THE MUSIC PLANT REPORT -  BELFAST / DUBLIN / DUNDALK 2002


06 November 2002

やってきました、ベルファースト。お目当てはポール・ブレイディのコンサート。実はアルタン祭りでのポールのコンサートが終わった瞬間、このコンサートには来ることにきめていたんです。場所は、ベルファーストのウォーターフロント。2000人ほどの会場で2日間というコンサートで、ベルファーストのアートフェスティバルの一環として行われました。

英国航空をのりつぎベルファーストの空港へ到着。ベルファーストはしばらくぶり。2年ぶりぐらいじゃないかな。空港からタクシーで乗り付けてホールの隣のヒルトンホテルへ。しかしアイルランド、北といえども、どうしてタクシーの運ちゃんってこう親切なんだろ。明日は電車でダブリンへ行くんだ、と話すと、駅にはこういくんだよ、とかものすごく親切に教えてくれる。やっぱり、いいなぁ〜。車の窓からは満天の星空が見えてたし。

ヒルトンに到着。ここでプランクトンの川島社長と合流。二人で会場へ向かいます。ひさしぶりに会うので、あーだ、こーだとロビーでベチャクチャ話していたら前座を聞き逃しちゃいました。どうやら女性のシンガーソングライターのだった模様。

休憩をはさんでポールの登場。あぁ、ポールって、どうして、こうかっこいいんだろ、と、うっとり。まずは自分一人で「Blue World」。あぁ、ポールってなんて素晴らしい声をしてるんだろ・・と、ますますうっとり。1曲歌い終わったポールはバンドを呼び込み「Sea of Love」。バンドのメンバーは、 キーボードがスティーヴ・フレッチャー、ベースはお馴染みのイアン・メイドマン、バックヴォーカルがレスリー・ドウデル、そしてドラムがリアム・ジェノッキー。「You are the one」ではブラスセクション(サックス/トランペット/トロンボーンの3人)も入って、ものすごく豪華。まぁ、でもポールの場合、一人でアコースティックでやるのが一番個人的には好きなんだけど。

BLUE WORLD
SEA OF LOVE
BELIEVE IN MAGIC
NOBODY KNOWS
YOU'RE THE ONE (with ブラス)
DON'T STOP KNOCKIN'(with ブラス)
TRAVELLING LIGHT (with ブラス)
FOLLOW ON
ISLAND
LAKES OF PORTCHARTRAIN
LONG GOODBYE
CRAZY DREAMS (with ブラス)
OH WAHT A WORLD (with ブラス)
HAWANA WAY(新曲/もうすぐシングルで出るそうです)(with ブラス)

アンコール
DREAMS WILL COME
HOMES OF DONEGAL
WORLD IS WHAT YOU MAKE IT

ステージでのポール・・6列目だったんだけど・・遠い!

さすがにLakes〜などをやると会場から「おぉ〜」とドヨメキが。「Nobody Knows」は、ポールはバンドのイアンさんが15年間飼っていてこの日の朝亡くなったというネコちゃんに捧げてました。あと最後の方になるとやはりリクエストが飛び交い、「Homes of Donegal」では、ポールは「分かってるよ」といいながらホイッスルを取り出し歌ってました。そうそう「Island」はスティーヴのピアノで歌いましたが、東京みたいにポールのピアノで聞いた方がいいなぁ。

アンコールの1曲め「Dreams will come」では、ポールがキーボードを弾いて歌ってました。ポール、キーボードも、ものすごく味があって、いいんだよなぁ!!! 

というわけでコンサートが終わると、ツアーマネージャーのジョンさんが案内してくれて楽屋にいきましたが、ポールは、すぐにケータリングのエリアに出てきて、すごく御機嫌でした。なんかポールとは、久々に話すのでドキドキでしたが、私たちがベルファーストまで来たのを喜んでくれて、お土産の日本茶やラティーナの記事がのったものを渡したりしたら「ほんとに日本は楽しかった」と、また言ってくれました。

それから「バンドのみんなに紹介する」といって、バンドの人たちを紹介してくれました。ポールは私が首からデジタルカメラをぶらさげているのを目ざとく発見して(なんでこんなにポールってこういろんな事に気がつくんだろ)みんなと写真をとってあげるといって私と川島さんとバンドの連中の写真をとってくれました(笑)。そう、今回の旅の前に、やっとデジカメをゲット! これからもっとマメに写真をとってここに載せるようにしたいと思います。(今までは使いすてのカメラで撮影したものをスキャナでよみこんでいた・・ある意味すごい?!)

