FLOOK バンド結成30周年を記念して
日本の演奏家の皆さんからバンドへサプライズ演奏をプレゼントしよう。
楽器はなんでもOK

 1.  まずは4月26日のチケットをゲット!(一般¥5,000/ティアラ友の会4,500円)

  ◎購入 豊洲文化センター 
      こちらのサイト、お電話(03-3536-5061)、
      江東区内の文化センター、ティアラこうとう、深川江戸資料館などで扱っております。
  ◎予約&当日精算 こちらにフォームがございます。
 

 2.  別途専用のフォームにご記入ください。

  楽器はアイルランドの音楽で使われるアコースティックな楽器、
    かつ大変申し訳ありませんが、旋律楽器のみとさせていただきます。
 (↑こちら以前と変更になりました。ご注意ください  2025.2.27変更)
 
  曲のキーはFメジャーになります。トラッドチューンで一般的なキーではないのでご注意下さい。
    ホイッスルなど管楽器の場合はF管(できればLow F管)をお持ちください。
    用意するのが難しければC管でも可能です。
  こちらのフォームへご記入の上、お申し込みください。
 

 3. このページの下に練習動画をアップします。

 

 4.  26日当日14時ごろワークショップを予定しております。(文化センター内)

 詳細はイベント1週間前までにお送りするご案内メールを参照ください。
 
updated 27 Feb 2025
 

*ネットで誰でも簡単にメンバーと話せる時代ですが、この件については内緒にしておいてください。
*当日はFLOOKの演奏のアンコールに豊田耕三さんが登場します。
豊田さんが合図を送りますので、そこで演奏スタート!?…の予定!? 
バンドは喜んでくれるのでしょうか… ???
詳しい作戦と段取りについては当日ご案内いたします。

豊田耕三先生 レッスン動画

 
(3月1日記)
というわけで、豊田耕三さんから教則用の動画が送られてきました!
この企画の経緯はブログにも書きました。要約版をこちらに転載いたします。
 

今回のフルックの来日は、バンド30周年ということもあって、何かスペシャルなものにしたいなぁと考えております。
で、いつもなんとなく思ってたことだけど、彼らのリスナーさんの中には、自分もプレイヤーだという人が多い。なぜか知らないけど。彼らに、そして、そういうリスナーの人たちにも、喜んでもらえる企画はないものか…というのを考えていて、思いついた。
上手くいくかわからないけど、こんなのはどうか。彼らがステージで演奏していたら、お客さんが、なんと一緒に演奏してくれちゃう、というスペシャルなモーメントを演出??
まぁ、FLOOKって難しい。いわゆるアイルランド音楽のセッションとか、そういうのがベースにあるようなバンドじゃないから。
まぁ、セッションもやれば楽しいんだけど、なんかそういう感じでもないじゃん、フルックは。もっとFLOOKってアレンジとか、アンサンブルの妙が売りのバンドであって、決して「さぁ、みなさんご一緒に」的な音楽のバンドじゃないのだ。
で、FLOOKがとある曲を演奏する。そうしたら、なんとお客さんも急に客席から一緒に演奏する、みたいな。メンバーはびっくり、みたいな。
そういうサプライズができないかなぁ、と思いつつ、それをまずは豊田耕三さんに相談してみたら、「なるほどそれは新しいですね」といいつつ、彼の頭の中の本音はどうだったのかは計り知れない(笑)また野崎がバカなことを言い出したと思っていたかもしれない(爆) 

 
というわけで、かなり早い段階から豊田さんには相談をしていたのですが、あまりに多くの難関に、今、私はクラクラとしております。
 

難関その1:豊田さんによれば、いわゆるFLOOKの曲って、ホイッスルの一般的なD管でできる曲がほとんど皆無。→  しかし主催者としては、やっぱり彼らの一番の有名曲「Trip to Herve's」(マイケル・マクゴールドリック作曲)をやりたい。
 
難関その2:お客さんが客席で演奏してもメンバーにはモニターの音しか聞こえてないから、メンバーには聞こえない。これをどう克服するか。現状、お客さんにもステージに上がってもらうしかないと思われるが、これは舞台の制作スタッフが相当いやがるであろう。→公演2週間前のコヤウチ(小屋打ち合わせ)でなんとか説得する予定
 
難関その3:「Trip to Herve's」は、現在30周年ツアーで、ドイツ、スイスと回ったFLOOKのセットリストには入っておらず。でもトヨタが来るなら、と以前この曲を豊田さんと共演した彼らは納得して自然にアンコールで演奏してくれるであろう。ここに無理があってはいけない。じゃないとサプライズがバレる。
 
難関その4:最初のBranholmが終わったところで、豊田さんに皆さんを呼び込んでもらう?? た、この「Branholm」が意外に短く、2ラウンドしかない。→   ほんとだ!  ただでさえステージの上ではバタつきがちなアマチュア音楽家の皆さんが大丈夫だろうか。

