英国航空にてロンドンへ。到着すると例によって例のごとくフライトコネクションがめちゃくちゃこんでいて1本乗りのがすけど、まぁ、問題なし。1時間おくれでダブリンにつく。
今回の旅は、実は24日に東京を出て、25日のフルックのニューアルバムのラウンチ、および5月にやってくるブー・フュワディーンとゲイリー・クラークのライブ、そしてメアリー・ブラックのオリンピアでのコンサート(23日から27日まで)を見るのが目的だったんだけど、出発の1週間前にフォー・メンのジーノからメールがはいって、「日曜日にチャリティギグに参加する」という。それは行かなくちゃー!ということで、予定を全部ひっくり返し(迷惑をかけた皆さん、ごめんなさい)急遽20日に東京をでることになった。
まぁー本当にダブリンはいい。外国に来ている気がしない。悪く言えばせっかく来たのに全然気分転換にならない。9時ごろホテルに到着し、シャワーをあびてすぐに町へ飛び出す。
Cobblestoneという場所なんだけど、実ははじめてだったので、道にしっかり迷う。こりゃーだめだと、タクシーをとめて道を尋ねたりして。こんなことほかの国じゃ考えられない。「歩いてもいけるよ、でも乗りたかったら乗ってもいいよ」というタクシーの親切な運ちゃんの言葉にあまえて近かったけど、乗せてもらい到着。あぁ、こんなこと、アメリカどころか、日本だって考えられない。
で、まずは前座のなんとかという男の子のオープニング。これがつまらなくて、疲れたー。やはり。私も長いフライトで疲れているから、下手なのを聞くのはつらい。でも30分くらいで終わって、いよいよジョン・スピラーンの登場だ。
ジョンを観るのは、たぶん2度目くらいなんだけど、真剣にみたのは初めて。すごくよかった! 以前みたときはデクラン・シノットと一緒だったけど、今回はたった一人。彼の歌には独特のテンションがあっていい。スパニッシュギターを演奏しながら歌うんだけど、ガット弦のひびきがめちゃくちゃ気持ちよい。ギターも歌も最高級! ノモスの時の曲はやらないのかしら、と思ってたら最後の最後にSet you freeを歌ったけど、ノモスのヴァージョンとはだいぶちがってた。
MCに特徴があって、あの独特の歌いまわしと一緒で、すごく真面目な感じ。でも途中、ジョークな歌が1曲あって、その曲が盛り上がり観客がギャハギャハ笑いだしてからは、ぐっと会場の雰囲気がなごみ、本人の表情にも笑顔がみられるようになる。大盛況のうちにライブが終わり、帰ったらもう1時をまわっていた。バタンキューで寝てしまう。
21st APRIL FOUR MEN AND A DOG jn DUBLIN
この日は、久々にダブリンでお買い物をした。といってもCD屋めぐり。ダブリンのCD屋の品揃えってほんとつまらない。東京の方がよっぽどいいものがフィーチャーされている。とはいってもバックカタログの多さは抜群。だから「今だに持ってない」とは人にとてもはなせないような(笑)名盤をそろえるには、いい。ジャズ・ファンでサキコロが買えない、ってのと一緒かも。でも比較的高い。だからけきょくあんまり買わない。
しかし新譜で、店頭でプッシュされているものの多くが、ダサいアイリッシュのコンピレーションとか、そんなものばっかりだから、ほんとつまらない。某ニューエイジ系のSというバンドが、どこの場所でも一番プッシュされていた。
午後2時ごろ今日のメイン目的であるフォー・メン・アンド・ア・ドッグのカハルの携帯に電話をいれる。1時くらいにベルファーストからダブリンにつく、なんて言ってたくせに、ぜんぜん嘘で、5:30くらいにダブリンに到着。そのままサウンドチェックになだれこむということなので、そこで合流する。フォー・メンはサウンドチェックが終わると飲みにでるというが、私はそのままサウンドチェックを見ながら開場時間まですごす。
フォー・メン・アンド・ア・ドッグのリハーサルの様子
