| OAK TREE RECORDS 対談ページ 8
T:五十嵐 正 A:荒田 光一(敬称略) 対談インデックスはこちら 第9回:ロビン・ヒッチコック来日公演を振り返る T:まずはマイナス5とロビンだね。今回我々は全部観ているよね。 MP:本当に連日出勤、ありがとうございました。 A:初日はかなり天気悪かったねぇ。機材の搬入とか、随分大変だったんじゃないかと思ってさ。 MP:搬入はドラムがあったからハイエースで会場に入れてたから大丈夫だった。そういやあの時ってさ、タッドがミュージシャンを会場に連れてきてくれたんだよね。私は先に会場入って準備でテンパってた。すでに記憶があやふやだけど。 T:確か、ロビーでみんなを連れて行くために待ってたら、ビルとフランキー(夫妻)が先に降りてきて場所がわかるから大丈夫だって先に行ったんだ。 MP:そーそー、あの付近のエリア地図をみんなに渡してあったからね。 T:で、スコットも自分も行けるよって言ってたら、ジョンも降りてきたので一緒に行った。で、ピーターと最後になったロビンをしばらく待って、雨がひどいからってタクシーに乗せたんだわ。で、なんとか、雨に濡れないようにぴったり会場前につけるために、グルっと回ってもらったりしてさー・・・・これ、全然たいした話じゃないな、別に(笑)。 でもホント、アコースティック・ギグは良かったよね。そういや、あのイギリスから来ていたファンは完全なセットリストを(スコットのファンサイトのフォーラムに)載せ出したよ。あのヘンの情報網はすごいね。でも、あなたのところに(会場で撮っていた映像の)DVDを送ってこないのは良くない。 MP:彼らにはすごく忙しいツアー直前の時期に、会場の地図とか、彼らのホテルからの一番簡単な行き方とか懇切丁寧に教えてあげたりして、すっごく親切にしてあげたんですけどねぇ。お礼のひとつもないって感じ。あ、初日にチョコレートもらったか(笑)。まぁ、でも一応、録音はするな、と私が言ったからね、コソコソやっているんでしょう。 T:本来はアーティスト本人のところと、主催者のところにも記録を送って、今後のね、将来アーカイヴ・リスト作る時とかに役立てないとねぇ。みんな海外ではファンの間でトレードしてるんだからさ。 MP:やっぱりレコード会社およびプロモーターの立場ではね、言いたくないけどJASRACとか、Oak Treeについてはレコ協の一部だから、公に認めるわけにはいかないんです よ。だから隠れてやってくれりゃー、いいんだけど(笑)、だいたい私の目に入ってきちゃうわけ。結局メーリングリストに流れりゃ、普通に私も見るわけだし。 T:JASRACは気にせんでいいだろー。いまや多くのバンドはテーパーのコーナー作ってたりするわけで、それについて著作権の事がどうとか、もう誰も言ってないよね。 MP:海外はね。海外は自分自身が自分の事やる分についてJASRACみたいな機関が何か言うことはないからね。でも日本の場合は一度登録されちゃったら、それはもう自分だけのものではなくJASRACのものだから、アーティストが許可しているんだからいいんだよ、とはならない。 でも、それは本当にビック・クエスチョンで、ブートとか勝手にファンがアップしているものでも、それによってロビンを初めて知ったみたいなプロモーション効果はあるのかもしれない。YouTubeとか、個人のブログに貼り付けさせることで、意図的にプロモーションに利用すしているアメリカのレコード会社もいるし。 T:例えばグレイトフル・デットのライヴ・シリーズとかあるのはさ、いろんな人が録音してくれていたおかげなんだ。それで、ほとんどすべてのコンサートの音源が揃うんだよね。 MP:あと考えられるもう一つの問題はね、あ、ロビンのライヴだったら、あそこのアーカイヴに載るからいいやってんで、本当のコンサートに来なくなっちゃったりとか、そういう危険性も一部あると思う。 T:そんなタイプのファンは、こういうアーティストにはつかんだろー(笑)。 MP:いや、だからね、録音するならしてもいいけど、そこまで考えて行動してほしいな、って事。録音してアーカイヴするなら、それによってアーティストを応援してやってほしいと思うわけ。あとは、特に船とかはさ、12,000円払ってきてくれたお客さんが、いったいこれをどう思うか、って事だよね。私はそれが心配。 T:でも、あの船なんかは、そこにいて体験しないと何にも意味ないからね。 MP:確かに。でも、そう思わない人もいるかもしれない。ホント、いわゆる海賊録音って、たとえばアーティスト、そしてそこにいるお客全員が納得してれば、やっていい事かもしれないんだわ。ファンの人が、それによってヘンなお金を稼いだりしないかぎりは、私はそんなに悪いことだとは思わない。ただ主催者としてね、私は船に12,000円払ってきてくれたお客さんがどう思っているのか、すごく気になるのよね。せっかく払ってくれたのに、なんだ、ここで観れるんだったら行かなくても良かったって思ってしまったら、申し訳ないじゃないですか。 T:なるほどね。 MP:一応ここを観ているお客さんには私がどう思っているかは知っていてほしいから・・・一応この件はここに書いておきたくって(笑)。チケット買ってきてくれたお客さんは大事だし。
