らせてくだい。
A:しかしグレンの時もそうだったけど、ロビンもセット・リストないのかなあ。 MP:ひぇーっ。よく勉強しておかないと、セット・リスト、メモれないなあ。グレンの
T:一生懸命、手に書いてたもんねぇ! A:ロビンも、やる曲が毎晩違う感じだもんなぁ。 T:曲も多いしねー。カヴァーもやるしね。 A:ディランは何やるのかなー。 MP:いまだに、私ディラン聞けてない〜。 T:『ブロンド・オン・ブロンド』は買った? MP:買った、買ったけど、まぁ聞いたところでディランと契約できるわけでなし(←す
T:でも「ブロンド・オン・ブロンド」聞いて、ロビンの音楽の理解を深める、と。 MP:「アヴァロン」は買いましたよ。 T:あなたTOP40愛好会で、あのへんは守備範囲でしょ。 MP:「More Than This」は先輩にテープとってもらって1曲だけ知ってましたけど、アルバムははじめて。買ってみたら紙ジャケでびっくりした。 A:あと「Satelight Of Love」(ルー・リード)とかね。 T: 「Satelight Of Love」歌ってんの? そういやハウ・ゲルブの来日と日程が重なってないか、ロビン? A:ハウ・ゲルブの東京の初日が4日の渋谷公園通りClassics。微妙だけどずれている、
T:今回は、(ゲルブは)小さいところが多いよね。回数が多いよね。 A:松本とかも行くし。 T:ちゃんとPAとかあるの? A:どうなんだろうね。 MP:あれ、名小路さんの記事によるとロビン、やっぱりインタビュー中に絵を書いてい
MP:(12inchの写真をとりながら)かっこいいな〜ロビンなぁ。 A:お、この12inchってGO DISCS!盤じゃない? N:「So You Think You Are In Love」。「デイリー・アン」で、GO
DISCS!のコラムを
A:へぇ〜っ。 T:そうそう、イギリスはね、ロビンのアルバムはGO DISCS!だったんだ。名小路さん
N:そうそう。ポール・ウェラーもソロもGO DISCS!(笑)。 T:あぁ、ポール・ウェラーとかそうだよね。(レーベルの)全部番号が揃っているとか? N:全部はないけど、けっこうありますね。GO DISCS!は、当時イギリスでメジャーから
と、この後、4人で、インド料理屋に流れていくのであった。
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