サウンドチェックで、ミホール・オドンネルと会う。ミホールは飛び上がらんばかりにびっくりしていたけど元気そうでした。またスクーリオン(スカーリオンとも聞こえる)をはじめて見ましたが、なんと今、メンバーにメアリー・ブラックのベーシストだったガーバン・ギャラハーが参加していて、再会をなつかしんだのでした。
ところでこのコンサートは、ゲ−ル語の学校のためのチャリティなんだけど、今年で3回目だそうで、例年はキーラ(おそらく卒業生?)も参加しているのだそう。
プロデューサーのジョンさんはすごく親切な人。チケットを買って入ったら(なんてったってチャリティだし)「どうもありがとう」と丁寧にお礼を言われてしまいました。奥様が学校の校長先生だそうです。(アイルランドの学校はこのパターンが多いような気がします。だんながプロデューサーで、奥さんが校長、みたいな)
サウンドチェックが終わると間髪いれずに開場となり、私はひさしぶりに最前列にすわって音楽を100%堪能しちゃいました。写真もがんばってとったので、ここに載せます。
まずはTG4からDJの人が司会で入り、ゲール語でバンドを紹介していきます。少し英語でもしゃべってくれるんだけど、ほとんどゲール語。でもなんとなくフランスにいたときみたいに、緊張しないのは「この言葉はわからなくてもいいんだ」という前提にたっているからかもしれません。
で、最初はパディ・グラッキンとミホール・オドンネル。
いやーよかったです。パディのフィドルはすごくニュアンスというか、フィーリングというか、それに特徴があって、哀愁感をとらえるのがうまい。同じメロディでも彼が弾くと全然ちがって聞こえます。ミホールはなんとゲール語でMCしてました。かっこいい!!しかしゲール語でMCをしたのは、後にも先にもミホールだけでした。あとはみんな挫折してました。ミホールのゲール語はネイティブでかっこよかったです。
しかしこの二人、ミホールが歌うときって、パディは全然歌伴しないのね。ちょっと意外でしたが。CDでもそうだったっけ?? で、あっという間に終わってしまいました。時計をみたら20分くらいでした。あと3時間くらいやってもらってもよかったんだけど!
次はスクーリオン。フィリップ・キングが目立ちたがり屋で、ちょっと鼻につきましたが、でもすばらしい熱演で、パワーのある演奏は、まるでロックグループです。ソニー・コンデルについても、私は間違った見解をしていたみたい。すごく意外でしたが、すごくよかった。
ソニーは、シェーン・マクゴワンに空気が似ていて、ぼろぼろのギター弾いてました。そのぼろぼろ度は、スティーブ・クーニーのギターを路上に放置して3週間くらいおいたみたいでした。4人とも歌うので、一斉にコーラスをするとすごいパワフルです。ギターのロイ・オービソンも、カラン・ケイシーでみたときは、いまいちピンと来なかったけど、このバンドには、彼のスタイルがぴったりあって、もう絶妙でした。鳥肌が立つ瞬間もあり、すばらしかった。
つづくジョー・バークおじさんは、もうキャラクターがめちゃくちゃよくって、座っているだけでオッケーというアコーディオン弾き。もう最高。ギターはアン・クーニィという女性でした。30分くらいやったかなー。
で、次がもう眠くなっちゃうようなブルーグラスバンド。うまかったんだけど、いまいち特徴にかける。でも真面目な演奏はなかなかよかったです。
そしていよいよジェリー・オコナー登場。ケヴィン・ドハティをともなってのステージです。ジェリーは登場に遅れて、司会者が彼の名前を呼んでもなしのつぶて。で、、司会者が困って話をつづける後ろをそーーーっと忍び寄りながらステージに登場。観客の笑いをとってました。
ジェリーのMCはじめて聴きましたが、これがすごくかわいくて(下手ということではありません)もうキャラクターがでていて最高。すごくよかったです。実際の素顔の彼と代わりない感じです。ジェリー、かわいいよー!