T:そうそう、マイナス5。確かアコースティックはまるっきり初めてだって言ってたよね。 ●この日のセットリスト
A:しかも全員が座ってやる、っていうスタイル(笑)。客席との距離もあまりなくて、最前列のお客さんも緊張する。 MP:ロビンも座って人前で歌うのは、ほんとうにひさしぶりだと言ってた。 T:リハーサルはしなかったでしょ、これ? 別にこれ用にリハーサルスタジオ借りたとか、アメリカでもやってきた、とかはなかったでしょ。 MP:ない、ない。サウンドチェック中に、ちらっとやってただけ。しかも、やったのは5曲くらい。 T:まぁ、長年一緒にやっているメンバーだから。全然問題なかったよね。ビルが冗談半分なんだろうけど、スコットの歌っている歌詞が初めてわかったって言ってたよ(笑)。へぇ、こんなこと歌っているのかーって。 MP:最初はビルはシェイカーとタンバリンだけだったんですよ。で、グレッチのドラム、翌日からのライヴ用に借りてたんだけど、ケースからわざわざ出すのが面倒だなと思ってたの。そしたらFABが持っているドラムが目に入って、「あれ使っていい?」って事になってスネアとベードラとハットだったかな・・・使ったのは。 T:僕はあの日ビルにすっごく感動したんだ。 A:ビル、すごく緊張してたでしょ。何度もシェイカーとか落してたよね(笑) T:ほんとに一所懸命・・・ほら、なにせ初めて(アコースティックを)やっているからさ、一所懸命、本当に大事に一音一音叩いてたよ。ハットの裏側ちょっと叩く、とかさ。すごく丁寧にやってた。その姿を、僕はなかなかいいなぁ〜と感じ入っていたの。 MP:あと曲もろくすっぽ決めてなかったみたいで、ピーターがスコットに次あれやろう、とか、積極的に提案してたのが良かったよね。 T:そうだね。全般に・・・エレクトリック・セットもそうだったけど、新作と「Down with Wilco」とかの曲が中心だったけど、ちょっとカバーもあって・・・この日はちょっと古い曲もやってたよね。「the Lonesome Death of Buck McCoy」とかさ、10年くらい前の曲や る、とか言ってやってたし。あと、この日はなんといっても、唯一スコットのキーボード弾いてた日だったよね。エレクトリックの時はずっとギターだった。 MP:実はアコースティックの日のエレピはロビンが弾くかなぁと思って出しておいたんだわ。「Mind Games」とかやるかなぁ、とか思ってたから。 T:やっぱりロビンもね、ヴィーナス3とはじめてアコースティックやるからさ、結構一生懸命にやってたよね。あんまりバカなことやってなかった。なんかわけのわからない無駄口を叩くとかもなく・・ 全員:(爆) T:これさ、まるっきりソロで、いつものやっているセットだったらさ、ロン(・セクスミス)を呼び込んだりする余裕とかもあったと思うけど・・・まあ呼び込まずとも、ほら、ロンが来てるよ、とか声をかけるとかさ。そういう余裕がまったくなかったよね! さすがにロビンも初めてのアコースティック・ヴィーナス3だったから。そこがかえって良かったんじゃない? MP:しっかしこの日のロビンは最高だった。絲山さんの朗読から始まって「Full Moon In My Soul」で、もうすっごく感動した。 T:ぐっと来たよね。「Vibrating」とかさ、「I Something You」とかさ。 A:「Vibrating」はこういうライヴで聴けるとは思わなかった。 T:「I Something You」は前回やってたっけ? あれって今は「Storefront Hitchcock」のヴァージョンしか聞けないでしょ。あれはKレーベルから出たシングルと、イギリスで出たプロモ用のシングルに入っているだけなんだ、最初のヴァージョンは。 A:もともとヴァイナルの7インチ・シングルだけでしょ。当時、カルヴィン・ジョンソンが手がけているってのでおっ!となったね。 T:「俺、実は持っているじゃないか、シングル!」なんて自慢しようと思って、思わずバッグに入れて持ち歩いてたんだけどさー。出す機会を失ってしまったよ(笑) A:あのスリーブ裏に写っている写真って、ロビンのお父さんだよね? そう思ったんだけど。 T:そうだね。(セットリストを見て)「Television」も良かったよね。 MP:初めてやったみたいだったよ。 T:でもスコット、ふっつーにハーモニーつけてたよね。 MP:あの日、ロビン、皆に、「ほら、Spookedの一曲目だよ、知ってるだろ」くらいの事いってやってなかった? T:そうだったっけ? えっと「Birdshead」で・・ A:「Sometimes A Blonde」までは1人でやってたんだよ。