スティーブ・ライヒの弦楽四重奏団や、
マイルス・デイヴィスの《スケッチ・オブ・スペイン》を補完する
ケルトからの返答 (THE NEW YORK TIMES)
あまりに官能的で危険なアイリッシュ・ミュージック。
伝統音楽を次の次元へと引き上げた驚異のデュオ。
ケルト・ミュージック界のトップ・デュオ。
彼らの演奏は最初からスピードをあげて観客を無理に煽り立てるということは一切ない。
美しいボウイングによって奏でられる流麗なフィドルと、点描のように描かれるギターによって静かに静かにスタートし、
またたく間に観客を興奮と感動の渦の中に巻き込んでしまう…
それは「聴く」というよりは「体験している」とい説明した方が良い、まったく新しい伝統音楽の形なのだ。
最近では映画やドキュメンタリーの音楽を手掛けたりビル・フリーゼルとの共演など、
二人の活動は国際的にも高く評価され、世界中の幅広い音楽ファンの評判を呼んでいる。
「アイリッシュ・ミュージックの演奏方法は、演奏者の数と同じくらい無数に存在します。
解釈の柔軟性は、この音楽がもつ強みのひとつですし、誰もが自分だけの刻印を与えることができます。
今回ぼくらは、あまりに過剰な技術的または楽理的アプローチを、避けるよう心がけました。
代わりに示しているのは、音楽が秘めている無形世界――心と魂、感覚と直感によって支配される場所――に住む人間の姿です。
アイリッシュ・ミュージックの演奏に際して必要とされる謙虚さは、
この無形世界に入ろうとする不断の努力から、深い意味とともに醸し出されます。
そしてメロディも、この世界において、その曲が喚起する情感への本能的な反応から形づくられていきます。
このような情感こそが、ぼくらのくだす音楽的決断にとってゴールとなり、リトマス試験紙となります。
各曲のテンポ、フレージング、装飾音、コーディング、そして編曲は、各曲の核となる情感を表出する目的で決定されました。
結果的にどの曲も、単純で簡単なように聴こえるかもしれませんが、
心の奥底からなにかが語りかけていることを、望んでやみません」
マーティン・ヘイズ(『ウェルカム・ヒア・アゲイン』ライナーノーツより)
セントパトリックスデイにオバマ大統領のためにホワイトハウスで演奏しました。
I just want to let all the friends and fans that Dennis and I have in Japan know that we are thinking about them. We love coming to Japan, we love the history, the culture and the people. In our visits to Japan we have been touched by the great hospitality, warmth, gentlness and dignity of the people we have met. We along with just about everyone we know are following everything very closely on TV. I think the whole world is with Japan rigt now. The scenes that we saw were horrifying and heartbreaking. My heart is with everyone there. No one is free from this tragedy, everyone feels it. We also know that Japan has been through huge tragedies before and has come through with great strength. We know that this will be the case again. We look forward very much to seeing and meeting our friends on our next visit to Japan. Our prayers and thoughts are with everyone at this time.
2011.03.13
Martin Hayes
「デニスと僕の日本の友達みんなに、みんなのことを思っているよ、と伝えたい。いつも来日するのは楽しいし、歴史とか文化とか人々のことを本当に愛している。日本に行くたびに、僕らが会う人々の誇りと、優しさと温かさんと歓迎に心を動かされるんだ。テレビに貼り付いて皆さんのことをすごく心配している。
世界中の人々が日本のことを心配していると思うよ。僕らが(テレビで)見たこたことは恐怖であり、心がくだけそうだ。そこにいる皆さんとともに僕の心はある。誰もこの悲劇から逃れることは不可能だ、みんながこの悲しみを感じている。日本は以前にも悲劇を強さで乗り切ってきた経験があると思う。今回もまたこんな事になったけど。僕らはまた日本に行き、友達たちに会えるのを楽しみにしている。僕らの祈りと想いは皆さんとともにある」
2011.03.13
マーティン・ヘイズ
2011年秋、再来日公演決定!


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