で、演奏はというと、フォー・メンよりもシンプルで(二人だけだからだけど)ソリッドですごくよかった。1曲目は「クラシカル・グラス」、それから「ソング・フォー・PJ」もやってました。音がひとつひとつはっきり聞こえるから、ほんと楽しめます。
「ソング・フォー・PJ」はフォー・メンでやるよりも、感動的だったかも。ちょっと涙がでました。会場もシーンとなって、聞いてました。
しかし、ジェリーはうまいわ。うますぎるわ。
ここで会場の説明をすると、ここはヴィッカーストリートといって、ダブりンの中心から歩いて5分くらいのところにあるヴェニュー。比較的新しくて、どの席からもすごくステージに近い。ステージもキャパの割りには大きくて使いやすそうです。キャパは700人ときいてますが思ったより小さい感じでした。
さて、この後で、チャリティではお決まりのラッフル(くじ引き・プレゼントはロッド・スチュワートのコンサートチケット他)の後、いよいよフォー・メンの登場です。
ジェリーいわく「僕たちはあまりダブリンでコンサートやってなかった。この10年で3回くらいじゃないか?」とのこと。もちろん1曲めは「パンチ・イン・ザ・ダーク」。2曲めの「パパ・ジーン・トゥリー」と飛ばしまくります。いやーほんと来てよかった! もしかしたらチャリティだし、3、4曲くらいしかやらないかな、と思ってたけど、アンコールも含め、合計10曲くらいはやったと思います。ほんと素晴らしかった!
終わったあとジェリーはそのまま直帰。残りの3人と、この日ベルファーストから来たジーノとカハルがとまっているホテルのロビーで追い出されるまで(といっても夜の2時くらい)飲んでました。
私のとまるホテルからは歩いて5分くらいでしたが、カハルが「危ないから絶対にタクシーで帰れ」といって、タクシーを呼んでくれました。タクシーにのったら、自分のホテルには30秒で到着しちゃったけど。タクシーの運ちゃんに大目にチップを払って、そのまま部屋に戻るとバタンキューで寝てしまいました。
フォー・メンの連中は、すごく来日について楽しみにしていて、明日の朝10:45にミーティングだ!と場所を指定してきましたが、本当にジェリーたちが、こんなに朝早くくるのか、非常に疑うところです。
絶対に明日はウエストポートにいくんだから、電車に遅れたらいやだ、と主張したんですけけどね。朝のミーティングなんて、危険きわまりないですよね。
22th April BRENDAN BEGLEY & GAVIN RALSTON in WESTPORT
とうわけで翌朝。ホテルを早めに出て、まずはメアリー・ブラックのオフィスへ。ここに届けてもらっていたものをピックアップ。オフィスで大量のメアリーのアナログ盤を発見しちゃいました。これはのちほどホームページだけで販売できるかもしれません。楽しみにしててください。
で、そのままフォー・メンの連中たちと待ち合わせの場所に到着しましたが、10分前に来た私もいけなかったんだけど、もちろん連中は時間通りになんか、来やしません。
しかも行ってみたら、その待ち合わせ場所は、すごい労働者の定食屋さん、といったノりの場所! こんな場所をミーティングの場に指定してくるとは、さすがフォーメン! ひどすぎる。そしてその店には、女の子なんか一人もいやしないのでした。言ってみれば、吉野屋に一人、取り残される感じ? といっても、私は東京で一人で吉野屋入っちゃうけど。
私は隅のテーブルで、5人分の席を確保してまっていたんですが、だんだん込み始めたその店で、どんどん隅においやられていきます。おばちゃんもチャキチャキしてて「もう待てないから、他のお客をいれるわよ」とか言いつつ他のお客が目の前に座る。
「もー」とか思い出したころにやっと、ザ・バンドのボックスセットスをかかえ、ケヴィン登場。時間をまもろうとしてくれるのは、ケヴィンだけです! 「さっきジーノたちに電話したら、もう向かっている(on the way)って言ってたんだけどなー」というので、「あーそれはシャワーにいく途中だ、って言うんじゃないのー」とか言いながら話をしていると、ジーノとカハルが20分おくれ、ジェリーは30分おくれで、やってきました。絶対にジェリーが一番最後だと思ってたんだー。