で、「Birdshead」でピーターが入ってデュオになった。 T:まぁ、あのあたりはもうしょっちゅう一緒にやってるから、慣れてるってあるだろうね。で、「Television」でバンド編成になったんだけど、初めてとは思えないくらい、ほんと普通にやってた。すごいよね。「Adventure Rocketship」のアコー スティックのヴァージョンも決まってたよね! おっ、ビシッと決まった!と思ったよ。 A:ロビン1人で「Adventure Rocket ship」だとちょっと辛いんだよね(笑)。 T:ははは。で、「Queen of Eyes」でジョンが入ったんだよね。 MP:そして「Eight Miles High」で、もうノックアウト!!って感じだった。かっこよかったー!でもあとで記録したビデオとかみると、たいした事ないんだ(笑)。でも、あの時、あの瞬間は、あぁ、ロビンがとうとうバンドで来たなって実感がすごく感じられて、グッときた。 T:ジョンとピーターが12弦ギターみたいな効果を2台のギターでやってたのが格好よかったよね。いきなりやってんだもん。まぁ、もっとも普段から相当一緒に演奏して遊んでいるからだろうけどね。来年にたぶん出るであろう次の「Living Room Sessions」もそうだし。そこでもうやってんのかもしれないしね。 で、この日は、終わり方も「Madonna of the Wasps」やって「Ole Tarantula」やって、大団円って感じだったよね。 MP:あの日、空調の調子が悪くてエアコンの水みたいなのががロビンの横をポタポタ垂れていたの覚えてます? 4秒ごとに雫が落ちてくる、とかロビンがMCで言ってた・・・
●この日のセットリスト
A:最終日もまあ良かった。でも7日は、すごいインパクトがあったなあ。エレクトリック・バンドで、最初に音を出した時の空気が震える感じがね。 MP:マイナス5が思ったよりロックでいいバンドだなぁ、と思った。 T:そりゃー、ロックなバンドでしょ、もともと。 A:「In Rock」ってマイナス5のアルバムがあるじゃない。あれってライヴ一発録りで1日で録ったアルバムなんだけどさ、レコードでも全部シームレスで曲間をなくしてるじゃない? 全部2、3分くらいでノンストップでプレイしていく感じ。それが、ものすごくドライヴ感があって実際のライヴでも生きてたよね。あれをさらにソリッドにやっている感じがした。 T:いや、良かったですよ、ホント。ジョンの貢献が見逃せなかったね。声もいいし、ギターもいいし、ハーモニーもいい。 A:いるのといないのとじゃ全然違ってたよね。 MP:ジョンは最初日本に来れないかも、って言ってたんだよね。 T:今年の3月のSouth by Southwestでマイナス5を観た時は、ご家族の不幸かなんかで参加してなくて、臨時でいろんな人が入ったりしてたけど、やっぱりジョンが入るのとそうじゃないのとじゃ全然違うよね。 MP:声が良かったよねー。 A:そうそう、声が良かったなー。 MP:奥さんと二人で可愛い感じでねー。 T:可愛い夫婦だったねぇ。 A:他はみんなデカくて腹も出ているんだけど、ジョンだけちょっと小柄でね。 MP:性格もめちゃくちゃ謙虚でね。 T:ジョンは、最初にスコットに会ったのが10代終わりくらいだったみたいね。で、最初のレコード出したバンドとか・・・モデル・ロケッツの前にアルバム出てたっけ?・・・とにかく最初からスコットがプロデュースしているわけよ。ずっと面倒みてるんだよね。やっぱりスコットの弟子みたいなもんだからさー。
A:アメリカ北西部のね。 T:そうそう、本当にそうなんだよ。そのヘン、日本のロック・ファンは今ひとつわかってないよね。 A:ヤング・フレッシュ・フェローズはリプレイスメンツなんかとも一緒にずっとツアーをやってて、当時はかなりムチャしてたみたいだよ(笑)。 MP:スコットは本当に面倒見いい。ロビンはスコットがいると自分がスイッチを切れるから楽みたいだった。スコットがいるとロビンは単なる我がままじじい(笑)。例えばね、ステージあがって、まずアンプのスイッチ入れないといけないんだけど、そのスイッチの位置がロビンは何度言っても覚えてくれないわけ。で、それを見てたスコットが「いいよ、俺がステージの通りがけにやるから」とか(笑)。あとギター・チューニングしてあげたりとか、本当に面倒見がよいんだわ。あれ、スコットがいなけりゃ、ロビンは自分でしっかりするしかないわけよ。で、自分で何でもちゃんとやれるのよね。ところがスコットがいるから、もうロビンは甘え放題(笑)。あれは、いいなぁ、と思った。 T:今回ロビンのギターに驚いたよね。やっぱり独自のロビン奏法をね、ずいぶん発展させているよ。1月に見たとき、基本的にヴィーナス3だと、ピーターが12弦でジャランジャランとジャングリーに弾いて、ロビンはリードを弾くという事は分かってたんだけど、やっぱりロビンは(奏法を)考えているよね。