久しぶりのBA! やった。なんか久しぶりにちゃんとした飛行機にのった感じ。KLMもルフトも悪くないけど、やっぱり英国航空はサービスも食事も抜群だし、いう事なし! とはいえ、またもやほとんど爆睡状態だったけど。
ヒースローに到着し、エアリンガスのターミナルへ。そして運良く予定していたよりも一本早いのに乗ることができた。
ダブリンに到着して、バスに乗ろうとすると、いつものバスと路線が違うらしい。でもオコンネルまで行くよ、というので、とりあえずそれに乗ると、オコンネルのThe other sideで、えんえんと雨の中をあるくはめになるが、まぁ、荷物もほとんど持ってないし、買いこんだワールドカップのお土産が多少かさばる程度だったので、そのまま歩く。
久しぶりのダブリンは、あったかい!! 全然寒くない。東京よりあったかいかも。もってきたコート、分厚い手袋、マフラーをどうしてくれよう。
で、定宿に到着。もー、スタッフも知っている人が何人かいるから、全然、ホテルにきた気がしない。やっぱりダブリンはいいよなぁ!! 夜の9時くらいだったのだけど、あれだけねたにもかかわらず、また寝てしまう。しかしこれが滞在中、唯一のまともな睡眠であったとは、この時点では知るよしもなし。
Wednesday 23th January
この日の目的はRDSで行われるトレードフェア。音楽以外の何かをインポートできないか模索中。300以上のブースがたちならぶフェアーで、なかなか充実していた。
アイルランドのNo.1ボーランメイカー、マラキーおじさんにも、このトレードフェアであいました。
ここに4時くらいまでいて、ちょこっとレコード屋(CELTIC NOTE)によって、6時ごろ、「アイルランドでダンスに夢中」の山下さん宅を日本食物資を持って訪ねる。ここで食事をごちそうになって、9時にホテルでマーティン・ヘイズ等の仕事をしているエイミーとミーティングを兼ねて一杯やりに。「どっか静かなところがいいなぁ!」という私にエイミーはこれまた痺れるようなボロパブ(失礼)につれていってくれた。ここはダブリンの詩人やペインター、詩人になりたい人、ペインターになりたい学生などが集まるところで、なかなかいかす感じ!
エイミーからの情報によると、今度のマーティンのアルバムはすごいのだそうです。「ついに彼等はオーバーダブをはじめたのよ!」とエイミーは言ってました。またエイミーの他のプロジェクトで、リズ・ドハティの新作をジェリー・バンジョー・オコナーがプロデュースしたとか、あとヘレン・ヘイズ(マーティンの妹)のアルバムのこととか、いろいろうかがいました。
で、そこで合流したのが元スゥイニーズマンのメンバーだっという人。失礼ながらお名前を忘れてしまったけど、この仕事してて、オリジナルスウイニーの名前をそらで言えなくてどーする、って感じですよねぇ!! まぁ、その人によれば、最近できたダブリンのパブはどれもこれもオシャレすぎて、それはタリバンがバーミヤンの仏像を破壊したようなもんだ、と嘆いてらっしゃいました。まさに納得。そこでパブを追い出されるまで飲んでたので、12時まわってたと思うんだけど、翌朝は早いので帰ってくるとバタンキューで寝てしまいました。
実はこの段階で、翌日の昼間、超VIPとのミーティングが設定されたので、超緊張した私はこの日ほとんど眠れませんでした。ヴァン・モリソンに会うってったって、ボノに会うったって、こんなに緊張はしませんよ。それが誰かは、まだ言えませんが、あと3ケ月後くらいを楽しみにしていてください。(後日談:もちろんこのVIPとは、ポール・ブレイディのことです)
Thursday 24th January
というわけで、ほとんど睡眠不足だった上に、なんとこの日は、今度来日するデイヴ・マネリィにつきあって朝からRTEのラジオに出ることになったのでした。
なんで9時にRTEのラジオ局に集合ということで、七時に起きて、8時半には、スタジオにいた私。だってダブリンの朝のラッシュってすごいんだもん。早めにいっちゃうよ。で、デイヴが8時45分くらいに到着。他の連中は9時ちょい過ぎまでこないでやんの。しかし眠いよー。
上の写真は、出番待ちのデヴィッドと、ギターのカール。カールはネイミー・コールマンといっしょに日本にきたことがあるらしいです。
ワールドカップのおかげで、アイルランドの日本に対する関心は高まっているようで、今日のホストのパットさんの他の番組でも、毎週「今日の日本語レッスン」なんていって、ワールドカップで日本にいく人むけのワンワードレッスンを連日やっているらしい!?