バンドの人たちもすごく楽しい人たちでした。ポールも「ナイス・ピープルだろ」と言ってました。イアン・メイドマンさんに「ネコ残念だったわね」と言うと、イアンさんはポールの歌を聞いて泣きそうになっちゃったんだそうです。ポールはイアンさんに「言おうかどうか迷ったんだけど、言わないほうがよかったかなぁ」とか言ってました。あぁ、ポールってほんと優しい!「いやものすごくナイスだった!」とイアンさんは言ってました。なんかホノボノする感じでした。

ホテルのバーで飲もうということになり、ホテルのバーでしばらく飲みながら、ポールは今度出すというシングルの音を聞かせてくれました。ブラスがフィーチャーされててものすごくかっこよい曲でした。それから今、シリーズでテレビで放送になっている「ポール・ブレイディ・ソング・ブック」のビデオを見よう!ということになり、ジョンがホテルのコーポレートルームを借りると皆でそこになだれこみ、そこでビデオを見始めました。

これはRTEで制作されたもので、30分の番組を6週間にわたって毎週水曜日(だったかな)に放送する、というものだそうです。特にトラディショナルなポールをフィーチャーした回では、なんと動くポール在籍時のプランクシティの映像、そしてパブみたいなところでまるまる歌うポールの映像(自分が28の頃だと言ってました)まで出てきてすごかったです。その回の最後はアルタンのキーラン・トゥーリッシュも出てきてました。

基本的には今このベルファーストに来ているバンドのメンバー(ブラスセクションのサックスだけはリッチー・バックレーでしたが)との演奏を中心に展開されていました。たくさんいろんな曲やってましたが、よかったのはポールが一人でピアノの弾き語りで歌う「Dancer in the fire」でした。バンドのメンバーも「明日アンコールでやるのがいいんじゃない?」と言ってました。いやーん、聞きたいっ!!

30分x6本ということで、5本まで見ると、皆さすがにくたびれたらしく、解散となり、それぞれの部屋に戻っていきました。私はこの日、日本から来たばかりだというのに、なんか元気で、最後の1本(メアリー・ブラックも出演している)が見たかっったけど、まぁ仕方ないかなぁ(笑)

ところで、なんとこの日ポールは私の隣の部屋にチェックインしてました。荷物を運ぶのを手伝いがてら、川島社長と、一緒に部屋をのぞく機会があったんですけど、ポールの部屋はコーナーで、窓が床から天井まであって、いわゆるロック・スターの部屋で(笑)川が見渡せるすごく素敵な部屋でしたけど! おかげで、先生が隣に入ると思うと、どうも落ち着かない(笑)。お風呂やトイレを使うのも、うるさくないかしら、なんて思ったりして(笑)。朝、ネボケて新聞をピックアップする時にあっちゃわないかしら・・とか(笑)なんでこんな広大なホテルなのに、隣の部屋になっちゃうのかしら、みたいな(笑)。

というわけでベルファーストの夜はふけていくのでありました。
 
 

07 November 2002

というわけで、翌朝、なんだか妙にすっきりと8時ごろに目がさめたので、町へくり出してインターネットカフェに1時間くらいこもり、その後、11時にホテルで元ルナサやフルックのマネージャーのベッキー・モリスと待ち合わせしました。

ベッキーに会うのは、3年ぶりくらいじゃないかしら。すごく元気そうでした。ベッキーはルナサが翌々日にベルファーストにくるから最前列でみるんだ、と張り切ってました。あといろいろ新しい情報をゲットしたりして楽しい時間でした。やっぱりベッキーはいいなぁ! 特に音楽の趣味が彼女とはぴったりあうんです。特に最近評判のいい、あのバンドは、たしかにいいけど、ここが気に入らない、とか、あのアルバムはいいけど、あのトラックがダメだ、みたいな話も、あう、あう。なのであっという間の1時間でした。