たぶん家で弾いている時とかも、いろいろ工夫を考えているだろうね。ほんとに独特の弾き方だよ。ソロでやっても、バンドでやっても、面白いギターの弾き方してたよね。前にも言ったかもしれないけど、あれを自分で分析して言葉にできるのならギターマガジン系の取材をうけて、あの独特の奏法について解説してほしいよね。 A:ギターは青いテレキャス1本だったよね。前のロンドンの時もそうだった? T:だったと思うよ。あれ最近よく使ってるよね。 MP:ペダルが本番前に壊れちゃって、大変だったんだよなぁ。FABの女の子たちが分解して大手術してくれたらなおったんだけど。 A:エフェクターってそんなに使ってないでしょ? MP:うん、全然。 A:コーラス&ディレイ、フェイザーくらいかな? T:ワウワウみたいなの踏んでなかったっけ? MP:たぶんボリューム・ペダルみたいなやつだと思う。それにエフェクターが2コついてんの。 T:今どき、ラックかパネルにしてないの? MP:そうそう。2コ、ポンポンとケーブルの短いのでつなげて、ペダルぅーみたいな(笑)でも、それでもつなぐ順番とか、あるわけじゃん? で、ロビン、これはどういう順番なのーーっっとか言っても、ちゃんと指示してくれない。俺たちはビートルズと同じ、で終わっちゃうからさー。ロビンの場合。
A:ピーター、跳ねてたよねぇ。派手なアクションじゃないんだけど、気分がのっているのがすごく伝わってきた。 T:本当に今回ピーターは、ステージでもオフ・ステージでもすごく機嫌が良かったよね。僕は今までもピーターに何度か会っていたけどさ、そんなに社交的な人でもないし、こっちからわざわざ声かけるのもなんかな、って感じなんだけど、今回は非常に明るくって、向こうからも声かけてくるしさ。 MP:あの最後の日、いつものシャンペン・バーでさ、ピーターが一瞬歌ったのって何だっけ? T:(バート・バカラックの)「Walk on by」だよ。 MP:たしかピーターは絶対に歌わないって話になったんだよね。 T:そうそう、それで僕が「もし無理矢理カラオケに引っ張っていって、頭に銃をつきつけたら、ピーターは何を歌う?」って聞いたら・・・突然立ち上がってさ・・まさかひと節歌うとは思わなかったよ(笑) 5秒から10秒とはいえ、ピーターの歌を聞いたんだぞ、俺たちは。貴重だったよね。奥方たちも「銃はいらなかったじゃない」って笑ってた。 MP:ははははは。あん時、ウチら3人とグレンと彼等だけだったもんね。そうそう、ピーターについては、ミニーが荒田さんと話してて、なんか言ってたんだよね、ピーターはロビンと兄弟みたいだって・・ A:そう。「Birdshead」を2人で歌った時、ほんと兄弟みたいだよねって。YouTubeで観たけど、昔のMountain Stageでも、あれ、2人でやっているんだよね。 T:あ、観た、観た。だから今までも時々やっってんだよな。アコースティックの時はピーターも6弦だったけど、アルペジオがすごく綺麗にハマってたよね。 A:曲のタイトルが「Birdshead」だしね。バーズ狂いの2人ってことで。 MP:あ、なるほどね! T:あとね、この1日目のびっくりは「Raymond Chandler Evening」だね。 MP:あれは、良かった! あの曲はコーンに書いてないんだね。あれはね、前も話したかと思うんだけど、あの日、ステージの袖でもうあと1分で本番だってのに、ピーターが「昨日ロビンが一人でやったのが良かった、今日はやらないのか」って言っているわけ。で、ロビンはじゃあアコギで、とか言い出すから、もう本番だよ、アコギ使うならDI出さないと。DIステージに出てないし、サウンドチェックもしてないし、いったいどうすんのーーーっ、みたいにパニックしてたのよ。
T:あれって、急にやってバンドはついていかなかったんだっけ? A:イントロがずっと流れて・・でも、ソロではなかったよね。みんな最終的にはついていってたよね。 MP:あとね、覚えているのがね、ロビンがね、セットリストみて、「Madonna of the Wasps」やる前に、「あ、次はこの曲かぁ。この曲好きなんだよなぁ」なんて他人事みたいに言ってんの! 全員:(爆) MP:なんかのインタビューで答えてたんだけど、自分の書いた曲ってしばらくたつと自分で書いたって意識がなくなるみたいね。スタンダードみたいに思えるっていうのを聞いたことがある。 T:あとバンド・アレンジしてすっごいよかったのが、「Creeped Out」。ズシリとした感じのロックサウンドで非常に曲に合ってたよね。 MP:最後に楽器持ち替えてやってたの、面白かったよね。なんだっけ・・ T:ピーターがドラム叩いてね、ビルがベース弾いて。 A:「Listening to the Higsons」か。 T:そうそう。でもビルはベーシストとして1ツアーしたことあるって言ってたなぁ。 MP:へぇ、どのバンドで? T:KMFDMのツアーに参加してくれ、って言われて、ドラムじゃつまんねーな、ベース弾いていいかって聞いたら、リーダーがじゃあって言って、練習して参加したみたいよ。ビルはギターをずいぶん弾けるみたい。スロー・ミュージックではキーボードだし、いわゆるマルチ・プレイ