ザ・バンドのボックスセットに見入るケヴィンとジーノ
しかし、まぁ、この連中、4人そろってこういうところで食事してても妙にかっこいいから、不思議です。単品というか一人一人だとそうでもないんだけど、4人そろうと妙にキャラクターがいいんだよなー。うん、4人バンドはこうでなくっちゃ。
しかも4人そろうとさすがに目立つらしく、ファンの人に話しかけられたりしてました。
そこでまぁ、いろいろミーティングしたあと、ジェリーは親切にも、私をウェストポートへの電車がでるダブリンのヒューストンの駅まで送ってくれました。ジェリーの運転する車の助手席で、ちょっといい気分。あぁ、ジェリーにあんなに大きな子供がいるだなんて信じられません。それはともかく、無事ヒューストンの駅につくと、ジェリーは親切にも「ほんとに電車の時間とか大丈夫か、中までついていってあげようか」とか聞いてくれて、とっても親切。でも、車をパーキングするのも大変なので、「絶対だいじょうぶよ」といって、バイバイしました。ありがとうジェリー。
というわけで、ウェストポートに到着したのが、だいたい夕方の5時ごろ。
まだ全然明るい。で、前回泊まった場所に宿をとり、さっそく電話。今夜会おうといってるデイブ・マネリィの携帯に電話すると、弟のキーラン(まだ17歳)がでたんだけど、声や話し方がデイブそっくり。「今日そっちに到着するのは夜の9時30分くらいになっちゃう」というので、今度はギターのギャービン・ラルストンの携帯を鳴らすと「俺ももうウエストポートにいるぜ!! こっちへ来い!」ということになり、さっそくマット・モロイズへ。
しかしギャービンはいちいちおもしろい。電話をすると、私が電話するのを知っていたくせに「YOKO WHO?」と切り替えしてきたり、電話をきるときに「僕は背がたかくてカーリーヘアーだ。おまえはどんなふうだ?」とか言ってきたり、もうジョークの応酬で、お腹がねじれるほど笑わせてくれる。
あいかわらずおもしろいギャービンはブレンダンの新譜を2枚私にくれるとブックレットをみせて「ったく、オジキはよー、俺の名前のつづりを間違えやがってよー。俺のクソ・オジキだってのによー。ポスターまでこのつづりなんだぜ!」(彼の口調を訳すとこんな風になる)とわめき立てる(笑)。
私が彼を好きなのは、デイヴ・マネリィのことを本当に真剣に考えていること。口を開くと「デイヴはすごい」とそのことばかり。でも「あまりデイヴにあぁしろとか、こうした方がいい、とか言わないようにしているんだ。実際に自分が具体的に手伝えないかぎりは無責任になっちゃうから」とほんと真剣そのもの。すごい、わかる、その気持ち。私もデイヴみたいにすごい才能のミュージシャンのためなら、なんだってしたいもの!
で、今日のマット・モロイズでは、シェイマスの弟のブレンダン・べグリーとギャービンのデュオによるライブがある。ブレンダンは、新しいアルバムが発売になって先週ダブリンでのラウンチには、メアリー・ブラック夫妻、シェイマスなどたくさんの人たちがかけつけたそう。なんと二人は28日間におよぶアイルランドツアー中で、なんと28日間に26コンサートというすごいスケジュールながら、おじさんと甥っ子で、ツアーを楽しんでいるよう。
そんなわけで、マット・モロイズに到着。ギャービンとしばらく話した後、楽器を下ろしに彼の車へ。セッティングから何から自分でやるというシチュエーションだったので、私も手伝う。最後にはcdを売るのまで手伝って、すっかり気分はスタッフ。でもせっかく来たんだから、音楽さえちゃんと聞ければ、こういうシチュエーションの方が楽しい。
ブレンダンは、どうやら前日ミッドナイトから朝の8時までセッションしていたらしく(笑)、腕がいたい、などと言っている。(でも演奏はすごかったけど!)