で、まだ新人のデイヴが日本にいく、ということもあって、なんだか知らないけど、私も一緒にラジオにでることになりました。番組は「パット・ケニー・ショー」といって、とにかくアイルランドでは、一番大きなラジオ番組。パットおじさんは例のLate Late Showをゲイ・バーン引退後、やっている人で、とってもハンサム。インタビューの内容ですが、なかなかよかった。デイヴは伝統音楽はおじいちゃんとおばあちゃんに習ったんだって。また生演奏で「American Polka」を演奏。ほんとエッジのきいた、すばらしいアコーディオンでした。よかったなぁ。あぁ、早くこのアコーディオンを日本のみなさんにお見せしたい!! しかも、このアコーディオンをひく、デイヴの姿が、これまたすごくすごく可愛い。アコーディオン持って生まれてきたって、感じ。いや〜素晴らしいアーティストです。すごく若いのに映画音楽とかも書いたりしてて、未来のビル・ウィーランは間違いなしでしょう。老後、面倒みてほしい(笑)って感じ。デイヴの来日の詳細はこちら!です。みなさん、見に来てくださいね!!
一方の私は「どうして日本でアイリッシュミュージックが流行っていると思いますか」と聞かれて「I don't know」という間抜けな答え。シャロン(シャノン)がいつもインタビューで「I don't know」と言うたびに「もっと気のきいたことが言えないもんか」といつも思うもんですが、まぁ、いろんなことを一度にひと言で答えるって難しいですねー。
さて、この後、ふたたび2時からデイヴと一緒に今度は新聞の取材がブッキングされていたのですが、この二つの合間をぬって、ほんの20分ほどでしたが、前日に設定された超VIPとのミーティング。もうーーーー緊張しまくり! 心臓が口から出るかと思った。でも私も必死でがんばりました。成果はあと3ケ月後を楽しみに。(後日談:もちろんこのVIPとは、ポール・ブレイディのことです)
というわけで、今度はホテルへ飛びもどって新聞の取材。こちらはSunday Irelandという日曜日に出る新聞らしい。
続いて3時半に、アルタンのマネージャー、トム・シャーロック氏登場。すごく忙しいのに、無理して出てきてくれました。アルタンの新譜はすごーーーーーく、よいそうです。一曲めは、なんと、とあるBIGなアーティストとモレートのデュエットだそうです。3曲めはドリー・パートンが参加しているのだそうです。と、まぁ、とにかくすごく楽しみ。3月には発売になるみたいです。来日も決まって、ほんとうに楽しみです。
そして4時に、今度はメアリー・ブラックのオフィスへ。メアリーは娘さんのローシンとカリブだそう。ローシンはすっかり大きくなって今、歌のレッスンに週一度かよっているそうなので、デビューも近い?! ここでいろいろ仕事の話をしつつ、クラダーレコードによって、CDを物色し、その後となりのインターネットカフェでメールをチェックすると、ルナサのトレヴァーから「ラジオきいたぞ! 今、スタジオで新人バンドをやっているから、時間があったら遊びにおいで」という。
上は事務所にかざってあったメアリーの750,000枚売り上げ記念マルチプラチナ・ディスプレイ。すごいです。日本の人口比で計算すると3000万枚くらい売っていることになるわけ?? まさにモンスターなみの人気!