電車にのってダブリン、コノリーステーションへ。そこからいつもの定宿ホテルへ。小さいホテルじゃないんだけど、レセプションにいたお姉さんが知った顔だったので、「me again」と言ってみたら、無事チェックイン完了。いやー、ほんとダブリンは、最近、来るのが楽しくてしょうがない。つい3年くらい前は来るたびに「あぁ、もう2、3ケ月はいいや」と思ってたんだけど、ダブリンだったら毎月来てもいい、って感じ。

そしてそこからこの日会うデイヴ・マネリィの携帯に電話。デイヴはちょうどダブリンに到着したところで、ホテルまで来てくれました。

当初、ポール・ブレイディを2日間みる予定だったんだけど、デイヴのライブがあるというので、あわててこの日の予定を変更したのでした。そしたら今度は、例のグラーダがその1kmも離れてないところでライブをやっている、とのことが前日に発覚。

というわけで、まずはデイヴと一緒にライブの会場のあるモンクスタウンまで移動。会場を確認して、一緒にご飯を食べて、いろんな話をしました。やっぱりデイヴはかわいいなぁ!

とてもかわいいデイヴ・マネリィ

そしてご飯を食べると、グラーダがコンサートをやるPutry Kitchenへ。シーフードが充実したレストランとパブが1階にあって、パブをのぞくとヴォーカルのアン・マリーがボーイフレンドとご飯を食べているところ。みんな2階にいるわよ、ということで2階の会場へいくと、いた、いた。ジェリー、ブレンダン、アンディ、アラン。みんな元気です。

そこにアルタンのマネージャー、トム・シャーロックと川島さんもあらわれ、3人でサウンドチェックを見学後、川島さんはダブリン市内へ、私はまたデイヴの会場へ戻りました。

グラーダのサウンドチェックの様子。


 

風邪をひいているというアラン

デイヴのコンサートは、CCEのイベントみたいで、デイヴの前に、たくさんの子どもたちが演奏しました。子どもといっても、ローティーンくらいでしたが。これはある意味、すごく楽しい経験だったんですが、そうは言っても素人演奏。そろそろ飽きて眠くなってきたところで、やっとデイヴ登場。あ、その前にすごくうまいフィドルの子がいました。時々雑誌にも載っているリアム・オコナーくん、19才。すごいうまかったです。

パイプの子も、フルートの子もすごくうまかった。

でも、やっぱりデイヴにはかないません。すべての演奏を吹き飛ばす、ものすごい演奏でした!
途中Gavinのお母さんでシェイマス・ベグリーのお姉さんも入って、1曲歌いました。よかったです。

圧巻のデイヴのステージ。

ギャーヴィンのお母さんも歌いました。

さてデイヴたちが終わると、すっとんでグラーダの会場まで移動しましたが、すでに遅し。ライブは終わった後。残念。

でも、皆さん、グラーダ、日本に来ることになったので、楽しみにしててくださいね。来年3月です。詳細は近日発表!

そこでベラベラしゃべって、しばらくなごんだ後、ダブリンの市内へ。グラーダの連中は丁寧にも私をホテルまで送ってくれました。なんとグラーダは翌朝5時おきでコペンハーゲンでのフェスティバルへ行くのだそうです。フェスティバルにはマイケル・マクゴールドリックも出演するそう。そっちにも行きたい! でもまぁ明日は明日でやることがあるので、そうもいかない。

デイヴ・マネリィとグラーダのジェリー・ポールのツーショット

ギャヴィン・ラルストンと、グラーダのサポートドラマー

この日は、そんなわけで、2時前には、バタンキューで寝ちゃいました。
 
 

08 November 2002

さて、翌朝。9時に目覚ましをかけておいたのに、なぜか目覚ましの時計が1時間早くなっていて、ホテルを出てから携帯の時計をみたら、なんと8:30。9:30だと思ってたのにーーー(笑)