 
そして、教則は譜面ではなく「映像」と言って、さっそく私が示した締切よりもかなり前に動画をあげてきてくれた豊田先生(ここからは先生とお呼びだしたい… ありがとう、豊田さん)、やってみて改めて「この曲は相当難しい、野崎さん、もう1ヶ月前とは言えず、速攻でこの映像をあげてください」とのメッセージが。
 
そしてこのレッスン動画を見て野崎も思いました。豊田先生、FLOOKと他の皆さんを「しっかり共演させよう」としてらっしゃる。すごい。
 
私は「賑やかし程度で」と甘く考えていた部分もあるのですが、いや、ダメです。それでは。それでは皆さんのOnce in a life timeの経験は作れない。ちゃんと音楽を作りましょう!! というわけで、豊田先生の言うとおり、参加したい方は、もう今からすぐにでも練習を始めてください。そしてこの曲を身体に叩き込んでください!
 
 
 

<動画解説>

0:00〜 

豊田さんからのメッセージ。ここでは限定公開と言っておりますが、豊田さんのご了承を得て、この動画は事前一般公開することにしました。
 
豊田さん、この企画の難しさをまず語る。当日の皆さんの立ち位置などのお話をされてますが、この辺は、私(のざき)が、舞台のスタッフと打ち合わせのあと、当日詳しくご案内しますね。
 

6:50〜

F管の説明。LOW管がいいよ、という話。そしてC管の説明も。良い楽器を手に入れましょう、とのこと。音程が合うのはとても重要です! 豊田さんに楽器のご相談も可能。豊田さんのショップはこちら。
 

10:20〜

楽譜はありません。さすが伝統音楽家。すごく重要ポイント。難しい曲だからこそ耳と身体で覚えましょう、と。
 

11:30〜

F管の模範演奏からの、F管レッスン。豊田先生のレッスン、真骨頂。豊田メソッド発令!?
まずはここから。メロディを歌うこと。ここが出来ないとダメなんです。
歌えない方は、無理です。ここがまずは最初のハードル! 
またここで豊田先生が説明しているFLOOKの録音は、下にSpotifyのリンクを貼っておきます。
 

1:07:30〜

C管の模範演奏からの、C管レッスン。音をちょこっとごまかす(というと言葉が悪いですが)のが簡単に吹けるになるコツのようです。
 

1:20:00〜

そして豊田さんの厳しくも暖かい助言。本当にマジで練習しないとダメだ、これは! 頭の中のイメージをしっかりと。とにかく歌いつづけろ、と。めちゃくちゃ早く回していくのだ、と。
 

1:28:00〜

とにかく何回も繰り返し練習しろ、ということ。曲を覚えたからOKではだめ。「覚えてから、そこから始まる」。「本番までに覚えよう」では全然ダメ。とにかく体の中にメロディを入れる。
 
そのくらい入れてやっと本当に演奏できる。FLOOKと演奏できるなんて、ほんと非常事態ですよ、みなさん、と。僕でもドキドキするくらいです、と豊田さん。そういう非常事態でも勝手に音楽が出てくる、という状態にするには、いかに早くメロディを覚え、復習を本番までに何度できるかにかかっています、と。
 
とにかくこの動画を見たら、もう「今日覚えてください」。1週間かけようとかではなく。とにかく覚えて何度でも演奏する。それを2ヶ月、毎日毎日復習してください。朝起きて寝ぼけた状態でも吹けるようにしてください。そこから見えてくる世界、全然変わってきます。
 

1:30:00〜

そしてここで、マイク・ゴールディの天才伝説。びっくりです…。実は私はこの話がこのビデオの中で一番感動した。でもヴェーセンのローゲルも似たようなこと言ってた。伝統音楽の演奏家の皆さん、その領域までいかないとやっぱり違うと思う。この領域まで行きましょう!
ただ一緒に演奏した、と言うことではダメです。せっかくだから、これを一生の思い出にしましょう。きっとあなたのこれからの演奏活動の励みなってくれるはず!
 
(解説:野崎洋子)
 

参考音源


これは超模範演奏。ホイッスルはマイケルだから当然として、このギターのジムの天才ぶりよ! これよ、これこれ。でも今回の「共演」ではエドとJJの鉄壁のチームにコードとリズムは任せたいのです。なので豊田さんと話し合って、楽器はなんでもOKただし「旋律演奏のみ」に変更しました。


こちらはだいぶ牧歌的な感じの共演。このバンドもFLOOKのファンなんでしょうか。明らかにレベルが違う演奏家が入るとアンサンブルはゆるくなりますが、みんな頑張っています。最後に付け加えられたリハシーンがいいですね。みんな楽しそうで。こうして聴くとフィドルがいい感じだしてる。フィドル奏者の方もぜひ参加を!