A:「Listening to the Higsons」を演奏する時は、ここんとこずっとああいう感じで楽器を代えてやるみたいだよ。ミニーに訊いたら、最後のこの曲だけらしいけど。 T:ピーターは、まぁ、ガタイがあるから、ズッシリといいドラムだったよね。 A:「Flesh Number One」も良かったよなぁ。 MP:あれは7日だけだったよね。 A:今回やったなかではいちばんポップな曲。最後に「More Than This」のさわりをかぶせるていたのには思わず笑ってしまった。エンディングで、あれを乗っけて歌う、っていうのはアドリブじゃあなさそうだけど(笑)。 MP:それさぁ、船で歌う時もやってたよね。ここでもやるか、って思ったけどね。 A:やってた、やってた。 MP:で、8日のセットは何かありますか? ●この日のセットリスト
T:8日はソロではじめたよね? それと・・マイナス5は結構曲変えたんだよな。(モット・ザ・フープルの)「I wish I was your mother」って、1日目だけだったよね? あれ、 荒田君、いいリスト持ってるじゃない? (荒田さんがカバー曲のオリジナル奏者まで記載した完璧なセットリストを準備) A:「You Don’t Mean It」、これはレコードでもやっているやつなんだけど、スコットによると、パッサビリティーズって友だちのバンドの曲なんだって。ガレージ・パンク・バンドって言ってたな。 T:どこの? 近辺の? A:いや、じゃなくてアセンズだったかな。コナンなんとかショー・・ T:コナン・オブライエン・ショー? A:そう、そこでこの曲を演奏して、それからマイナス5のレパートリーとして、結構しょっちゅうやっているんだって。 T:そういや、スコット曲間でいろんな事しゃべっているんだけどさ、ガン(銃)に関連した曲が多いとかさ。でも、ほとんどMCがお客さんに通じてないからなぁ。 A:前の日も「John Barleycorn Must Live」って曲の前とか、だいぶしゃべってたけどね。 T:曲間だけじゃなくて、(マイナス5は)サウンド的にはビートルズ〜60年代ビート・グループ的な楽しくわかりやすいサウンドだけど、ちょっと歌詞とかひねっているからね。ヘンな引用とかあったりね、よくありそうなフレーズをちょっと言葉でひねって遊んだりとか・・そういう歌ばっかりだから、英語圏の人たちはニヤニヤするような部分があるんだろうけど、それはちょっと日本人には分からない。歌詞を全部一緒に歌えるような熱心なマイナス5のファンが日本にどれくらいいるかっていうと、そこまではいないだろうから、ちょっと残念だよね。2日目は・・・・ヨーコちゃんに捧げた曲ってなんだったっけ? MP:聞いてなかったよ、私、それ(涙)。裏でなんかやってる時だったと思う。 T:歌い終わって「ポールは君の事を気に入るよ」みたいな事を言ってたんだよ。あれオノ・ヨーコにひっかけていたんだと思う。あなたヨーコだから、たぶんね。 MP:最後この日はカバーをいっぱいやったよね。 A:なかでもソニックスのカバーで締めってのが結構・・・たしか某放送局の佐藤さんは、喜んでたよね。 T:あいつはあの年令で、いったいどうしてそんな事がわかるんだ! 佐藤くんと、DIGの荒野くんで一度ウンチク対談をやらせたいなぁと思っているんだけどね。うーん。 MP:この日のロビンのハイライトは最後のカバー大会だよね。 A:この日のロビンは、1人で始まったでしょ。 T:どこまで一人でやったっけ。 A:最初の「Trains」は1人で、続いて2人、3人、4人って・・・。 T:そうそう、「Vibratiing」で、もうピーター入ってたよね! そうそう、12弦のアルペジオが綺麗だったよね。 A:「Birdshead」でスコットが入った。で、「Television」でビルが入った。 MP:「If You Were A Priest」で、ばーん!!!となったのが良かったよなぁ。でもこうしてセットリスト見ると、あれ聞きたかったのにやらなかった、ってのが一杯あるよね。しょうがないんだけど。「So You Think You Are In Love」とか「Airscape」とか、このバンドで聞きたかった。オーストラリアのセットリストとか見るとやっているから、いいなぁ!と思って。 T:言えば良かったよね、あとの祭りだけどさ・・・そうそうソフト・ボーイズを結局3曲もやっているよね、この日は。 A:「I WANNA DESTROY YOU」「GIVE IT TO A SOFT BOYS」と、「QUEEN OF EYES」の3曲。 