肝心のライブだが、すごくよかった! 今回のツアーは見るものすべて90点以上、という感じだけど、ほんとよかった。ブレンダンの歌とアコーディオンは最高。ギャービンとのコンビもすごくよかった。さすがすでに10ケ所こなしているだけあって、アンサンブルも堅くきまっている。
歌はシェイマスの方がいいかな、と思ったけど、アコーディオンはあきらかにブレンダンの方がパワフル。早い。なにせ早い。フォー・メンにはいっても彼ならついていけるかも。だいぶスタイルが違うけど。とにかく早いのなんの。ここのところフォー・メンとかばかり聞いていて自分が早いのになれちゃった感じはあるけど、ほんと早い。
ルナサも早さは感じさせないけど、実際音符をおってみると、すごく早いもんなー。ブレンダンのアコーディオンは、そんな早いアイリッシュミュージックになれた耳にも、すごく早く聞こえた。いやーすばらしい。歌もギャービンがキーボードをもちこんでいるので、シンセサイザーをバックに歌ったり、かなりじっくりと聞かせる。ほんとよかったです。
ライブがはじまって10分くらいたったところで、なんと御大、マット・モロイ登場。観客にまじって、かっこよく現れました。私が挨拶すると、「いつアイルランドに来たんだー」と、すごくびっくりしていた。結局この日、マットには、たくさん飲み物をご馳走になってしまった。有名な奥様(ルナサも、他の若いバンドも、アルバムのサンクスクレジットに彼女の名前をのせている)にも、会った。そういえばマット先生には、チーフタンズの日本ツアーでも、スタッフの私におそばとかご馳走してくれたりしているのであった。恐縮です。
で、マットは泊まるところとか、心配してくれて(すでにその時点で泊まるところとか決めちゃってたんだけど)今度来るときはここに泊まりなさい、といってもらったり、「日本では世話になったから、ここでは僕たちが世話をするよ」なんていっちゃって、あぁ、なんてかっこいいマット先生! とにかくすごくよくしてもらいました。
そして20分おくれくらいで、デイヴが弟のキーラン、お母さんとお父さんという4人で登場。なんかすごいいい家族でした。みんななんか体型が似ている!? 写真をとったので、ここに載せます。弟のキーランちゃんはほんとかわいくって。なんと17歳。
デイヴに、今回、2月の来日でやったインタビューの記事(ラティーナ、cdジャーナル、Maggiなど)をみせたら大喜び。特にラティーナでは、ちょうどマット・モロイズのTシャツをきたデイヴの写真がうつっていたので、デイヴは、マットにうれしそうに見せてました。
あいかわらずすぐ演奏がはじまってしまう仲良しの二人
ブレンダンとデイヴ〜二人のアコーディオンプレイヤー!
デイヴに弟のキーランちゃん、そしてギャーヴィン
マット先生とブレンダン・ベグリー
お母さんとお父さんに「あなたの息子さんは、すごい才能がある」と言うと、ご両親ともうれしそう。「日本は本当に楽しかったみたい。話をたくさん聞いているわ」とお母さん。あぁ、ほんと、あなたの息子さんはすごいです。ほんと私も責任重大だよ。がんばらなくちゃ。
そして、その後、ビギニッシュ(本当はベギニッシュというのが近いらしい)のノエルさんもあらわれて、飛び入りしたり本当にすばらしいライブでした。
ライブが終わると、割と早めにデイヴたちが引き上げたので(また3時間くらい運転して家に戻らないといけない)、翌朝早いし、早めに帰ろうかなーと思っているとマット御大は「あと1杯だけ、1杯だけ」「電車の中で寝ていけばいいじゃないか」と、めちゃくちゃ引きとめ上手。
私もこの豪華なシチュエーションの中、せっかく来たんだから、という気持ちもあり、けっきょくこの日も3時くらいまで飲んで騒いで、くったくた。しかしブレンダン・ベグリーは楽しい人でしたねー。歌う、歌う。マットの息子のジェイムスくんも、歌ってました。いい声してました。ブレンダンはマットともすごい仲良しみたい。私は、3時くらいにホテルに帰ると(それでも最後までいたわけでなく、途中抜け)バタンキューで寝てしまいました。
もー3時間くらいしか寝れないよ。
4/23 MARY BLACK in DUBLIN
というわけで、朝7時の電車でダブリンへ。
11時ごろ、ダブリンに到着し、まずはポール・ブレイディのマネージャーへ電話。いつもポールは直前まで時間や場所が決まらず。さすが御大。しかも電話をすると、「ポールは少なくとも1時間話したいと思っている」とのマネージャー女史。ひぇーーー。緊張するよー。1時半に某ホテルにてポールとマネージャー女史と待ち合わせ。2時に予定していた他のアーティストを、こちらはずらしたりして・・・さすが御大。
で、まずはこの日あおう、といっていたトム・シャーロックが親切にも、「ポールとそこで待ち合わせなら、その前に僕もそっちへいこうか?」と親切にもそのホテルに12時くらいに来てくれる。
そこで最近のアルタンの話や業務連絡などを済ませると、なんと20分以上早く御大登場。でもポールはなんと待ち合わせの時間を30分勘違いしていたみたい。ポールと話しているとマネージャー女史も到着。来日前の取材の仕込やらなにやらを話す。
続いて時間をずらしてもらったキーラン・ゴスとミーティング。キーランは今レーベルとディストリビューション、PRの仕事を兼ねた仕事をしていて忙しい。でももちろんアーティストとしても活躍中で、明日からベルギーだ、と言ってました。
そしてホテルにトンボ帰りで、部屋から仕事のメールをする。電話をかける、などやっていたら、あっという間に夜に。オリンピアに出かけるとまず楽屋に乱入。メアリーは元気でした!