そこで、5時半にもう一本Rmgというレコード会社(というか販売会社)とのミーティングをこなし、タクシーに飛びのって、トレヴァーのスタジオへ。あいかわらずカッコ良いトレヴァー。トレヴァーはたまたまこの日の朝ウィックロウへ行く用事があって、ドライヴしながラジオをきいていて、すっ飛ばんばかりにビックリしたのだそう。ちなみにラジオの威力はすごくて、メアリーのオフィスにいっても「ラジオきいたよ」とまっ先に言われました。内緒にしておきたかったんだけど、無理だったみたい。でも有名人になったみたいで、ちょっとうれしかったりもして。ちなみにルナサのメンバーでは、後から話したんだけど、ケヴィンも偶然聞いたそうです。
トレヴァーのプロデュースしていた新人バンドは、まったくの新人で、メンバー表みせられても知った人はひとりもいませんでしたが、フルート中心で、音は、ルナサみたい。トレヴァーはトラッドバンド、というんだけど、全然トラッドじゃないやーん、って感じ。でもとにかくかっこよいので、出来上がりが楽しみです。
トレヴァーのスタジオにどのくらいいたかなぁ・・とにかくクタクタで、早く帰って寝たかったので、またタクシーを呼んでもらって、トレヴァーの彼女とかと一緒に町中に戻ってきた。早朝からラジオだったし、とにかくその大物とのミーティングですっかり披露200%。
でも、そうだ、寝る前に一本カハル・ヘイデン(フォー・メン・アンド・ア・ドッグ)に電話する約束してたっけな、と電話をしてみると、「今ダブリンにいる」とのこと。通常、彼はベルファーストの方なので、これは珍しい。電話の後ろで「ジェリーもいるよー」と騒いでいるジェリーの声も。きゃーーー二人に会いた〜い!!ってなわけで、また体勢をたてなおして、出かける準備をしていると、そこにさらなる電話が。今度はソウル・フラワーのヒデちゃんからで、今、ドーナル・ラニーのスタジオにいる、という。
なので、まずはスタジオでヒデちゃんと合流。ドーナルは某スペインの有名バンドのプロデュースをしていて、現在ミックス段階。エンジニアはティム・マーティン。二人とも寝不足でほとんど死にかけてました。死んでいるふたりは、まだ今日中にやらねばならないミックスがある、というのでスタジオに残し、ヒデちゃんは遊びにでたい、というので、ヒデちゃんとふたりでジェリーたちが待つバーへ。
そしたら、なんとケヴィン(ドハティ)もいて、フォー・メンのうち、ジーノ以外の3人が揃っている!!という超豪華なメンバー!!なんかフォー・メンって、メンバーそろってバーで立ち飲みしているだけで、なんだかすごーく、すごーく、すごーく、すごーーーーーーく、かっこいいんだよなぁ!!
で、そうこうしているうちに、そこにキーラン・トゥーリッシュ(アルタン)も奥さんのシボーンと合流。一時くらいまでそこで飲んでいて、その後、さらにブルームスのバーで4時くらいまで飲んでたら、ほんと疲れたけど、たのしかったです。
やっぱりダブリンはいいわ。
Friday 25th January
で、翌朝は、また朝早く輸入貨物がトラブった東京のエージェントから電話で七時にたたき起こされ、また寝に戻るも、そうだ、今日は新聞の写真撮影だったけな、で、その前にパット・イーガンのオフィスに行く約束してたっけな、とシブシブ起きだしました。眠いよー。
で、パットのオフィスではもう時間がなくて、資料だけパッと受け取ってきましたが、これがアヌーナにいたイーマー・クィンの新譜。ロンドンのデッカ(ユニヴァーサル)から出たんだけど、日本では出てないので様子をさぐってほしい、という話。うむむ。
で、朝、デイヴ・マネリィと新聞の写真撮影(これが、こう座れとか、首をこっちにむけろ、とかえらい指示がうるさい)がホテルであって、その後、飛行機でダブリンからリーズ/ブラッドフォードへ。バイバイ、ダブリン。
リーズに到着したら、やっと寒くなって、雨もビタビタふってて「やっぱり北イングランドは、こうでなくっちゃ!」という天候ですごくうれしくなっちゃった(笑)。