MP:アンコールで「長くなってごめんねー」って言いながらロビンはステージ降りてきたけど、もっとやってもらっても良かったんだけど。あと1時間くらいやってもらって良かった(笑)。 T:(ジョン・レノンの)「How Do You Sleep?」とかやるからねぇ! そういや、(ヴェルヴェット/ルー・リードの)「I'm Waiting For My Man」をやっとたとき、僕の名前が織り込まれた のはわかったかね、みんな。 A:あー! MP:すみません、気がつきませんでした。 T:アンコールで(照明を)結構明るくしたでしょ。で、最後で全員揃うってのもあって、これだけ明るければ写真の下手な僕でもうまく撮れるなってんで、前の方に行って、上手の壁にくっついて写真を撮ってたんだよ。そしたらロビンと何度か視線があったんだ。でも、ステージ側からどのくらい客席の方が見えるかは別の話だから、本当に僕が見えているかわからなかったんだけど。 MP:いいですねぇ、ジャーナリスト冥利につきますねぇ! T:でも一瞬だったんで、僕もアレッと思ったんだ。それでも、終わって楽屋にいったらみんなが「タッド、名前呼ばれてたわね」とか言うから、「あぁ、わかったよ。ありがたいこってす」って言ってたんだけどさ。 A:「How Do You Sleep?」は、ジョンの誕生日ってのアタマがあったみたいね。 T:そうそう。でも(ジミ・ヘンドリクスの)「Are You Experienced?」まで出てくるとは思わなかったね。 A:でも、結構やっているよ。グラント・リー・フィリップスとのツアーでもやっているし。あのDVD(Elixirs & Remedies)にも、入ってたよね。 T:あ、そうか、そうか。あとギリアン(・ウェルチ)とデイヴィット(・ローリングス)もジミ・ヘンドリクス好きだからね、「The Wind Cries Mary」とかも一緒にやったりしているんだよ ね。 A:それから、ジョニー・マーと一緒に、パティ・スミスがキュレーターだったMeltdownの出演時も、「May This Be Love」やっているね。 T:よく知っているよなー。 A:ブートで出ていた(笑)。 T:そういや、エレクトリックの2日間では、シド・バレットが出なかったね。アコースティックの時の「GIGOLO AUNT」くらいで。 A:絲山さんはこのヘンのソフト・ボーイズあたりですっごく熱狂してたよね。僕の前方で飛び跳ねてた。 T:最初から飛び跳ねてたよ。写真を少し撮って後ろの方に下がって観てたら、誰かがずっと飛び跳ねてたんだよ。それが絲山秋子さんだったよ。 さて・・・で、翌日のボブ・ディラン・サミットだな。選曲は、渋かったよね。「She Belongs To Me」で始まり、ベースメント・テイプスから2曲やったかな。「Odds and Ends」と「Clothing Line Saga」。「Odds and Ends」はロンドン公演の打ち上げでもスコットと歌っているのを聞いていたから、やるだろうとは思ってたけど。「Clothing Line Saga」は良かったねぇ。「Visions of Johanna」は定番だけど、「Not Dark Yet」までね。ロビンはオールタイムのディラン・ファンだからさ。最近の曲もやるんだよね。「SPOOKED」でやっていた「Trying' to Get to Heaven」も「TIME OUT OF MIND」か らの曲だからさ。 MP:トーキョー・ボブにはみんな目が点になってましたよね。 T:トーキョー・ボブにはやられた! 和久井くんも噂は聞いていたけど、会うのは初めてだったらしいよ。ポルカ・ドットっていうお店やっててね。まさにロビンに来てくれっていう名前だよね。今度、一緒に行かないとね。
A:トーキョー・ボブって英語しゃべってた? T:いや、ダメみたいよ(笑)。 A:でも発音とか、どうなの。 T:ディランの歌は似ているよ! もう歌いだしたらすごいよ。あの所在なさげな足の動きといい・・・芸が細かい。 MP:和久井さんが途中で「みんな笑っていいんだよ」って叫んだのが、おもしろかったですよね。 T:でも、和久井くんによると、サングラス取るとあんまり似てないんだって。だからボブ・ディランのサングラスかけている時代しかできないらしいよ。それなら、「ローリング・サンダー・レヴュー」の頃の白塗り顔でどうだ、って和久井くんに言ったんだけどね。うん、うん、ぜひ、シークレット・ギグをやろう。 ロビンは、ボブ・ディランのイベントだったら「バンドでRoyal Albert Hallを全部やろう」なんて一時言ってたんだよね。で、スコットとピーターは、すぐにでもできるって張り切ってたけど、ビルだけは「CD手にいれなくちゃ」とか言ってた。さすがにビルだけは音楽の育ちが違うからね。だから例の「The DIG」のレコード探検隊の取材で西新宿のレコード店め ぐりに行った時、ディランのCDを手にとって「これを買った方がいいのかなぁ」なんて言ってたんだよね。