スティーブ・クーニーがお決まりのOH YOKOを歌って歓迎してくれました。楽屋にはハープのリーシャ・ケリーもいて、元気そう。バンドも元気です。ピアノのパット、ベースのジェイムス、ドラムのマーティン、ギターのビル。なんとビルは自分のアルバムを作っているらしい!それからスタッフもあいかわらずで、エンジニアのビリー、ツアマネのダミアン、ライトのリアム、ヘアメイクのメイヴ、マーチャンタイズのパット、みんな元気です。
前座はシェーン・ハワードの妹のマルシア(だったかな)・ハワード。よかったです。キーボードのパットと、途中からスティーブ・クーニーも参加して4、5曲きかせてくれました。スティーブは、ディジリドゥも演奏しました。
そして間髪いれずにメアリーの登場。今回は、なんか音もライトも完璧。特にライトがすばらしかったー!(リアム・マッカーシーお疲れ様)音はビリー・ロビンソンで、もうメアリーのライブはどこでみても音がいいのは、彼のおかげ。本当にすばらしい。
そして肝心のメアリー。これまた絶好調。本当にすばらしかったです。写真とったんだけど、見えるかなー。
メアリーのステージ 〜 遠い!!!
メアリーは黒い髪にハイライトをいれて、ますます若返っちゃったみたい。衣装も、赤のトップに黒のパンツ。上から長い黒の、あれは
なんていう服なんでしょうねー、カーディガンのようなジャケットのようなものを着て、すごく素敵でした。なんか、メアリー、ちょっとスリムになったかもしれません。
今回はオリンピア劇場で行われるコンサート(5日間連続)の初日。ダブリンの人口からすると東京ドームにも匹敵する大きさだから、やっぱりメアリーの人気はすごい。もちろん全日ソールドアウト。
あと登場したときのお客の盛り上がりとか、みんな一緒に歌っちゃったりとか、あきらかにメアリーはダブリンの人気者、という感じ。なんとダブリンでのコンサートは2年半ぶりくらいなんだそうです。MCもすごくリラックスしてて、いい感じで、メアリーは、ほんとに今でも、成功したダブリンの下町の女の子なんですね。というわけで、バンドもとにかくうまいし、メアリーはいつどこに見に行っても本当に楽しめる。最初から最後まで歌いっぱなしでした、私も。
セットリストは下記のとおり
1. Circus
2. Another Day
3. Schoolday's over
4. Wildest Dream
5. Moon and St Christopher
6. Summer Sent You
7. Columbus
8. Flesh and Blood
---------------------
9. Bright Blue Rose
10. Just a Journey
11. Bless the Road
12. Into the blue
13. I will be there
14. Song for Ireland
15. Big Trip to Portland
16. Ellis Island
17. Don't say OK
---------------------
Encore:
Moon River
Forever Young
Katie
I say a little prayer
選曲もすごくよくって、すごく楽しめました。前半はバンドのみ、後半のセットにはスティーブ・クーニーも参加。すばらしかったです。スティーブのギターは本当に神がかってました。
久々にライブで聴く、School day's overそしてはじめてライブできくInto the blue、 Wildest Dream、Just a journeyなど感動的だったし、何より、ノエル・ブラジルの死後、はじめてダブリン(彼の出身地でもある)で歌われたコロンブスは本当に涙がでました。
「彼のことを毎晩、すばらしいソングライターだって言ってきたのに、死んじゃって」とメアリーはMCをいれてましたが、たしかなくなったのがクリスマスのちょい前くらいだったから、半年たってないんですよね。ちょっとぐっときました。
でも彼が死んでも歌が残るなんて、なんかいいですよね。
そして、やはりメアリーの歌はいいなぁ、と思ったのは、「song for ireland]の時です。「夢の中で誰も戦う必要のなくなった大地を見た」とのところで、最近の国際情勢をみると、アイルランドじゃなくて、思わず中東を思い浮かべましたが、本当に歌がこんなに説得力をもって人々に語りかけるというのを、実感した瞬間でした。メアリーはやはりすばらしい。