で、そこからタクシーで一時間くらい移動してドンカスターのホテルについて、まずはアイオナのデイヴに電話。本当は夜、合流する予定だったんだけど、お子さんが具合が悪い、とのことでNG。4月に出る予定のボックスセットの話をする。
で、もう朝から何も食べてなくて、ルームサービス頼んでも食べ物がこなくて、時間はないし、しばらくベットの上でうとうとしていたら、ビル・ジョーンズのお母さんから電話が。で、ご両親の車で、この日のお目当てのライブ会場へ。この日のライブは、ビル・ジョーンズとフェルサイドの人気者、ナンシー・カーとジェイムス・フェーガン。
で、ですねー、ライブなんですけど、3時間もやりましたよ。長かったですよー。最初まず40分くらいナンシー&ジェイムス。そしてブレイクがあって、40分くらいビル、またブレイクがあって40分くらいビル。最後に一時間くらいナンシー&ジェイムスという4部!構成。7時半にはじまって、終わったのは11時近かった。
なので、もー、たっぷり聞きました。会場の様子も、これも絵にかいたような、北イングランドのコミュニティセンター(あぁ、もう置いてある椅子から、壁紙から、全部いい!!って感じ)で、雰囲気ありあり・・いや、これは嫌味じゃなくて、本当に! ブレイク中には、ビールじゃなくてマグカップにはいったミルクティーが出る。会場は満員でしたが、120人くらいだったでしょうか。
とまぁ、そういう典型的コミュニティセンターだったんで、客層も典型的フォーククラブの客層。最近のアイリッシュミュージックはこういう客層じゃないもんなー!!(笑)・・という場所だったんです。
で、肝心の内容なんですが〜まずビル・ジョーンズ。よかったですよ。CD通りのかわいらしい声で。たったひとりで、椅子が二つあるステージの右にすわったり、左にすわったりしながら、キーボードとアコーディオンを持ち替えて演奏しながら、例の声で歌うんです。特に休憩後の後半はかなりよかったです。一番よかったのは完全アカペラの「パンチポーラン」。アルバム「パンチポーラン」からの曲はたくさんやりました。「ラビング・ハンナ」もかなりよかったです。
で、それより、もう完全にノックアウトだったのは、ナンシー・カーとジェイムス・フェーガンです。特にナンシー。もうスゴイです! フィドルを3台、あれこれ持ち替えて、すごい勢いで、みたこともないテクニックもあったりして、すごかった。彼女は本物ですわ。ジェイムスのブズーキ・ギターは、もう超カッコいい。あと二人で一緒に歌うのが、これまたいいんですよ。ジェイムスなんて、すごい古いタイプの歌い方(アイリッシュでもこんなふうに歌う男の人はいない)で、もうシビれまくり。ナンシーもフィドル弾きながら歌うんだけどこれが、もーーーーすごく良かった。アカペラも一曲あって、これまた最高。インストの曲もこれまた最高。すごいパワフル!
特に朝までダブリンにいたからよけいVERY ENGLISHな雰囲気で、すごく良かった。二人をみるのは、二回目ですが、前にみたときは4人編成だったんだけど、今回たった二人だったので、それが良かったのかもしれないです。
これはもう絶対に日本に来てもらうしかないでしょう。なんとか呼びますので、楽しみにしててください。
彼等の新譜はもう出来上がっていて、2月の中旬にイングランドで発売だそうです。なるべく間をあけずに、日本でも出したいと思ってます。
Saturday 26th January
というわけで、翌朝は、今度は4時起き(涙)で、リーズの空港から6:45のBAに乗り、まずはガトウィックへ。ヒースローまでバスにのって、そこから英国航空五便で帰国したと言うわけ。久々のターミナル4で、シーフードバーにかけこんで、免税ロブスターを注文するも、セキュリティの関係で、プラスチックのフォークとナイフなんだもん。しらけちゃうよー。で、帰りの飛行機も死んだように寝てましたが、再びご飯はめちゃくちゃおいしかったです。今度も英国航空にしようっと。
で、この日曜日からはデヴィッド・マネリィが来日するし、ほんとうに楽しみです!! うふふ。あのアコーディオンをみたら、みんなびっくりするだろうなぁ! みなさん、デイヴの会場で会いましょうね!! ライブの詳細はこちらです!