10時にヒューストン駅待ち合わせだったはずなのに、早くですぎたので、ヒューストン駅まであるくことにしました。(歩くとなると、かなり遠い)

実は前日にグラーダのコンサート会場で会おうといっていたCalicoのデイアムド・モイニハンと会えなかったため、予定を変更してヒューストン駅でこの日待ち合わせすることにしたのでした。彼はコークに帰る途中、ということで、ヒューストン駅で待ち合わせにしたのです。デイアムド、すごいおもしろい人でした。今、Red Hat MusicというWebを立ち上げて世界中にアイルランドのCDを流通させたいと思っているようです。ちなみにアドレスはここ。よかったら、のぞいてみてください。
http://www.redhatmusic.com

ディアムドと1時間くらい話して、そしてホテルに戻り、今度は、メアリー・ブラックのオフィスへ。マネージャーのジョーが不在ということで、他のスタッフとベラベラ話しながら、A WOMAN'S HEARTの新しいCDをもらったり・・。ジョーとヌードル屋さんヤマモリで合流。

その後、ルナサのライブをみるために、メアリーのところのスタッフ、パットの運転で、写真撮影もするということでカメラマンのマークをつれて、まずはダブリン在住のトレヴァーの家へ。そしてベルファーストとダブリンの中間にあるコアーズの出身地、Dundalkへ。車はものすごくこんでいて、通常40分くらいで到着してしまう距離が2時間半もかかりました。でもそれでも良いほうだったみたいで、ルナサの連中はみんな3時間以上かかった、などと口々にいってました。

というわけで、元気な連中の写真。

 

ルナサとメアリー・ブラックのスタッフ、パット・アームストロングの珍しいショット

 

Morning Nightcap
Aoibhneas
A Stor Mo Croi
Spoil the dance
Inion Ni Scannlain
Welcome Home
Miller of Drohan
Dr Gilbert - Merry sisters of fate

Cregg's Pipes
Casu
Almost Reel
Dublin to Dingle
Rathlin Island
An Buachaill Aol Dubh (「Callan Bridge」よりキリアンのソロ)
Last Pint
Ash plant

Encore
A punch in the dark
Jig - Temple Hill

というわけで、この日のライブも、すごかった! ますますかっこよかったです。ほんとカッコよい。一番かっこよいのは、やっぱりルナサだよなぁ!!と確信しちゃいました。


あいかわらず仲良しのドナとフィアンセのポーリーちゃん


ショーン

終わった後、メンバーといろいろ話をしました。あ、そうそうこの日、なんとキリアンのお父さんで、有名な画家のブライアン・ヴァレリーさんがいらしてました!! お会いできて感激! この日は、アーマー州のパイパーズクラブの人たちが来てて、なんだかキリアンは大声援をうけてました。キリアンは、なんだかこのところ、妙jにかっこよくなってきました。なんかホレボレしちゃいます。他のメンバーは、あいかわらずでしたが。

それとこの日は、ダンダルク出身のフィドル奏者、ゾエ・コンウェイも会場にきてました。ケヴィンは私たちにもゾエを紹介してくれて、ステージでも来週あるというゾエのライブの告知をたくさんしていました。ほんと、ケヴィンはマメでえらい!

明日はベルファーストでライブという連中は、ダンダルクに泊まりです。一方の私たちは再びパットの運転で、ダブリンへ。今度はがらがらの道で、40分くらいで、ダブリンに到着すると、それでも2時とか3時だったと思う。で、そのまま寝てしました。
 

09 / 10 November 2002

朝、8時に目覚ましをかけていたのに、またもや早く起きてしまったので、7時起きて、7:30にご飯を食べて、11時の飛行機だというのに、9時前には空港へ到着。空港でFaterh TedのDVDを買い(機内で出して眺めていたら隣にすわったアイリッシュにうらやましがられた)ヒースロー、ターミナル4のシーフドバーで、舌鼓をうち、英国航空の機内で爆睡し、帰ってきて、今、これを書いている、というわけ。

いや〜今回は、楽しかった。年内は、もうどこにも行かないしようと思ってたけど、もしかしたら突発的にでかけるかも。



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