そして「Don't say OK」も心にしみました。「もうテレビでやっていることには飽き飽きした。自分の中の最後の砦を守らなきゃ」「これでオッケーと言って心半分であきらめないで」シェーン・ハワードの歌詞はしみじみと沁みます。
いやー本当にすばらしい。
ライブが終わるとメアリーのお母さんがいらっしゃってましたけど、お元気そうでした。なんだかんだで、翌朝また早いので、ライブが終わると(といってもすでに12時をわってましたが)ホテルにもどり、バタンキューで寝てしまいました。
4/24 LUNASA in GALWAY
この日は、ゴールウェイで、ルナサのテレビ収録です。まず朝、Bank of Irelandへいって、この日支払うショーンの「ブルー・フィドル」の代金をおろしてこよう、と思いましたが、なんとアイルランドの銀行口座って、一度に300ユーロまでしかおろせないんですね! はじめて知りました。まぁ、クレジットカードつかって現金手配したから大丈夫だったんだけど! ってことは、4万くらいまでしか一度におろせないってっこと。何度もやると「一日の限度額をこえてます」とでちゃう。
で、朝、電車でゴールウェイへ。ヒューストンの駅から電車にのって約3時間くらいの旅です。途中ルナサのマネージャーのスチュワートに電話すると、なんとスチュワートは飛行機に乗り遅れて、今まだロンドンだ、という。大丈夫かなー。
で、ホテルは駅前の簡単なところにしようと、適当にガイドブックで予約した場所に泊まりましたが、大層御立派な部屋をとってしまいました。ウチのオフィスの2倍くらいあるんじゃないかな。本当はルナサのゴールウェイ組以外が泊まっているところにしたかったんだけど、予約が一杯だったのと、そのホテルが駅から遠かったんで、こっちのホテルになった次第。
ここで、アコーディオンのアラン・ケリーにあって、弟とつくったという、新作のCDRをもらいました。そしてミレラ・マレイにもあって、新譜の資料をもらいました。内容がよければ、ここで発売していくかもしれません。なんと、ミレラとパブにいたら、ジョン・マクシェリーが、あらわれました。ジョンとは10分くらい話しましたが、すごい元気そうだったです。今日ルナサが出るテレビの収録には、何アーティストもでていて、2、3日連続で収録されているらしいんですが、どうやらジョンは前日出演だったよう。他の出演者には、マレード・ネズビットや、ジョン・スピラーンもいたみたいです。
そして、5時半くらいになり、テレビの収録会場へ。最初もらったインフォメーションシートには、5時半入りで、ヘアメイクあり、だったので、(ヘアメイクを)すごい楽しみにしてたんですが、いってみたら、連中は着替えもせず、そのまま収録に望んでました(笑)。
だいたい定刻どおり5:30にきたのは、私だけで、3分おくれくらいで、まずショーンが到着。そして、その後、ケヴィンが到着。そしてケヴィンがMDを貸してくれて、そこでニューアルバムの音が聞けました! まだラフミックスだったけど、スゴイ!!!!です。これは楽しみ。
ドナやトレヴァーが到着しましたが、私はずーーーーっとケヴィンのMDを聞いてました。だってこれは門外不出のものなんで、その場で没収されちゃうからです。で、同じ曲が何ヴァージョンも入っているんだけど、合計8曲くらいあったと思います。アメリカで約9日間で録音されたものだそうです。そして、今後あと3、4曲、五月にダブリンで録音します。
今回のは、曲がとくにいいと思う。日本でやってた新曲は、ほとんどはいってました。思ったより早く発売になるかもしれません。このMDを2回まわしくらい聞いていたら、いよいよテレビの収録がはじまりました。
テレビの収録、本番では、オーディエンスをいれて、「Tirtles Jig」「Morning Nightcap」「Minor Bee」をやって、大喝采でした。ルナサの後にいは、ソーラスの連中が収録にひかえてました。ミック・マコリーがお父さんになってたのはびっくり。新しいヴォーカリストを迎えたソーラス、まだ観てないので、みたかったんだけど、ルナサの連中がソーラスの演奏をまたずに、ご飯にいこうといったので観れませんでした。シェイマス・イーガンは、ルナサの連中とすごい仲良しみたい。
そして、どうやらマイケル・マクゴールドリックもゴールウェイになぜかいたらしい!! 知ってれば連絡とれたのに! とまぁ、このようにアイリッシュのミュージシャンとは、どこに住んでいるかあまり関係なく、どこにでも出没するものなんです。