でもスコットが「俺のラップトップの中に入っているよ」って言って、結局買わなかったんだけど。でも、主催の和久井くん側がだいたい4時間くらいのプログラムの中味をきっちり決めていたのを知って、じゃあっていうので、このセットになった。 MP:でも、次、来日したら、それ1日やりたいよね! 絶対にやろう! ボブ・ディランごっこDAY。 T:1部:アコースティック・ディラン、2部:ROYAL ALBERT HALLだね。 MP:いいですねー。でもあの日は、最初からピーターとビルはオフって事になってたのよね。だからロビンが勝手に話を進めだした時は、プロモーターとして言った方がいいのかな、ってちょっと思った。もちろんあの二人はロビンが声かければ絶対にやりたいわけなんだけど。 T:しかしあの日はロビンもスコットも相当楽しんでたよね。「Knockin' On Heaven's Door」を東京ボブとやった時、隣で歌っていたスコットの楽しそうな顔! MP:スコットは、あぁいうイベントがほっんとに似合う。荒田さんが前に言ってくれてたけど、あぁいうイベントにほおりこんで、いろんな人に見てもらうってのはいいよね、って。 T:次回来日する時はさ、なんかイベントやってもらって・・・Supersnazzとかの友だちのインディー・バンドを集めて、トーキョー・ヤング・フレッシュ・フェローズを結成してもらってだな、やればいいんだよ、スコット。 A:本人のライヴの前に、やるのが絶対いいよ。本編に動員するためにも。 MP:そう、だから例えば前回の来日時にロビンがオブ・モントリオールとやったのはすっごい意味があって、ロビンは本当に聴いてもらえれば好きになるってのはあると思うんだよね。とはいえ、難しいんだよね、特に日本人との共演はね。外タレの場合、イメージとかいろいろあるから。 A:そうだよねぇ。 MP:スコットは、でも「あり」だと思う。 T:Supersnazz みたいに友だちの日本のバンドで、アメリカでもツアーしているような連中がいるわけだからさ。 A:ロビンは、いろいろ条件を考えていかないといけないよね。 T:というわけで、ボブ・ディラン・サミットも終わり、楽しみにしていたボート・パーティですよね。 MP:ヴァンテアンからの請求書がほんと恐いんだけどね(笑) T:楽しかったよなぁ。 A:あれ、ほんとは演奏は中でやる予定だったんでしょ? T:あの上にあがってからのデッキでの話だよね。 MP:そう。でもロビンが出て行っちゃった。 T:まぁ、でも良かったよね。寒くもなかったから。 A:天気も良かったし。月が赤色に輝いているからデッキに来いって、ミニーに急かされて上がったら、本当にきれいな月だった。 T:でもさ、ちょっと普通のライヴっぽくやっちゃったよね。 MP:そーなの! 私ももっとラフでいいと思ってたんだけど。ほら、タッドと行ったロンドンの打ち上げみたいなのを期待してたんだけどさ。やっぱりファンの人がいると、あぁはならないよね。 T:そうそう! A:ロンドンのライヴの打ち上げって、パブでやったの? T:そう、パブ。ロビンがいつも使うところで、あそこで12月にロビンはシド・バレットのいたときの・・ピンク・フロイドの一枚目を全部やるライヴをやるんだよね。ミニーが毎年主催している「国境なき医師団」のチャリティなんだけど。前に「ホワイト・アルバム」でもやったんだよね。チャリティだからチケットが高いんだよな。100何ポンドだったかな。 A:たしかに高いね。 T:20,000〜30,000円くらいかな。ま、チャリティは高いんだよ。この前のNYでのアーサー・リーのベネフィットも前列の方は250ドルとかしてたと思うよ。僕はさすがに買えなくて後ろの方で120ドルとかのチケットだったんだけど(笑) チャリティだから高い金を払えって事なんだよね。 MP:日本でもやりたいよねぇ。で、ちゃんと日本の「国境なき医師団」に寄付して・・でもそういうの日本のファンって理解あるかっていうと難しいよねぇ。 A:日本じゃ難しいだろうね。 T:結局それは日本のバンドとかが率先してそういうのやってないからだろうね。そう言うことを定着させてかないと難しいよね。明日はAct against AIDS Dayでしょ。またサザンの桑田氏とかやる けど、普通の値段の普通のコンサート形式でしょ。長年続けているのは偉いけどね。 MP:話は船に戻るけど・・・船が羽田に近付いた時に、飛行機が飛んできてね、「BACK IN USSR」やったのは格好よかったなぁ。 T:ロビンは本当に仕切ってたよね。 MP:私、びっくりしちゃった。あの日はもう自由だよ、音楽もあるかどうかって告知してるから、自由にしてていいって言ったんだけどね。ロビン、実際全然飲んでなかったしね。歌いはじめる時にやっと白ワインに入ったくらい。 T:下でグレンとかと話している時に飲んでなかったっけ? MP:全然。コーヒーいれろってんで、逆にスタッフがパニクったくらいだもん。