で、ルナサのマネージャーのスチュワートも収録前には到着し、一緒にホテルに戻って、食事をしました。すごいおいしかった! ダブリンもゴールウェイも最近、ほんとおいしいです。だいたい私は何を一緒にたべても残すのですが、私の残飯係りのケヴィンとドナは、私が全部食べちゃったのをみてがっかりしてました(笑)。
私が明日は5時の電車だーと言ったら、ケヴィンは「長い夜だな、ヨーコ」と冗談を言ってました。(つまりそのまま飲みつづけて寝ないでいけ、ということ)
その後マネージャーのスチュワートと、次回のアルバムやツアーのことなど、ミーティングし、だいたい夜12時ごろ自分のホテルに戻り寝てしまいました。
4/25 BOO HEWERDINE at CABOT HALL + FLOOK at SPITZ in LONDON
朝5時の電車でゴールウェイから戻りダブリンについて、そのまま駅から飛行場へ直行し、ヒースローに到着してパディントンにでて荷物をおいて、ミーティングを2本こなしました。このミーティングの内容は今回、一緒にシンガー/ソングライターのプロジェクトをやっている塚田千春氏と一緒だったので、氏の仕事の事もあるので、誰とあったかは内緒にしておきます。(後日談:これは、5月に来日したリッキー・ロスのマネージャーさんでした)
で、夜はそのままブーがコンサートをやっているカボットホールというなんだかアメリカみたいな建物がわらわらとたっているベイエリアにいきました。ボストンかなんかにきちゃったみたいで、すごくヘンでした。
そこでクリス・デイフォードのコンサートにブーがゲストで出る、という設定でした。ブーはすごくよかったです。8曲くらいしかやらなかったけど。本当はゲイリー・クラークも出るはずだったんだけど、腰をいためて、キャンセルになっちゃった。ゲイリーは後から、すごく丁寧なメールをくれました。そこで会おうと言っていたので、残念でした。
久々(といっても先月日本であったけど)に会うブーは元気で、「これ終わったらフルックに行くんだ」といったら、「(自分の出演の)終わりまで絶対いてね」と、なんか、可愛い(笑)。
ブーのセットリストは下記のとおり。
Bell Book and Candle
Footstep Falls(ジェリー・ダグラスが新譜で録音したらしい!)
Please don't ask me to dance
Honey be good
Patience of Angels
Murder in the dark
Joke
Soul
といった感じでした。終わったと、タクシーを飛ばして、今度はフルックのアルバム、ラウンチへ。
ギリギリでしたが、なんとかはじまる前に辿りつけました!! ドアのところで出演前のエドと、セーラにばったり。エドは「ミレラ(マレイ)が、お前にゴールウェイで会うって言ってたから、もしかしたら、と思ってたんだよー」とすごい情報網。セーラは本当にビックリしたみたい!(驚かし作戦成功!)
なにせ直前までアルバムの入荷の打ち合わせやら、何やらセーラとすごいメールのやりとりをしていたわけですが、私が行くことをひと言も言ってなかったから。
肝心の演奏ですが、こちらもすごいよかった。フルックって「ロンドンのアイリッシュ・バンド」っていう位置づけがいいかもしれない。ルナサをゴールウェイでみたとき、「あ、このバンドはゴールウェイのバンドなんだ」と思ったんですが、それと一緒。
そして、ジョンちゃん、あいかわらず、すごかったです。ジョンちゃんはなんとステージでマンドリンをひきはじめました。1曲だけでしたが。
今までみたどのフルックのコンサートより、すばらしかったです。ほんと、パワフルでした。ブライアンは終わったあと「あー緊張した。実は人前での演奏は日本以来だったんだよー」なんて言ってましたが。
この後インド料理へいこう、とか、翌朝朝ご飯に来ないか、というお誘いもいただきましたが、帰国したとき、あまりに疲れているとリカバリーが大変なので(なにせこれからアンビョルグもブーも来るし)、丁重にお断りして、タクシーでホテルに戻りました。
4/26
英国航空の後の方の便だったので、朝もゆっくり11時まで寝て、ゆっくりしちゃいました。帰りは、また正体なくして機内で寝ちゃいましたが、ハリー・ポッターの映画をやっていたので、1回くらい観ちゃいました。で、帰国して気合い十分!といったところです。仕事たまってるよーん。