デザートまでホット・ドリンクは出ません、って(笑) ハンナにキッチンに走ってもらって・・・だからロビンは完全に仕事モードだった。 T:ファンの相手とかもしてたし、偉かったよね・・・そういや、あのさ、グルメ夫妻! ビル夫妻。そしてピーターのところはしっかり食べてたよなぁ。別に観察してたわけじゃなく、ただ目に入ってきただけなんだけど、ビルがよく食べるなぁ、と思ってた。一番頻繁にビュッフェに行って、すべてのものを食べてたよなぁ。あの人は食べ物に対する好奇心がすごくあるよね。 MP:でさぁ、あの時、グレンとロビンは二人して全然食べてなかったでしょ。だからなんか絶対にあとで「お腹がすいた」って言われるって思ってたのよ。あそこで食べてくれないと、またツアーの食費がかかる!って思ってたのよ。あぁ、ツアー中は、本当に考えることが多い。 T:グレンは時差ボケがあったから、食事の時間がまだずれていたと思うよ。 A:パーティに来る直前まで、彼は寝てたんだっけ? MP:だと思うよ。一応5:45ホテル出発って言ったら、5:00に部屋に電話してって事になって電話したんだけど、その時はもう起きてたと思うけど。 A:バスの中でも? MP:ずっとロビンと話してた。 A:船の上でもずっとロビンとグレンは長話してたよね。 T:本当に80年代終わりくらい以降話してなかたみたいね。16〜17年会ってないって言ってたよね。同じロンドンでもウェスト・ロンドンとサウスイーストだし、だいたいグレンはツアーで家にいないしな。東京とか離れたところで会うしかないよね。 MP:グレンがロビンのことを「Very intelligent」って言ってたよ。グレンに「ロビン、すっごくいい人でしょーっ」って言ったら、そう言ってたよ。 T:そりゃあそうだろうよ。 A:これ(「Flesh Number One」/約20年前のオリジナル・レコーディングでもグレンはコーラスで参加)は打ち合わせしてたの? MP:これはね、船に入ったら、まずミュージシャン用に楽屋みたいな部屋をとってあったわけ。で、そこでもロビンが先導で仕切ってくれてギター開けて歌いはじめて何度かグレンと練習してた。だからロビンの仕切りよ、ホント。 A:これハイライトのひとつだもんね、この日の。 T:これってさ、オリジナルのレコードでさ、ピーターもギター弾いているんだよね。 MP:あ、そうだ!! 気がつかなかった! T:その練習の時はピーターも練習してたの? それともハーモニーの確認だけ? MP:ハーモニー確認だけ。 T:ま、ステージでもやっているから、ピーターは知っているよね。しかしこのセットリストを見ると即興の「レインボウ・ブリッジ」って曲を抜かすと18曲やってるんだよね。18曲のうちビートルズが6曲。1/3がビートルズだった。ロビンのオリジナルが5曲。で、残りが他のカバーと。 MP:R.E.M.もやったんだよね。で、ニック・ロウはタッドがリクエストしたんだよね。 T:R.E.M.の「Electrolite」は、ロビンがあれなら俺は歌えるぞ、って言って始まったんだよね。 MP:そうだったっけ。 T:で、「Up The Junction」はさ、ミニーのリクエスト。ミニーはスクイーズの初期のシングルは全部初回のピクチャー・スリーヴで持っているって。LPは持ってないって申し訳なさそうに言ってたけど。偉大なシングル・バンドのスクイーズのファンとしては正しいかもしれん。でも、グレンの曲はコードが複雑だから「せーの」でやれないんだよ。それで僕がスコットに、何かニック・ロウの曲やってくれって言ったら、スコットがちょっと考えてから「Mary Provost」をやってくれたんだよ。そしたらグレンが即ハーモニー つけてたよね。コステロ/ニック・ロウ系は友達だから、グレンはよく知っているよね。 A:最初、曲名とかぱっと浮かばなかったけどね。なんか懐かしかったな。 T:ハリウッドの昔の女優の歌で、死んで犬が死体を食べちゃった、っていう話。おどろいたのは、(フリーダ・ペインの)「Band
of Gold」だよね。こういうR&Bの曲をロビンが歌いだすとは 思わなかったよ。大ヒット曲ではあるけどね。このへんのノーザン・ソウルはイギリスで人気高いから、誰でも知っているんだろうけど。でもロビンがこれを歌うとはね。グレンが歌うならよくわかるけど。これは驚いたよ。でも、ほんと「Back
in USSR」は絶妙のタイミングで飛行機が飛んだよね。
A:そういや「Flesh Number One」も歌詞に飛行機が出てくるよね。「飛行機がスタジオに落ちる」っていうね。 T:最後の「Wang Dang Doodle」も意外だったよね。こういうブルーズをロビンが歌うってのが。(*ウィリー・ディクスンの書いた曲で、ココ・テイラーのヒット曲。ハウリン・ウルフなども歌っている) A:あれ、声の感じも似せて歌ってたよね。 T:そうそう! ハウリン・ロビンだったよ。 |
31.10.2006 新宿らんぷるにて